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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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17話

(コンコン)

ドアを叩く音が聞こえる。

「ミール。入るよ。」

「はーい。どうぞってリリーのお母さんまで。」

「ごめんね。急に来ちゃって。」

「全然いいですよ。」

危なかった。少し……いやかなり眠たかった、来てくれなかったら寝てたわ。

「ミールを呼びに来ただけなんだけど、お母さんがもしかしたら寝てるかもしれないから一緒に行くって言って、ついて来た。」

「リリー。おじゃだったかしら?」

リリーのお母さんがにこやかにリリーを見ているが、その目は笑ってなかった。それを見て首を横にブンブンと振りながら

「そうじゃないよ、お母さん。」

「そう、ならいいんだけどね。……ッ本当にリリーは揶揄いがいがあるわね。」

いやいやお母さんあなたそんなキャラじゃないかったですよね。リリーの方を見ると呆然としていて魂が抜けそうになってるんですけど!!

「リリー、大丈夫?」

「……お母さんがあんな冗談を言うのはじめて……」

なんとかまだ抜け切ってなかったみたいだが、その声はかなり小さくギリギリ聞こえるぐらいであったがそんなことお構いなしにリリーのお母さんは、

「だって元気になるのはしょうがないでしょ。

あの料理を出来立てでまた食べられるんだもの。しかも体が軽くて動きやすいのよ。」

えっと……それって、病み上がりの人のセリフじゃないような。ううん、リリーのお母さんの気のせいだろう、病み上がりとはいえ久しぶりに動かしたから体が軽いのも頷けるよね。

「元気ならいいんだけどね。いつもと違うお母さんをはじめて見たから……」

あれ。リリーさんまだ、抜け殻みたいな感じですか……

「リリーのお母さん、もしかして体調が良くて、居ても立っても居られない感じですか?」

「そうなのよ。だからね。早く料理の手伝いをさせてもらえないかなって。」

「料理の手伝いー!!私もやる!!」

うわー。リリー急に復活した挙句大声で叫ぶのやめて。ビックリしたし、耳がキーンってなってるから。

「そっか。なら早速お料理やろうかリリー。 リリーのお母さんもお手伝いよろしくお願いします。」

「うん。」

「こちらこそよろしくね。ミールちゃん。」

そう言って私達は調理場に向かって歩き始めた。




調理場に着くとお兄さんが待っていた。

「ようやく来たな。リリー、ミールちゃん」

「あら、私は待ってなかったのかしら。」

あ、お兄さんやらかしたな。

「当たり前だ。お前みたいなおば…」

「おば……?」

「すみませんでした。許してください。」

あぁ〜。勢い任せにするからこんな事になるんだよ。お兄さんは、リリーのお母さんにこれでもかと頭を下げていた。

「いい、リリー。親しい人でも失礼になりそうなら、一度考えてから言うんだよ。」

「ミール。あの状況を見たら頷くしかないよね。気をつけます。」

と調理場にはいってから一悶着あったりしたが徐々に落ち着いていき、ようやく料理ができる環境になっていったので、

(パンパン)

手を鳴らしてみんなの注目を集めた。

「では皆さんここからは、この村の人たちに届けるお料理を作ります。リリーとリリーのお母さんは一度食べた事がありますが、それとは ちょっとちがい、今回はお兄さんからもらった味噌というものを使って作ります。」

「はーい。」

「ミールちゃん。よろしくね。」

「あ、あのー、ぼくは帰っても……」

そっかお兄さんは、料理の手伝いじゃなくて、

荷物を運びに来たんだよね。

「はーい。おじさんこのまま一緒にお料理やろう!!」

リリーの言葉とその前にいるリリーのお母さんの圧に耐えきれなかったみたいで、

「はい。やらせていただきます。」

「うん。素直でよろしい。」

いやいや、リリーのお母さん貴方がいま言わせましたよね。



そんなこんなやりとりがあってようやく下準備に入っていく。

「ミールちゃん、この野菜は全部水であらればいいんだよね。」

「はーい!!お願いします。洗い終わったら種類ごとに分けてキレイな箱に入れてください。」

「はいよ。任せなさい。」

「お兄さん。すみません、大変でしたら代わります。」

「ミールちゃん、手伝うって決めたんだ。なんでも言ってくれよ。」

そう言って笑い、作業に戻って行ってくれた。

「リリーとリリーのお母さんは、お兄さんが洗って種類ごとに分けた野菜をこれぐらいに切ってください。」

と一口代に切った野菜を見せると、2人とも実感が湧いて来たのか

「よーし!!がんばるぞー!!」

「リリー、手を切らないようにね。この量を切るのは、初めてだからリリーを気にする余裕は、ないかもしれないから。」

「お母さんわかったよ。気をつけるね。」

「リリー、自分のペースで切って大丈夫だからね。もし休憩したかったらしても大丈夫だから。」

「ミール……私より体力ないくせに!!でもありがとう。」

そう言うとリリーはニコニコと笑っていた。

まぁ……そんなんだけどね。でも走るのと料理で使う体力は、違うとわたしは思うから。やっていけばわかるか。

「リリー。この量の料理は、初めてだからお母さんもわからないけど、多分かなり疲れると思うのよね。一緒に頑張りましょう!!」

「うん。それでミールは何をするの?」

「私はね。最初はみんながきつそうなところに助けに入って材料が揃ったら調理していこうと考えてるよ」

「ミールこそ大丈夫?」

「うん!!任せて!!」

こう見えて前世は、コックさんだったんだから!!


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