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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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18話

まず初めにお兄さんと一緒に野菜を洗って種類ごとに分ける作業に取り掛かる。その間にリリーとリリーのお母さんは、自分が担当する野菜を観察して

「この野菜赤くて細長いいね。どんな味がするのかな……」

リリーーー!!あなた食べてたよ!!

「リリー。いいあのお野菜あなたも食べていたわよ。」

「えーーーー!!そうなの!!あのスープがとても美味しかったのは、覚えてるんだけどな。一つ一つの具材の味は覚えてないや。」

あー夢中で食べていたもんね。それは仕方ないや。

「そうね。そう言われると確かに覚えてないわね。今回は、しっかり覚えておくわ。」

お二人とも、お兄さんがいるのわすれて、お話に夢中になっているな。

「ミールちゃん。この村の人に絶対美味しいって言わせてね。この作業のキツさを舐めていたわ。」

「お兄さん……味は任せてください。もし辛いなら少し休憩しますか?その間にリリーと、リリーのお母さんの二人に切り方を教えるので。」

「そうしてくれると助かる。」

そう言って額の汗を拭うと地面に大の字になって空を見上げていた。

「よし、二人とも準備はいい?」

「いいよ」

「私もいつでも大丈夫だよ。」

調理場の包丁と、板のところに集まると

「まずは皮を剥きます。」

「うっ……そんなことするの?」

「ミールちゃん。流石にレベルが高いわね。」

そっか。野菜の皮を剥くのでも、ピーラーがあれば余裕なんだけど。ここにはそんなもの無いしな。魔法については、私がよくわからないし……

「いつも料理で野菜使う時ってどうしてるの?」

ここは素直に聞こう。

「えっといつもはね……お母さんどうだっけ。」

「風のマホウを使って皮を剥くから、包丁はその後に使っていたわ。薄いものだったら風のマホウでどうにかなるからね。」

なるほど、マホウが日常的にあるって言うのはこう言うことか。魔力があれば便利だったんだけどな。まぁ〜無いものをねだってもしょうがないからマホウが使える2人にそこは任せてしまおう。その間に私も手作業で皮を剥いていこう。3人で剥いているといつの間にかお兄さんが休憩から戻って野菜を洗っていた。

「お兄さん。もういいの?」

「あぁ。3人が頑張っているのに一人だけ休んでいらねなしな。」

「はいはい、もう少しで野菜が無くなりそうだから慌ててるのね。」

とリリーのお母さんが言うと

「ちがう。慌ててなんかないやい。」

「おじさん、顔真っ赤だよ。」

「リリー。もっと言ってあげるといいわ。」

「やめろー」

とリリー達親子とコントみたいな会話を聞いてるとなんだか笑えてくる。

「ミールちゃんも見えてないと思わないように。」

ウソっ見えてたの?いやそんなはずない。

「横顔を見たらわかるよ。」

えっ……やられた!!このままではいけない。反撃してやる!!

「お兄さんってまさか……」

「リリー!!私の後ろに!!」

「違うよ!!誤解だ!!」

アワアワしながらお兄さんが否定してくる。

そんな様子を見ながら首を傾げるリリー。

「ねぇ!!なんの話?おじさんがどうかしたの?」

うわーリリーってやっぱり純粋なんだ。これはちょっとまずいか。

「お兄さんは大丈夫だよ。私の勘違いだったみたい。」

「そっか。ならいいんだけど。お母さんなんでニヤニヤしてるの?」

「別になんでもないわよ。リリー気にしないでね。」

お兄さんは、苦い顔をしながらボソッと呟いた。

「絶対やり返してやるぞ。」

「かかってらっしゃい。」

二人とも燃えてるな〜。まぁお互いじゃれあってるだけだろうから無視して作業を続けようとしたら。

「二人ともケンカはダメだよ!!」

リリー。あんたって子は本当にいい子なんだから。

「リリー。」

「ミール?」

「リリーのお母さんとお兄さんは、本気じゃないよ。ただの冗談だよ。」

「えっ……そうなの!!二人ともなんかいつもと違う感じがしたから……」

「ごめんなさいリリー。ついね、はしゃいじゃった。ほらあなたも。」

「ごめん。リリー。」

「冗談なら別にいいよ。」

うーんなんか変な空気になったので……はい、この空気の原因は私です。ごめんなさい。

しかしこの空気のままって訳にはいかないので、

「じゃあここで、次の工程に行きます。」

そう私が声をかけるとリリーの表情が一変した。あれ?もしかしてみんなリリーにはめられたか。

「ミール!!次はどうすんの?」

「そうそう。今剥いてもらった皮を一口で食べられるサイズに切って行きます。この大きさが重要なので、大きすぎなく小さすぎなく切ってください。」

「わかったわ。頑張ってこの量をやりましょう。」

「こっちの野菜を洗う作業はもう少しで終わりそうだから終わったらそっちを手伝うよ。」

「うん。私も頑張るぞ!!」

よかった。3人ともやる気が戻ったみたいで、と内心ほっとしていると。ふと瞬間にリリーと目が合い二人にわからないようにウインクをしていた。この天才小悪魔め。どこから計算していたんだよ。なんかリリーの手の平の上で踊らされた感じがしてなんかショック。

作者からのお願いです。

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