Season 2 もう無理だよ
この物語は、私が見た夢をもとに作った物語です。
「全season5」
「ねえ、どうしたの?」
A先生の声が聞こえる。
私は何度も聞かれた。
「何かあった?」「どうしてここにいるの?」「教室に戻れそう?」
どれも答えられなかった。
答えようとすると、涙が出そうになる。
だから私は、ただ黙っていた。
先生たちが心配していることも分かっていた。
でも、どうしても言葉にできなかった。
私は窓の方を見た。
そして、窓を開けた。
「……どうして開けたの?」
A先生の声が少し変わった。
N先生も私の様子を見ている。
二人が私の近くに来た。
「そこから離れよう」
「……嫌」
「どうして?」
私は首を横に振った。
もう何も考えられなかった。
「……もう無理だよ」
やっと出てきた言葉だった。
その瞬間、先生たちの表情が変わった。
「もう無理って、何が?」
A先生がゆっくり聞く。
私は答えられなかった。
胸の中に溜まっていたものが、一気にあふれそうだった。
「学校も……教室も……全部……」
声が震える。
「頑張っても、無理……」
A先生は私から目を離さなかった。
「分かった。今は頑張らなくていい」
その言葉を聞いた瞬間、涙がこぼれた。
私は逃げたかった。
誰にも見られたくなかった。
でも、先生たちは離れなかった。
N先生が近くの先生に声をかける。
「養護の先生を呼んでもらえますか」
特別支援の先生がすぐに動いてくれた。
私はその場で泣きながら、ただ待っていた。
「大丈夫だよ」
A先生が何度も声をかけてくれる。
「ここにいるからね」
N先生も静かに言った。
私は何度も涙を拭った。
それでも止まらなかった。
少しして、廊下の向こうから足音が聞こえた。
養護の先生が来てくれた。
「どうしたの?」
その声を聞いた瞬間。
今まで我慢していたものが、全部崩れた。
「……先生……」
私は泣き崩れた。
何も説明できない。
何が辛いのかも、うまく言えない。
それでも先生たちは、急かさなかった。
「話さなくても大丈夫だよ」
その言葉に、また涙が出た。
私は初めて、自分が一人じゃないことに気づき始めていた。




