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加藤の右目へGO  作者: どすこい姉妹
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作曲

藤原率いる、べっ甲隊と言うバンドの作曲と言うのは実に良い意味での適当さであった。

藤原を筆頭に歌詞と共に思い付いた音で口ずさみ、メンバー全員で、この音の方がインパクトが有るだの、それはコッチの音の方が良い。と半ば言い争いの様で、スムーズに行く事は余程のことがない限り有り得なかった。


一方、加藤が入部し、初めての作曲となる。正直、今迄の適当な作曲風景を見せたく無かった。が、今回は違った。

「なぁ、この歌詞なら…と思って思い付いたんだけど…、弾いてみて良いかな?」

まさかとは思ったが、加藤が提案をした。

メンバーは「どうぞ、宜しくお願いします」と言った感じに加藤の作曲の披露を歓迎した。

実際に加藤が作曲したものは、今迄の適当さとは全く違い、本格的だった。

弾き終え「加藤!凄いじゃん!俺等には出来ないぜ!センス持ってるな!!」いつの間にか居た田口が讃えた。


「じゃあ、こんな感じで後は宜しく。」と、恰好の良い言葉と共に、恰好の良いドヤ顔で言った。俺は正直、圧倒されつつあったが、恰好良い所ばかりを見せ付けられ全てに於いて、敗北感に見舞われた。

この数時間で考えたであろう曲をより良いモノにしようと言うメンバー達の結束力も産まれる気もした。


言い争いも無く、真剣な作曲作業は続いた。

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