長命種と短命種の世界
パドマはスズの元居た世界の本のところへ案内する前に居住空間の案内をした。その図書館には外に繋がる扉が無く、その代わりに周りとは違う雰囲気の白いタイルで囲まれた部屋があった。まるでエレベーターのようで、パドマが壁のボタンを押すと扉が閉まり、少し揺れた後にポーンと音がして扉が開き、外に出ると別の建物の部屋から出て来た。
白を基調としたシンプルながら綺麗な壁の建物で、大きなガラス窓の外にはハーブガーデンが広がり、椅子が置いてあるのが見えた。
「ここが私たちの居住空間です~。スズさんが寝泊まりする客室に案内しますね~」
パタパタと廊下を走る音が聞こえ、その方向を見ると2人の背の低い女がこっちに向かって走って来ていた。
ふわふわとした薄茶色の髪を後ろで束ね、それぞれ青い瞳と緑の瞳をした丸顔の女性で、フリルのついたエプロン姿をしていた。
「人間だ!」
「人間だ!」
彼女たちは大好物を見つけたように嬉しそうな顔でスズの周りを取り囲んで回った。
「な、何なの?」
「彼女たちはフフヴァとハハヴァです。主に居住空間の維持管理をしています」
パドマが話している途中で2人は立ち止まってスンスンと鼻から勢いよく吸ってスズの匂いを嗅いだ。
「ちょっと、匂い嗅がないで。沢山動いて汗かいたから…」
スズは恥ずかしそうに頬を赤らめて手を振って2人を離そうとした。
「それは無理ですよ~。魚に泳ぐなと言っているようなものです~」
「ええー…」
「必要なことですから我慢してくださいね~」
フフヴァとハハヴァはスズの匂いを嗅ぎ終えると眠そうに2人並んで壁にもたれて座り、互いにもたれかかって眠りに就いた。その寝顔はとてもかわいらしいが、急に寝るので不安にもなった。
「えっと…これ大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ~、新しい匂いを嗅いで情報量が多かったから整理に時間が要るんです。終えたら目を覚ましますよ。さ、こっちです~」
パドマは気に留めずに廊下を歩いて行き、スズは2人をそのままにしていいのか迷ったが、パドマを見失わないようについて行った。
「あの子たちは何?」
「私と同じくシステムの一部です~。彼女たちは臭いや汚れに敏感で綺麗にしていないと病気になってしまいます。彼女たちが生きようとすることがこの空間を綺麗に保つことに繋がるんですよ。でもそれだと人が来たら汚れるから人を追い払うようになると思うでしょ~?」
「あ、いや、そこまで考えて無かった。でも言われてみればその通り…。向こうから近づいてきたのはどうして?」
「同時に人が好きなんです~。人とは人間以外も含みますよ。私たちやエンマ様もです~」
「ふうん…」
その後、寝泊まりする部屋や設備を案内され、持ち込む必要があるものをリストアップした。
「これでいいか…それじゃ荷物用意してくるから私の来た世界の本へ案内して」
「りょーかいです」
建物を出ようとするとフフヴァとハハヴァが目覚めて眠そうに欠伸していたのを横目に、再び白タイルの部屋から図書館に移動してスズの世界の本の場所まで歩いた。
「あの子たち、気の毒じゃない?」
「どうしてそう思うんです~?」
「だって生きている限り何度も不快感を感じて苦しむんでしょ?綺麗にしたら快感はあるだろうけど、また汚れるからそれは一時的なもの。キリがないじゃない。それに人好きだから余計に汚されても追い出そうとしないなんて気の毒な…」
「でも生きるってそういうことじゃないですか~?スズさんだって生きている限り空腹の不快感を何度も感じることになるでしょう?それを気の毒に感じますか~?」
「どうだろう…分からない」
