3 素敵な記録
アリーナは、業者に聞いてみることにする。
すると…
「今回は、クローゼットの壁を壊して拡大する
のと、クローゼットを心地よい空間にするというご注文ですので…
あと、10日ほどでしょうか。」
アリーナ驚く。
クローゼットで、くつろぐことはないはずだ。
はっ!
きっと…
ナトゥーの小部屋と同じイメージで…?
アリーナはシャーロットに一応報告する。
「まぁ…それはもったいないわ。
私の方から、内装はシンプルに変更させるわ。」
「そ、それがよいかと思われます…」
よ、よかった。
クローゼットに、シャンデリアが
ついてはたまらない!
シャーロットのお食事用の小部屋には
小さいけれど、超高価なシャンデリアが
ついているのだ!
そのシャンデリアの美しさに感動して、
「ウィリアム様、こんな素敵な温かみのある明かり。初めて見ましたわ。ナトゥーがもっと美味しく感じます!」
と、感謝を述べた時のあの
ウィリアム様の顔。
アリーナも、執事も忘れません!
これ程に、あのウィリアム様が
愛妻家だったなんて!
恋人の陰すら感じなかったこの
数年。きっとクールなお相手と政略結婚されると
思っていたアリーナ。
シャーロット様とお付き合いされて、
愛する方に巡り会えたことに、
ウィリアム様の魅力がさらに増したと
思った。
そして、今。
世界中で、これ以上の愛情を
妻に注ぐ男性がいたら、お会いしたい。
いや、競っていただきたい。
必ず勝ちますから!
その、突出した愛情を記録すべく
日誌を、書くことにしたのだ。




