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死にました。目覚めたら、やっぱり死んでました。  作者: Mr.bot-76O
Epesode 01ーⅠ FALLEN NIGHT ーthe first volumeー
24/26

EP.FNー22 晩餐はすれ違いーLAST SUPPERー

更新忘れてました。

すいません。

EP.FNー22



 

「どうした少年。遠慮せずに食っていいぞ。」


 人間離れした端正な容姿を持つ少女は眼前で居心地悪そうにする少年に出された品を勧める。


「えっと…………あ、ハイ。いただきます。」


 勧められた少年はあいも変わらず対面の椅子の上で縮こまっている。ちょっとビビリ過ぎではないだろうか。俺はコイツに何かしたか?相手は見た目十代前半の女の子だぞ。ビビる理由などないだろうに。


 理由も無く恐れられることに何となく苛立ちを覚えているクロノアだが、そういった態度が原因の一端を担っていることを知らない。


 魔術ギルドで国王(笑)から魔術について聞き出したクロノアは現在、少年との約束通り食事処に来ている。あわよくば、魔術を多少でも使えるようになりたかったが、うんともすんとも言わなかった。爺さん曰く、魔術を使う上で大切な何かが欠落しているそうだ。まぁ、これは爺さんの勘だそうだから、その何かは分からないし確証も無いそうだ。もしかしたら、一から教えをこえば出来るかもしれないが、そこまでのやる気は無く断念した。


 それはともかく、俺も少年のことは意識から外し、皿の上にのった食べ物を見る。

 こうしてみると、なんだかんだでこの世界に迷い込んで初めての食事だ。この世界で目覚めて約一週間飲まず食わず生きていたことに思い至り、またしても自分が人間からかけ離れていることを自覚する。


 まぁ、だから期待していたのだ。腹の減りが無いとはいえ、精神的に食事というものを求めていたのだ。

 だというのにーー、


「…………………………………………。」


 ーー味がしねぇ。

 何だそれは。最悪だ。食感があるのに味がしないとかどんだけだよ。


「………なぁ、おい。少年。そっちのは美味(うま)いのか?」


 取り敢えず、少年に聞いてみる。


「え?あ、はい。そりゃ、美味しいですよ。塩が程良く効いています。」


 ………美味しいようだ。


 取り敢えず、少年に一口わけてもらおう。


「少年。こちらのを一口やるからそちらのを一口よこせ。」


「はぁ……まぁ、いいですけ…………って、何ですかその手は?」


 手?俺の手におかしなことでもあるのだろうか?


「そっちじゃなくて、右ですよ右!なんで、匙をこっちに向けているんですか?」


「は?そんなもの言わずもがなだろう?一口やると言っただろう?」


 俺の右手は先程言われた通り、お米ぽい何かがのったスプーンを少年に向けている。


「え、えー………。」


 少年は若干呆れというか困惑というか………そういったものをない混ぜにした顔をする。


「…………いいんですか?」


 神妙な顔で聞いてくる少年。

 何だよその態度は……。まるで、責任は取りませんよとか言われているような気がするだろうが。


「いいから、とっとと食え。そして、寄越せ。」


 それを聞いた少年は眉間に寄った皺を更に寄らせて、スプーンにのった米(だと思う何か)を食べる。何故か、頰が赤くなっている気がするが大丈夫だろうか?


「どうだ………。」


「……………えっと、美味しいと思いますよ?」


 何故に疑問形?だが、あの様子だと味があるようだ。つまり、この食べ物に味が無いのでは無く。自分に味覚が無いのだろう。

 そのことに、想像していた以上の落胆をする。


 い、いや。まだだ。取り敢えず、少年のを食ってみないと分からない。


「少年。一口交換だ。寄越せ。」


「…………………………ん。」


 何故に目を逸らすのか?あと、態度も若干投げやりというか遠慮が無いというか……。どう言っていいのか分からないが、あったままのことを言うと、視線を合わせることなく、俺に自分の皿を押すように近付けたのだ。今までの態度から鑑みるに少しおかしい気がした。


 ーーああ、成る程。だから少年の様子がおかしかったのか。


 というか、"彼"はその少年の行動で気付いた。少年の様子がおかしかった理由に。


 ーーそらそーだよな。野郎同士(・・・・)で『あーん』は気持ち悪いよな。


 それが、正解かは別の話だが………。


 クロノアは少年の皿を見た後、自分の匙を見る。

 それは、何てことのないスプーン。ただし、クロノアとヒューイ少年の唾液が付いたスプーン。


 ーーふむ。


 一度、考えるように間を開けた後、右手に持ったスプーンを放す。匙は当然、重力に従って床に落ちる。

 あとは近くいる定員を呼び止めて言うだけだ。


「定員さーん。すまないが、スプーンを落としてしまったので新しいの貰えませんかー。」


 ーーと。




皆さんお久しぶりです。昨日は更新忘れてました。ウッカリです。すいません。


という訳で、今回から日常編?というか起承転結の承の最後のエピソードです。終わりを何処にもっていこうかな。


話は変わりますが、自分やっぱりこの作品のEpesode01を再編し直そうかなと考えています。取り敢えず、二部構成を三部構成に作り直そうかと思っていますが、マジでやるかは分かりませんし、やるとしても大分先になると思います。


それでは次回で会いましょう。昨日やってない分平日中に次話を届けたいなと考えています。

では、さよなら〜。

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