生きている限り不足感と充足感を繰り返す。特別なことではなく普通のことで、それを考えると彼女たちだけが可哀想なわけではないようにも思える。
「猫好きは猫を飼うと部屋が汚されますが、それ以上に猫と過ごせて幸せそうですよ~。それは気の毒な人でしょうか~?」
「違うと思う。…もう分からなくなってきた」
スズは本の前に来て、栞の正しい使い方を聞き、それを使って自分の家に戻って来た。荷物を鞄に詰め、置き手紙を残し、再び図書館へと戻って来た。向こうにいる間なら家族や友達に電話することもできたが、それをすると立ち止まってしまいそうで、再び奮起して兄を探しに行ける気がしなかったのでやめておいた。
その夜、スズがソファで休んでいるとフフヴァとハハヴァがくっついてきたり膝に寝転んできたりした。人と一緒に過ごすその顔は幸せそうで、彼女たちの心が満たされているのが感じられた。
翌日、スズたちは図書館から次の世界へ旅立った。
ビルの屋上に現れ、尻餅をついて地面に落ちた。
「…もう少し低い場所に出られないの?」
「でも無理して地中に出たら困りますから~」
「それなら…仕方ないか。逆にこの高さのビルとビルの間に出たりしないよね?」
「それは大丈夫です~。床から離れすぎない場所に出ますから~」
「ならいいけど…」
強い風が肌を撫で、見上げた曇った夜空の雲は地上からの光を反射して黄みを帯びていた。
「こっちでは夜でしたか~。安全のために人通りの多いところを歩きましょう。街の明かりがあって夜も活動が盛んなようなので交流自体は出来そうです~」
「そうね。まずは降りましょう」
スズたちは建物内に繋がる扉を開けてビル内に入った。静まり帰った籠った空気の廊下を抜け、エレベーターに乗って地上へ向かった。
ここは48階でエレベーターの上部には現在の階を表すランプの表示があり、地上は大きなランプ、それ以外は6, 12, 18…と6刻みのランプの上に数字が書かれていた。この世界は6進数かその倍の12進数なのかもしれない。
エレベーターの外側はガラス張りで、時々壁で遮られるがガラス窓の時は外の景色が見えた。大通りの周りに巨大な建物が幾つも経っており、夜だが照明に照らされた看板や、文字やマークが動いているように順番に電灯が消えては点くネオンの看板、巨大なモニターには映像が流れて商品や社名をアピールしていた。道路は街灯に照らされて明るく、様々な花が至るところに植えられて彩っていた。途中で何度か止まり、人が乗り込んで来て、混雑したが最終的には地上に着いた。建物を出ると、ひんやりとすがすがしい空気を吸えた。多くの人々が歩いており、縦横無尽に様々な方向へ向かっていた。
「選択肢が多くて迷いますね~。どうします~?」
「そうね…!兄さん!」
スズは歩いている男の後ろ姿を見て近くに駆け寄って手を引き振り向かせた。
「?」
「あ、すみません…。人違いでした」
スズは相手の男の顔を見て人違いと気づき、手を離して顔を真っ赤にして下を向いた。
「すみません、知人に似ていたもので…」
「スズさーん、待ってくださいよ~」
パドマが後からやって来てスズと男の顔を見て首を傾げた。
「何だナンパか?光栄だな。いい店知っているんだ、2人とも飲みに行こうか」
「いいんですか~?やった~」
「ちょっ…」
いや、兄さんを探すにはこの世界のことを知らなきゃいけないし、恥ずかしいけどいい機会か…。一浪して7月生まれで20越えているしいいよね。この世界では何歳から飲酒可能か知らないけど。
スズはパドマに近づいて耳元で小声で話しかけた。
「ところでお金あるの?」
「この世界のお金をちゃんと用意してあるから大丈夫ですよ~」
「…じゃあ、行こうか」
「はーい。お兄さんご案内お願いしますね」
「ああ」
