その男、株価上昇中。
12月中旬
とあるバーにて。
「そういえば、あの2人結婚するらしいよー」
「あー、あの合コンの時の?」
「そうそう。もう7年も前なんだねー」
「うっそ、もうそんなに経つの? あー、やばい。あたしらもそろそろ相手見つけないと〜」
「ねー、やめてよー。私はあんたと違って彼氏いるんだからー」
「でもこの間、顔は良くても金と気配りが〜とか言ってたじゃん」
「それはそれー。でもまぁ、実際結婚ってなると顔だけじゃやっていけないんだろうねー」
「あー、どこかにいい男転がってないかなー。あーそして私を養ってー」
「あんた、プライドとかないの?」
「プライドのせいで絶賛売れ残り中でーすっ」
「はいはい。早いとこ都会で金持ちのオジ様でも引っかけるんだね」
「やめてよー。さすがにそこまでプライドは捨てられないわー」
「あっ、そういえば!」
「なになに?」
「合コンって言ったら、7年前の彼、覚えてる?」
「えー、だれだれ?」
「ほら、えーっと、なんだっけ? 端っこの方で肉焼きまくってた彼」
「あー! いたいた! なんか気がついたらお肉が焼けてたよね」
「ドリンクなんかも、なくなる前に店員呼んで注文してたし。よくよく考えると、ああいう男の方が結婚したら幸せなのかもねー」
「あー、確かに。顔も悪くなかったしねー。真面目そうだったし、浮気の心配もなさそうだもん」
「浮気してるあんたがそれ言う?」
「やめてよー! 浮気じゃなくて同時進行! 同等に愛してますよー」
「はいはい。ほどほどにねー」
「てか、そうじゃなくて!」
「なによ?」
「ほら、さっきの彼。名前なんて言ったっけ? んー、ほら」
「てか、美麗が合コンで持ち帰ったんじゃん!」
「「ねえ!!」」
「……ん? なに? ああ、恭佐のこと?」
「そうそう! そのきょーすけ? って人」
「アイツがなによ?」
「うちの弟がさー、同じ会社なんだけど、最近会社がかなり成長してるらしくてー」
「えー、なにそれなにそれ!」
「…………」
「それでね、うちの弟も持株会? とかやってるらしいんだけどさ。それが今、すごいことになってるらしいんだよねー」
「え? なに? カブ?」
「あはは、食べ物じゃなくて株式だよ。売ったらお金になるやつ」
「あー、なんか聞いたことあるかも! ど○森でお金増やしたやつ!」
「ちょっ……まぁ、とりあえずそれでいいや」
「それで、その株がね。弟が3年間で36万円積み立てたのが、今じゃ100万円近くになってるんだって!」
「うっそ!」
「で、そこで彼よ。弟が少しだけ聞いた話なんだけど、最近は毎月10万円くらい投資に回してるらしいんだよねー」
「え? つまり? 私、難しいことわかんないよー?」
「あはは、だよねー。私も詳しくはわかんないけど、弟よりずっと前から積み立ててたらしいし、今は毎月10万円でしょ? 相当な金額になってるんじゃない?」
「えー! なにそれなにそれ! お金持ちってこと?」
「彼女もいないらしいし、かなり倹約家らしいから、相当貯め込んでると思うよー」
「いいなー。あの時、唾つけとけばよかったー」
「相変わらず品がないね、あんたは」
「まーねー! でもそっかー。人生、何があるかわかんないもんだねー」
「そうだねー。もしかしたら彼、あと数年もしたら株の配当とかだけで生活できるようになったりしてねー」
「えー! なにそれ! どゆこと!?」
「まぁ簡単に言うと、働かなくてもお金に困らないってこと! 最近そういうの流行ってるよ?」
「えぇー!! いいなぁ!! 私も働きたくな〜い〜」
「あんたには無理だねー。あっ、金持ちのオジ様引っかければワンチャン」
「それはヤダ!! イケメンにして!!」
「欲張りだねー」
「…………」
「美麗……?」
「……ん? ああ、恭佐の話だったっけ?」
「そうそう」
「なんか彼、今めっちゃ金持ちらしいよー?」
「やめなよ。ただの推測なんだから」
「あははー、ごめんごめん」
「…………ふーーん、アイツがねぇ」
えー、本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
はい、皆様お待ちかねのヤツです。
ちょろーーっとだけ登場しましたね笑笑
それでは、ヤツにはしばらくの間どこかへ行っていただきまして……。
明日からは再び、相澤家との親睦を深めていく栞ちゃんに癒されていきたいと思います。
改めまして、ここまでお読みいただきありがとうございます!
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また、毎話「コメント来ないかなー」とそわそわしながらPVを眺めておりますので、気軽に感想などいただけると嬉しいです。笑笑
それでは、また明日!
仕事の合間に必死こいて執筆させていただきます!笑笑




