13話
外に出ると。昨日見れなかった景色が現れた。言い方は、悪いが自然に溢れてていかにも村って感じの景色が広がっているのを見て一人で感動していると。
「ミールどうした?」
「すごく感動的な景色だなと思ってた。」
「ふふふ。自慢の村だもん。だけどミールにそう言ってもらえて嬉しい。」
そう言ってリリーは、嬉しそうに微笑みながら私の先をスキップしながら歩いていく……いやスキップができないみたいで、すごく変な歩き方になってるだけど。10秒ぐらい我慢できた私を褒めて欲しいけどもうダメ。
「ハハハハ!!リリー、すごい歩き方になってるよ。フフフフ。」
「あー!!ミール、笑ったなー!!」
「ごめん、ごめ、ダメだ、クスクス……ハハハハ」
それを見ていたリリーもにこやかになったかと思いきや、いきなり手を引っ張り
「これはお仕置きだね。私の早さについてきてもらうからね。」
「笑ったのは謝るけど、リリーその勝負受けて立つ。」
「なら次案内する場所までこの手を離さないでね。」
「そんな簡単でいいの?」
「これぐらいじゃないと勝負にならないし」
カッチン!!なるほどなるほど、私にハンデをくださると言うんですね。リリーちゃんは……
絶対負けない。
「リリー。ギャフンって言わせてやるんだから!!」
「ミール。ギャフンってなに?でも言いたくないことはわかる。」
こいつ!!自分はぺこりんとか言うくせに!!
「それでその案内したいところまでは、どれぐらいかかるの?」
「うんとね。100数えるくらいかな。」
結構近いから勝つかも!!っとスタート前までは、そう言うバカな自分がいました。頭に血が昇っていたせいで気づかなかったが、まず、リリーは元気っ子で、対する私はつい先日まで貴族の娘。ってこの時点で勝てる可能性がだいぶ薄い。そして極め付けが体力だ。それはもう顕著に現れたスタートして10Mいかないところで負け確定。それに気づいてないリリーに置いて行かれて、とりあえずリリーが先に行った道を歩いていると、すごい勢いでしかもニヤニヤしながらリリーが戻ってきて
「ミール。急に手を離してどうしたの?」
「えーっと。」
言い淀んでいるとさらにニヤけた顔をして
「どうしたの?」
「もう一回!!」
このニヤけ顔を少しでも見返してやる。
「別にいいよ。ミールには、負けないし」
と言って手を取るとさっきみたいに
「いくよ!!」
と言われたので、集中しないとスタートで躓くから黙っていると握っている手に力が加わるのを感じたその瞬間にリリーは、走り出したが今度はうまくついていけた……気になってました。まぁー持った方だとは思うが50Mぐらい付いていけたと思ったらまだ加速していきもう全然歯が立ちません。
「まった!!わかった。私の負けだよ。」
「やったー!!ミールに勝った!!嬉しいな!!」
そうだよね。その笑顔がなによりの証拠だよ。
「それじゃ。改めて案内するね。」
「ハァハァ。リリーちょっと休憩しない?」
「ミール。体力なさすぎだよ。そんな感じだと王都に辿り着かないよ。……ってその方がいいのか!!」
あれ?そういう考えが出てくるのか!!
「リリーの言う通りだ!!体力をつけないと……
よし!!休憩終わり!!」
「あっ!!余計なこと言ってしまった!!」
フッフッフッ!!リリー勝負には負けたけど、その後のことは私の勝ちみたいだね。
「じゃーリリー案内よろしく。」
「任せて!!」
それからリリーに案内されて最初に到着したのは村の市場だ。出店が固まって出ており
食料屋さん、雑貨屋さんが出ていた。
「じゃーん!!ここがこの村で唯一買い物を楽しめる場所だよ!!って元気に言ってみたけど例の病気が流行ってから人が全然来てないんだよね……少し残念」
この様子からリリーはここに相当な思い出があるようで、寂しそうに笑った。
「リリー!!今日は、時間が許す限りここに居ようか?」
「えっ……いいの?」
寂しそうな顔がいきなり満開の笑顔をなり
「ミール。それなら最初から私のおすすめのお店を紹介するね!!」
と案内されたのはアクセサリーが多くあるお店。
「おばさん。こんにちは!!」
「おっ、リリーちゃん。こんにちは!!今日もお使いかい?」
「ちがうよ!!今日はこの子に村を案内してるの!!」
「そうなんだ。そうだ。今日特別にすごい物を見せてあげるよ。」
と言って店の奥に入っていった。
「これとこれ。」
「うわー!!みてみてミール。すごくキレイ。」
「本当だ。これ色が違うけどお揃いだね。」
店のおばさんが見せてくれたのは、髪留めだ。
私はこれが欲しいな!!そうだ2つ買ってプレゼントしよう。色は、水色とピンク私としてはピンクがほしいが、リリーもきっとそうだろうと思い、
「リリーはどっちがいい?」
「うーんとね。水色!!」
あら違った。でもなんで水色なのだろう?
「ピンクは、ミールが似合うと思うからね。」
「ありがとう。リリーも水色すごく似合っているよ。」
そういうと私は、財布を取り出して
「おいくらですか?」
「お代は、一つ銅貨5枚かな。だから2つ10枚だよ。」
「そんなにお安いんですね。」
そういうとおばさんは笑いながら一度奥に入っていった。
作者からのお願いです。
少しでも、
「面白い!」
「続きが気になる!」
と思っていただけましたら、
【☆☆☆☆☆】をタップして、
【★★★★★】にしてくださり、絵文字をつけてくださると嬉しいです!
皆様の応援が、作品を書く最高の原動力になります!
なにとぞ、ご協力お願いします!
この作品は無断転載禁止です。