そうして若い男についていき、こじんまりとした飲食店に入った。バルのような店で、薄暗く丸いテーブルごとに照らされた店で、落ち着いた音楽が流れていた。店員に案内されたテーブルを囲んで座った。
「わ~素敵なお店です~。自己紹介がまだでしたね。私はパドマです。よろしくです~」
「私はスズ、よろしく…」
「俺はドウゲン、よろしく」
そうして3人は飲み始めた。
「へえー、旅人。それも遠いところから」
「はい。田舎者なので疎くて色々教えて貰えると助かります~」
「いいよ。その体に俺たちが長い歴史の中で培ってきたテクニックを披露しよう」
「やーん、ドウゲンさんのエッチ~」
「あはは、冗談冗談」
「本当に~?」
「本当だって、あはは。欲しかった?」
「そんな訳ないです~」
パドマはポコポコと軽く叩き、ドウゲンは上機嫌に笑っていた。そんな様子を横目にスズは冷めた目で見ながら黙って聞いていた。人と打ち解ける能力の高さは尊敬するが、とても真似できる気はしない。
「スズさーん、聞いたら教えてくれるそうですよ~」
「おう、何でも来い」
「それじゃ…何か注目のイベントはありますか?」
「注目のイベントねえ…」
政治やエンタメ、スポーツなど、何に注目しているかということから何か分かるかもしれない。気になっていることなら多くを聞き出せることだろう。
「ヒュアビス様が体を交換して12年経つ。だからそろそろ次の体に移って姿が変わる頃だ。それかな?」
「10年ではなく12年?」
「ん?変なこと言ったか?」
「あ、いや、10年の方がキリがいいのではと」
「そうか?12の方がキリがいいだろ?」
あ、そうか。この世界では6刻みがメインなんだ。図書館の力で翻訳されていて私には12が10+2と認識していても、相手は6×2とキリがいい数字と認識していることもありうる。
「私の故郷とは違ったもので」
「へー、そうなのか」
ドウゲンは変わっているなと思ったがそれ以上は気にしない様子で酒を飲んだ。
「ところでヒュアビス様って…?」
「ああ、それも知らないか。ヒュアビス様は長命種の一人だ。長命種も知らない…みたいだな?」
分かって無さそうなスズとパドマを見てドウゲンはそう感じた。
「長命種というのは俺たち人間と共存している種族だ。人間の体に人格と記憶を移して体を乗り換えていく。乗り換える体は未婚の成人に限られる。ああ、成人というのは18歳になる年度の最終月で、乗り換えには健康診断データが出てからだ」
「…ん?」
「ここでは学校が~6歳、7~12歳、13~18歳で別れている。そんで6歳を超えた次の年度、12歳を超えた次の年度、18歳を超えた次の年度で本格的な健康診断を行う」
「あの…体を乗り換えるというのは、生きている人の体に?」
「…まあそういうことだ。元となった人は実質的に死ぬ」
「なぜ命を奪われなきゃいけないのです?」
「長命種が生きるためだ。あの方たちも生きているんだから仕方ない。長命種の数は少なく、選ばれるのは雷に打たれるような稀なことだ」
「な…」
スズはいても経っても居られず立ち上がって詰めよろうとしたがパドマに腕を引かれて未然に止められた。
「まあまあ、スズさん落ち着いて~。ほら、これ美味しいですよ~」
パドマはフォークに刺した練り物をスズに差し出し、スズは最初は無視しようとしたがパドマが腕を下ろさないので仕方なくそれを口にした。噛み応えがある素材が練り込んであり、すぐには噛み切れずに暫し無言で噛み続けることとなった。
「長命種と人間はどういう関係ですか~?様付けということは上下の関係ですか~?」
「上下関係もあるが、統治者というわけではなく…オーナーが近いかな?人間社会という名の会社の社長も社員も人間がやっていて、筆頭株主の長命種は普段は経営陣に任せているけど、経営陣に難があったら口を出して来るという感じ。社員の方から助けてくださいとオーナーに直談判に行くこともある。長命ゆえの圧倒的な知識と経験を持っていて到底敵わない」
