二十代で、人は決まるのだろうか。
# 二十代で、人は決まるのだろうか。
「二十代で性格は決まる。」
「大人になると考え方は変わらない。」
「人は二十代で積み重ねたものでできている。」
そんな言葉を耳にすることがある。
もちろん、それがすべてではない。
何歳からでも変われる人はいる。
そう頭では分かっている。
それでも、二十六歳の私は焦る。
今までたくさんの人を見てきた。
看護師として働く中でも、プライベートでも。
年齢を重ねても、人にきつく当たる人。
いつも余裕がなく、怒っている人。
時間にも、お金にも、自分にもだらしない人。
そういう人を見るたびに思う。
十年後の私は、どうなっているのだろう。
今のまま生きていたら、あの人たちのようにならないと、本当に言い切れるのだろうか。
だから私は、理想の大人を考える。
人に優しく寄り添える人。
忙しくても、時間にも心にも余裕がある人。
お金をきちんと管理できる人。
職場では、「あの人に相談したら大丈夫。」そう言ってもらえる人。
家庭では、子どもに「お母さん、大好き。」と言ってもらえる人。
そして夫には、「自慢の妻だよ。」と胸を張って言ってもらえる人。
そんな人になりたい。
でも、最近思う。
そういう人は、ある日突然「大人」になるわけじゃない。
毎日の小さな選択の積み重ねで、その人になっていくのだ。
人に優しくすること。
約束を守ること。
学び続けること。
お金を大切にすること。
感情ではなく、相手を思って言葉を選ぶこと。
その積み重ねが、十年後の自分をつくる。
だから、「あと何歳になったら大人になれるんだろう。」
そう考えるより、
「今日は理想の自分に一歩近づけただろうか。」
そう考えながら生きていきたい。
十年後の私は、まだ分からない。
でも今日の私なら、変えられる。
二十六歳。
焦る年齢ではなく、未来の自分を育て始める年齢であってほしいと思う。




