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episode2 『Point nemo』

episode2

『Point nemo』



ソラ「あの……?ここ、日本ですよね?だーくでーた……?な、なんですかそれ……?」


recefia「『Dark Data Storage』、直訳すると暗い倉庫。現世の理を保つ為に不要なデータを分断(パージ)されて倉庫(ここ)に保存されている場所……null、あとは説明して」


null「僕はコーヒーブレイクに全神経を研ぎ澄ましているけど」


recefia「説明しなさい」


nullはため息をしてマグカップをテーブルに置く。


null「早い話、君達が住む世界……現世とは別の空間だよ。今の君達は肉体は無くて魂だけの存在……まあ『迷い人』だね」


ウミ「おいおい、新手の宗教か?訳わかんねー。多分夢だな。そうだろ」


ソラ「夢なんですかね……」


ソラは俯く。あまり人の目線を合わせない。


ウミ「俺はとっとと部屋を出るわ……」


ウミが喫茶店の玄関に向かうがnullが壁になった。


null「外はさっきみたいな状況になるよ?そしたらもう助けないけど?」


ウミ「なに?」


recefia「null、彼らを保護しなさい。具体的には彼らを安全に現世に帰すのよ」


null「recefia?君は彼らに惹かれたの?彼らはグリッチ因子にグリッチ因子耐性を持つけど元人間だった魂。普通の迷い人と変わらないよ?」


ウミ「あー!なんだよ?さっきからよくわかんねー用語はよ!」


nullの表情は変わらない。


null「用語を教えてあげるからこの店に滞在しない?2階に個室やシャワーもあるよ?僕使わないけど……」


ウミは不貞腐れる。ソラはnullを見つめる。


ソラ「すみません。事情を教えてくれませんか?」


null「……いいよ。でも」



ガチャン。カランコロン。



玄関が開く音。そこには15歳程の茶髪ショート(インナーカラーは青)の女の子がゆっくり喫茶店に入ってきた。


少女「ひょー!!おっしゃれな喫茶店!!ナニコレ!!?」


null「(ウミを見て)……おもてなしをしながらね……」


ウミ「……まだ入社してねぇぞ……」



episode2

END

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