スズは食べ終えて飲み込み、酒で流してスッキリして、感情も落ち着いて話した。
「彼らはどうして直接支配しないのです?」
「面倒だからじゃないかな?」
「そうですね~。きっと当人たちからすれば羊の群れの面倒を見るのは羊のリーダーにやらせておけばいい。自分たちは羊の毛と肉を得ればいい。そんなところじゃないでしょうか~?」
「それだ!種族が違うしな!」
「……」
羊が人間に戦いを挑んでも勝てず、人間の庇護下で生きるようなものか。挑んだものがいても死んでいって残っていないのかもしれない。しかし、この世界の長命種と呼ばれる種族は人間の体に意識を移しているということは身体的な強さは人間と同じくらいに思える。数も少ないという。それでも逆らわないのは体の強さ自体は同じでも扱う知識や技術の差かもしれない。でも…。
「それでも私は納得できない。命を守るために抗うべきじゃないですか?」
「そう考えることは自由だし、俺も10代の頃はそんなことを考えたこともあったかな。でも大人になったら現実を理解した。あの方たちが抑えている他のリスクが噴出する。前よりもっと危険が増しかねない。今の生活を壊してまで得るべきものには俺には思えないんだ」
「そう…ですか…」
部外者の私は好きに言える。しかし生活が懸かっている彼らは別だ。できれば変化はしたくないだろう。
「姉ちゃん、長命種の宿る体に選ばれることは光栄なことだ」
カウンターで飲んでいたおじさんがやってきて話しかけた。泥酔というほどではないが素面というほどでもない、顔が少し赤らんで気の緩んでいるほろ酔いのおじさんだった。
「あの、どちら様でしょう…?」
「俺はジンナン。ヒュアビス様の今の体であるハチの父親だ」
「それはお気の毒に…」
「いや、俺もハチも幸せ者だ」
ジンナンは打ち消すように堂々と否定した。
「ハチはいい奴だった。いい奴は早く死んでこの世という地獄から先に抜けられる。あいつは幸せものだ。そしてそんな自慢の息子を持てた俺も幸せものだ。いいか、長命種の宿る体に選ばれることは光栄なことなんだ」
ジンナンは自他に言い聞かせるように言った後、席に戻って荷物を持って会計を済ませて店を出て行った。
「あの人を不愉快にさせてしまったでしょうか~?悪いことをしました」
「気に病むことない。どこでも耳にする話なんだ。我慢することはない」
「そうですか~…」
パドマは安心したような声色を出して酒を飲み、スズをちらりと見て様子を伺った。
「選ばれて死ぬのが光栄なんて私には分からない。みんな騙されているの?」
「本気で信じている人は稀だ。それは欺瞞だと大人たちは分かってる。そういうことにしておこうと受け入れている。どうにもないことに直面したら、後悔に押しつぶされて死なないようにあれで良かったのだと思わないとやっていけないじゃないか?」
「……」
スズは返す言葉が思いつかず、理解はしたが割り切れずテーブルに肘を立てて拳の上に額を置いて支えて無言で苦悩した。
「大丈夫か?」
「スズさんはちょっと酔いが回ったみたいです~。このまま休ませてあげましょう~」
「…まあ、そうだな」
ドウゲンはパドマの言っていることを信じたわけではなかったが、気を遣ってそういうことにしておいた。その後暫くドウゲンとパドマが楽しく喋っていたがスズは意識が遠のいて声ではなく音が聞こえては頭に残らずに素通りしていった。
「強いね、パドマ…。俺はもう限界」
「はい~、いい気分です。そろそろお開きにしましょうか~」
「そうだね。そろそろ帰るよ」
ドウゲンは飲み過ぎたのでもう帰ることにした。更にスズたちと一緒に過ごす余裕はなかった。
「スズさん、大丈夫ですか?」
