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心の余白  作者: 柑橘みかん


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9/11

二十代で、人は決まるのだろうか。

# 二十代で、人は決まるのだろうか。


「二十代で性格は決まる。」

「大人になると考え方は変わらない。」

「人は二十代で積み重ねたものでできている。」

そんな言葉を耳にすることがある。

もちろん、それがすべてではない。

何歳からでも変われる人はいる。

そう頭では分かっている。


それでも、二十六歳の私は焦る。

今までたくさんの人を見てきた。

看護師として働く中でも、プライベートでも。

年齢を重ねても、人にきつく当たる人。

いつも余裕がなく、怒っている人。

時間にも、お金にも、自分にもだらしない人。


そういう人を見るたびに思う。

十年後の私は、どうなっているのだろう。

今のまま生きていたら、あの人たちのようにならないと、本当に言い切れるのだろうか。


だから私は、理想の大人を考える。

人に優しく寄り添える人。

忙しくても、時間にも心にも余裕がある人。

お金をきちんと管理できる人。

職場では、「あの人に相談したら大丈夫。」そう言ってもらえる人。

家庭では、子どもに「お母さん、大好き。」と言ってもらえる人。

そして夫には、「自慢の妻だよ。」と胸を張って言ってもらえる人。


そんな人になりたい。


でも、最近思う。

そういう人は、ある日突然「大人」になるわけじゃない。

毎日の小さな選択の積み重ねで、その人になっていくのだ。

人に優しくすること。

約束を守ること。

学び続けること。

お金を大切にすること。

感情ではなく、相手を思って言葉を選ぶこと。

その積み重ねが、十年後の自分をつくる。


だから、「あと何歳になったら大人になれるんだろう。」


そう考えるより、

「今日は理想の自分に一歩近づけただろうか。」

そう考えながら生きていきたい。

十年後の私は、まだ分からない。

でも今日の私なら、変えられる。

二十六歳。


焦る年齢ではなく、未来の自分を育て始める年齢であってほしいと思う。


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