我らの使命
ーside アルクー
ーー「作戦は明日決行とする。以上解散!」
反国家同盟レガウスは再開発や侵略で故郷や愛するものをを奪われた奴らで作った組織だ。三年間で二十人の仲間が俺たちの大いなる目的の達成のための犠牲となった。
俺たちは明日、今までのちまちましたやり方を変え、国家に宣戦布告する、今はその打ち合わせを終えたところだ。
「おい、ダリジェロ、例のあれの調子はどうだ?」
「ばっちりですぜ、ボス」
例のあれ、去年北部の村を襲撃する際にある遺跡を拠点とした。その遺跡には火薬を使った"爆弾"と呼ばれる、古代使われていた兵器の製造方法が書かれていた、何でもここ数百年、異能が唯一の兵器として扱われてきたこの世界で自然と失われた技術の一つらしい。
俺は明日、最も今から十時間後には始まる戦いに向けて自室に戻り仮眠をとることにした。
ーー「ボス、時間です。」
部下の一人が俺を起こしに来た、作戦決行二時間前だ。俺はそのまま食堂に向かう、そこに作戦に参加する俺を含む十名の戦士がそろった。
上座に座り一呼吸置く。
「思えば、三年前、同郷の五人で作ったこのレガウス、今では五十を超える奴らが所属している。それでも国に取っては取るに足らないちっぽけなものだ。だが!今日!この国は、俺たちをみすみす見逃していいたことを後悔するだろう!そして、俺たちは今日!このちっぽけな俺たちの名を国中に轟かせる!新たな仲間を募り再び反旗をあげるのだ!!」
仲間たちから歓声が上がる、しかし国とて、そこまで馬鹿じゃない、明日の今頃には俺たちは……。
いや、そんなことを考えるはよそう、俺が弱気になってどうする!成功を信じるしかないだろ!
ーー「行くぞ!」
ここから一時間半ほどの港町まで馬車を走らせるそして、人の多い場所で決行だ、生憎の雨だが気にすることはない。俺たちは…そんなものどうってことないのだから。
「例のはしっかり積んだろうな?」
「はい!しっかりと!」
後ろを向くと野晒しの荷台に四つの大型の爆弾が置いてあるのが見える。
あれから一時間
俺たちは貿易拠点ということで自然と人の出入りが多くなり、その分警備もずさんとなる港町まできていた。
仲間のがこっそり作った地下通路を通じで一軒の空き家に侵入する、ここから五分も歩けば繁盛している宿屋が有るという。
道中雨のおかげで誰にも見つからなかった俺たちは宿屋に侵入、あらかじめ調べていたすべての部屋をすぐさま制圧、一番広い部屋、恐らく食堂に集める。
俺たちは失敗するわけには行かない、大いなる目的のために……