「…うん。落ち着いてきた」
「良かったです~。ドウゲンさん、貴重なお話をありがとうございました~。そのお礼です。私が払います~」
「いや、それは…」
「まあまあ、お気になさらず~。ほんのお礼です~」
立ち上がろうとしたがふらついたドウゲンをそっと抑えてパドマは会計に行き、支払いを終えてスズたちを待って一緒に店を出た。匂いと熱気のある店内からひんやりと澄んだ空気が気持ちいい。
「では私たちはこれで~。ありがとうございました~」
「ありがとうございました」
「ああ、気を付けて」
2人はドウゲンと別れて大きな公園へとやって来た。木や歩道が照らされていて、カップルがそこかしこにいた。大きな石像の近くに座り、摩天楼の夜景を横目にパドマは煙をモニターと紐に変えてスズの腕輪に繋げて解析を始めた。
「出ました。お兄さんはこの世界にはいません。次に向かった世界の座標は取得しました」
「…やっぱりか、そんな気はしてた。そんなすぐには見つからないよね。ありがとう。一旦帰ろう」
「りょーかいです」
パドマは門を開いて2人はそれに吸い込まれて図書館へと帰って来た。
ちょうど近くにエンマがいて、訪問者の気配に気づいて読んでいた本を閉じて気配の方向を向いて気を張ったが、パドマたちの姿が現れると緊張を解いて本を棚に戻した。
「エンマ様、ただいま帰りました~」
「酒臭っ、ボクに寄るな」
「え~。でも帰還報告をしませんと~」
「緊急のことか?」
「いえ、緊急のものはありません~」
「なら報告は後でいいから向こうに行ってろ」
エンマは追い払うように手で示した。
「はーい。じゃあスズさん、行きましょうか。でもこの様子じゃフフヴァとハハヴァも逃げそうですね~。水を持って庭園に出ましょうか~」
「任せるわ…」
スズたちは白タイルの部屋からワープで居住スペースに戻って来た。パドマの予想通り、フフヴァとハハヴァは少し匂いを嗅いで逃げて行った。パドマはキッチンで水差しとコップを用意してお盆に乗せ、スズが扉を開けて玄関を出て、庭のパーゴラの下のテーブルにそれを置き、目の前に広がる草原の方を向いて椅子に腰かけた。
スズはさっきまで夜の世界、仄暗い図書館と来て、真昼間の庭に出て体内時計が混乱したが、徐々に落ち着いてきた。
「長命種と人間か…ああいう共存関係もあるんだな…。私だったら抗ってる」
「そうですね~。彼らは滅ぼし合わずに折り合いをつけた関係って感じでしたね~。雷に打たれるような不運か~、いや、幸運のようにも言ってましたね~」
「ジンナンさんが言っていた。死が解放だと。いい人が早死にするのは地獄から解放されるからだと…。善人を見分けて救い出す超常の存在がいるのか、先立った人が報われて欲しいという願いなのか」
「さあ、私には分かりませんね~。ただ、何を信じるかは自由だと思いますよ~」
「そうね…」
スズは水を飲んで、息を大きく吐いて吸い、物思いに耽った。
私は長命種に脅かされるあの人たちを気の毒だと思った。あの人たちは生きている限り繰り返し長命種による死別の不快感を感じる。人間が生きる上で感じる他の不快感もある。死によって解放されるのなら、確かにその通りかもと一度は思った。
そこで思い出した。フフヴァとハハヴァも生きている限り不快感を繰り返し感じるから気の毒だと思ったことを。でも本人たちはそればかりじゃなくて幸福感を感じることもある。可哀想と思うのは私が感じたことで、当人たちにとっては必ずしも可哀想ではないのだと思えた。それはあの世界の人たちに対しても、あるいは人から見た私に対しても言えること。
私は謙虚になったのか冷酷になったのか。兄さんは何と思うだろう?聞くのが少し怖い。それでも早く見つけて連れ帰りたい。兄さん、あなたは一体どこにいるの?




