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【5000pv達成!!感謝!!】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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24話


「その昔この町の近くでエルフと人間が争っていたことがあった。最初は些細なケンカみたいなものだったみたいなんだけど、しだいに種族同士の戦争に発展して行ってしまい、たくさんのエルフと人がいなくなったんだ、結果は人間の勝利。その戦争が終わった後すぐはエルフだろうが人間だろうが助け合って生きて来たみたいなんだが、ある時に来た代官が戦争に負けたのにこのままじゃおかしいだろうって言ったのをきっかけにエルフは、軽蔑され始めたんだ。」

歩きながらも軽蔑されてる理由を話してくれたラードはとても悲しそうな顔をしている。

「それでなんで、いやどうやって出て来たの?」

話を聞いておいてなんだが、気になってしまいついたずねてしまった。

「なんでかはいろいろあるけど、そうだな……見返してやりたいってのが一番かな。もう一つの質問の答えは、さっき見てもらった魔法があるだろうそれでだまして抜け出しんだぜ。」

そっか、そういえば魔法で顔を変えてたんだったよ。

「なら見返してやればいいじゃん。今戻ってる理由は?」

「そんなの簡単だ。領都と隣の村での出来事について知ってそうな子が一人で歩いて来てるからいろいろ聞こうと思ってついて来てる。」

そうだよね。よくよく考えると子供が一人でこの道を歩いていて、この方向からだと絶対にあの村を通ってくるのは当たり前だよね。そして場合によっては領都から来てる可能性があるからね。ラードの予想は大当たりだ。なるほどねだから私にあんなにしつこかったんだ。ただ妙にリリーといい、ラードといい感が鋭いよね。

「そうなんだ。まぁ軽蔑されてる理由を教えてもらえたしね、通った時に聞いた話で良ければ教えてあげるよ。」

「本当か!!助かるよ!!」

「えっとね。私が着いた時にはなんか料理を配っていてすごい楽しそうな雰囲気で、みんな笑顔だったよ。」

「病気とか不穏な感じはなかったのか?」

「そんなの全然なかったよ。それで噂の少女は、確かにいたよ。」

リリーごめん。あなたを使わせてもらうわ。

「いたのか!!あ、でも今日は無理そうだからこのまま町に帰るか。」

まぁそうだよね。気がつけばもうお昼を過ぎていて……あ、ご飯朝食べたままだった。気がついた時にはもう(グゥ〜)お腹までなってしまった。

「なんだお前腹減ってたのか。」

「なんのこと?」

「いや今の腹の音お前だろ?ならほい。」

ラードはニコッと微笑むとリンゴに似た果物を投げて来た。おっとと慌てて両手で取るとその様子がおかしかったみたいで、

「ハハハ、なんだその取り方、そんなお手玉みたいなの久しぶりに見た。ハハハ。」

なんかムカついたので、

「リードの投げるタイミングと、位置が悪い!!でもありがとう。」

そう言いつつ、もらった食べ物をいただこう。

「おいおい。なんかわからないけど、そのままかじりついてるだけなのに妙に様になってるな。」

「お礼にラード君に教えてあげてるよ。仮にその食べる姿が様になってても女の子には、そう言うこと言っちゃダメだよ。」

「へ〜。そうなんだな。でもよ、かっこいいものは正直にいいたいぜ。」

「ならかっこいいっていえばいいじゃん。」

「でもよ、女にかっこいいっていい言葉なのか?」

「それは、本当にそう思うならいいと思うよ。だってバカにしてないじゃん。かっこいいは、誰であれ、どんな種族であれ、性別関係なく使っていいと思うよ。バカにしてたらわかるじゃん。」

「なるほど、男だけの褒め言葉の様に思っていた。だってよ、冒険者って男が多いだろう、それの周りがそいつらにかっこいいって言ってるからついそう言うもんだって、思ってしまっていたぜ。」

「ぁ〜なるほどね。なんとなくわかる様な気がする。」

この会話の最中にわたしはもらった食べ物を食べ終わってしまった。うーん!!おいしかった!!

「もう少しで着くぐらいかな。はぁ〜。早くベッドに倒れたい。」

「確かに宿屋はかなりたくさんあるけどよ、しっかり選ばないとめんどくさいことになるぞ……おいおまえ、さっき渡した食いもんは?」

「うん?食べ終わったに決まってるでしょう。もう無いんだし。」

そう言いつつ歩を進めていると急に後ろが静かになったと思いきやドタドタとまたいきなり騒がしくなった。

「なに?ラード。」

「いやいや、どんだけ食うの速いんだよ。俺でもそんなにはなく食べられないんだぜ。」

そんなこと知らんがな。

「さぁ〜ラードが食べるの遅いんじゃ無い?今まで、そんなこと言われたの初めてだよ。」

「おまえの周り早食いばっかだったのか……」

なんて失礼な。また、黙って歩いてやろうか。

と歩くのを早めると

「お、おい待てよ。もう少しで着くから準備が必要なんだ。」

「あ、魔法か。」

「そうなんだよな、あ〜早く魔法に頼らずにこの町を行き来して〜。」

とそんな話をしていると門が見えて来た。

「ついたみたいだね。」

「今この町兵がピリピリしてるから気をつけてな。もちろん俺も気をつけるけど。」

「わかった。」

ラードがそう教えてくれたので気合いを入れて通りますか!!

作者からのお願いです。

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