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【5000pv達成!!感謝!!】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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28話


思いついたはいいが、この場所をお借りする事になるんだけど女将さん許してくれるかな。

事情を説明し終えた女将さんは私の分と自分の分の飲み物を用意しに行ってくれてる。この間にいろいろと予定を組み替えようっと。

このまま明日の出発は無理だから2日後か

3日後に出発するとして、ここにいる間だけでも^_^出来ることをしよう。その時またドーンと音がなって今度は、声が聞こえてくる。

「おい!!奴らはあっちに行ったぞ!!追え〜!!」

「わかった!!みんな行くぞ〜!!」

「今までの恨みを晴らしてやる!!」

聞こえてきたのはたぶんエルフ族の声だろう。そう感じた時、声が聞こえた方とは別の所から男の人の声が聞こえる。

「くっそ。足をやられた。おれをおいて逃げろ。」

「お前を捨てて逃げられるか!!他の部隊は、すでに撤退済みだ。くそっ。見つからない場所に隠れさせてやるから絶対見つかるなよ。」

「あぁ〜。すまん。」

そうしてザ〜っと音が聞こえてくる。想像したくないが想像できてしまうのが怖くて頭を抱えていると

「ミール。どうしたんだい?まさか衝撃で頭がいたいのかい?」

心配そうな女将さんの声が聞こえてきたので目だけそっちを見ると、女将さんが飲み物を持ってきている所だったみたいで、木のお盆を手に持って急足で駆け寄ってくれた。

私は、今聞こえた声の事を女将さんに伝えると、

「もうそんな状況なんだね。エルフ達のウップンも相当溜まっていたようだね。」

「こんな状況になるまで、町の代表の人たちはなにを見ていたんでしょうか。」

「まぁミールの言うことはここに住んでいる私たちにも刺さるね。確かにこんなことになる前にいろいろとできただろうにね。」

女将さんがかなり落ち込んでそう私に言ってきた。町の人たちを悪く言うほど私は偉くないしどちらかと言うと貴族だったから責任はあるけど、ここで落ち込んでいられないからさっさと女将さんに許可をとって私が出来る事をしよう。

「あの〜女将さん提案なんですけど、この宿を一時的に避難所と怪我をした人達を匿う場所にしてみたいんですけど、いいですか?」

「ミール。それは別に構わないがこの場所が、攻撃されない理由がない……いや違うな、そうだなこの場所は攻撃されない。なるほど、だからミールが言っていることが出来る唯一の場所か。やってみようじゃないか。私もこのまま何もしないのは性に合わないからね。」

そういうと女将さんはさらに前のめりになって話を続けていく。

「時間がないのはわかっているが、決めておかないと混乱する所があるだろう。」

「そうですね。私は今すぐ思いついたのは、 人とエルフの問題。そして、避難所と、怪我人の両立の問題ですかね。」

「そこだけ決めてればなんとかなりそうだね。さっさと決めるよ。幸いごねる奴等もいないし、物事がすぐに決まりそうだ。」

「なら、まず大枠の避難所と、怪我人の運ぶ先は、どうしますか?」

「私は、1階と2階で分けようと思ってるよ。避難所は、2階で怪我人は、1階でいいんじゃないか。」

「それは同感です。」

本当にサクッと決めちゃってるんだけど、まあこれぐらいあっさりしてた方がやりやすいし、動きやすい。

「それでもう一つの方だけど、どうする。」

「うーん。そうですよね。」

ここは慎重に選ばないといけない。今戦いあっている勢力同士を同じところに入れようとしているのだから。

「しょうがない。最初のうちは揉め事、怒声は起こるだろう。前代未聞な事をしようとしてるんだ。それぐらい覚悟を決めないといけない。」

「わかりました。物凄い事を言われる覚悟を決めて取り掛かります。」

そう言って頷き合うと女将さんが手を差し出してきたのでその手を握ると、

「今日一日は、ミールあんたと私は相棒だ。よろしくな。」

えっ。そう言ってもらえるとなんか嬉しい!!

「女将さん、こちこそよろしくお願いします!!」

「そうと決まれば。避難所のスペースを作っていくか。」

と意気込んでいる時にガチャっと勢いよく扉が開いた音がした。思わず身構えると

「ミール、女将さん大丈夫か?」

「ラード。どうしてここに?」

「帰る時に忠告した事ちゃんと聞いてるかなって思って。ここの女将さんはエルフを軽蔑しなかったし、父さんたちの話を聞いてる感じここの宿だけには攻撃するなって全体的になってたから。ミールを騙すつもりはなかったんだけど最初にあんないしていたところだったを選ばれてたら、かなり困ってたからよかった。」

そう言ってラードは、ヘナヘナと床に座り込みこちらチラチラ見ながら

「しかもこのままここに止まってくれてたみたいで、本当によかったよ。」

と一安心しているみたいだ。

「しかしラード、よくここまで来れたね。外はどんな感じなんだい。」

と女将さんは現状を聞きたいみたいでラードに優しく状況を聞こうとすると

「それがさぁ!!」

私と女将は、この後のラードの話に驚愕してしまうことになった。

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