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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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21話


せっかく手を打っていたがつまみ食いはしなかったみたいで、村の設営を手伝いに向かった。

その間に私は、リリー達に作った味の豚汁を作っているとリリーとリリーのお母さんが戻ってきた。

「ミール。こっちの準備できたよ!!」

「わかった。リリーはお兄さんを呼んできてくれない?」

「わかった。呼んでくる。」

「リリーのお母さん、この鍋を持って行ってもらっていいですか。」

「もちろん。すぐに持っていくわ。」

と先にできていた豚汁(味噌味)の方を持って行ってもらう。

「かなり熱いので気をつけてください。」

「わかったわ。よいっしょ⁉︎重いし、熱い」

あっちゃ〜やっぱり無理だったか。お兄さんが来るまでまっとこうかな。

「でも村のためにミールちゃんが作ってくれたもの、運ぶだけの私が音を上げるわけにはいかないわ。」

と気合いと根性で持って行ってしまうリリーのお母さんを見てスゲ〜と思いつつ料理の温めに気を配っていると。

「ミール。お待たせ!!おじちゃんを連れてきたよ。」

「ミールちゃん来たよ。」

「リリー、ありがとう。お兄さんもお忙しいのにすいません。」

「全然大丈夫だけど、どうかしたかい?」

「さっきリリーのお母さんにも持って行ってもらったんですけど、この鍋を持って行くのを手伝って欲しいんです。」

「さっきお母さんが持ってきていたあの鍋ね。」と言ってリリーが無邪気に触ろうとしたので、「あ、リリー待って、それかなり熱いから。」

「へ?」

「そりゃ、気合いを入れて持っていかないといけないね。あの様子を見ると重さもかなりの物だろうから。」

そう言ってお兄さんは、自分のほっぺたをバンバンと叩いて集中力を高めていく。

「よっと。うわ〜かなり重いけど運ぶか!!」

と一番深い鍋を持って行った。

「うーん。ねぇ〜ミール私も何か手伝えない?」

リリーが飛び跳ねながらそう言うので何かないかな〜と考えていると思いついたことがあった。

「リリー、お兄さんとリリーのお母さんに、一度で全部運ぶのは危ないから、次の鍋で運ぶのをやめて、スープを一回配っていきたいです。って伝えて欲しいんだけど。」

「もちろん!!任せて!!……ってことは!!」

「うん。豚汁パーティをスタートしよう!!」

「わーい!!やった〜!!急いで伝えてくる!!」

と見るからに全速力でバタバタと部屋を飛び出して行いき、しばらくすると3人の大声がここまで聞こえてきた。だから近くにいた人達は、ビックリしているだろうな、そう思いつつ私は、料理中の鍋の火を消し、鍋がセットされている場所に向かって駆け足で走って行くと、村長を含めて4人しかいなかった。

「ミールちゃん申し訳ない。みんな半信半疑で全然出てこないんだよ。たくさん作ってもらったのに……」

いやいや後ろを見てください。あなた以外すごくニコニコしてて輪になってコソコソ相談していますよ〜。

「いや、全然大丈夫ですよ。」

だって作った本人ですらその効果があるってことを疑っているし、そもそもちょっと作りすぎたかな〜って思っているところでしたから。

後ろで輪になっている3人の声がどんどん大きくなっていき、声が聞こえてくる。

「さっきも言ったけど、このまま誰もこなければ私たちで分けようね。」

「リリーそんなこと言っちゃダメよ。」

「そんなこと言ってお母さんも笑ってるじゃん。おじさんもいいよね。」

「そうそう。だってねぇ〜ここまで美味しいものをたくさん食べれる機会はそうそうないから。頬が緩んでも仕方ないんじゃない。」

「もし誰も来なかったらしっかり3当分しますからね。」

「あ〜。何度も言ってるけど、こっちは1人でそっちは2人だろう。しっかり半分にしよう。」

となんか議論が始まってるんですけど。

「ちょっと待って欲しいんだが、私もその話に入りたい。」

いやいや村長さんあなたが入るといろいろとダメだから。なんかひっちゃかめっちゃかになりかけていると、

「ねぇ〜おねえちゃんこれそんなにおいしいの?」

私の服の袖を引っ張ってくる男の子が目に涙を溜めながら聞いてきたので私はしゃがんで

「うん。お姉ちゃん達、みんなで作ったからおいしいよ。」

「お金なくてもいいの?」

「もちろん。村長さんから言われてるから大丈夫だよ!!」

「えっ!!やった〜!!」

と男の子との会話が村の人達に聞こえていたみたいで、

「おい、あそこで配っているのリリーちゃんじゃないか。あそこのお母さん病気で倒れてたって言ってたけど治ったのか。」

「噂だけど、あの黒髪の少女が作ったトンジルっていうスープで治ったみたいだぞ。」

「えっ、そうなのか。無料みたいだし物は試しだ。」

と一気に村の人が押し寄せてきた。

ここからはお祭り騒ぎみたいになり、私を含めた5人は目がまわる忙しさに追われていたが、

私はものすごく楽しかった。リリーとリリーのお母さん、お兄さんも同様で顔に汗をかいていたが表情は満面の笑みを浮かべいた。その間にこの村で起きていた奇跡をこの時の私達は、まだ知らずにいた。ううん私は知らずにいたかった。


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