登場人物・メカニック・世界観図鑑
■ 登場人物紹介(地獄のサウナ利用者たち)
● ユキナ・ホソカワ(二等新兵)
【二つ名:脂モヤシ 】
本作の主人公。元WEBライター。月面都市のパブで泥酔中、軍のスカウトの甘い言葉(「個室サウナ完備!」)に騙され、コースターの裏にサインして宇宙海兵隊入りした。体型がパワードスーツの隙間にミリ単位で適合しすぎるという「呪われた才能」のせいで、使い捨てにされず生き残ってしまう。
・現在の目標:生きて月面に帰り、冷房の効いたカフェで告発記事を執筆すること。
● 軍曹(教官)
【二つ名:無敵超人】
ユキナを地獄に叩き落とした張本人。パワードスーツも着ずに、ただの宇宙服一枚で火星に降り立ち、銃剣でタコを捌き散らす生身の怪物。新兵を「脂身のついた消耗品」としか思っていない。
● 大トロ小枝(故人?)
【同期の新兵】
ユキナと一緒に地獄へ来た仲間。戦闘終了後に感動して涙を流した際、スーツのセンサーが「異常水分」と誤認。強制熱乾燥により、文字通り「小枝」のように干からびて退場した。現在はユキナに機体ごと引きずられている。
■ 登場メカ:コマツ製作所『スウェット2055M』
【正式名称:装甲機動被服 】Mは海兵隊のMarineから
・基本構造:元は宇宙空間での作業用に開発された宇宙服に無理矢理に武装を施した代物。
全長2m、幅1m
エアコンという概念を設計段階で忘れており、代わりに強制発汗用の「加温装置」を完備。シートはなく、搭乗者は配線とパイプの隙間に「直立不動」で詰め込まれる。
・駆動システム(ヒドラジンEX):
人間の汗と反応して爆発的なエネルギーを生むバイオ燃料システム。発汗すればするほど出力が上がるが、一定量を超えると逆流して人間を溶かす(=山芋化)。なお、尿や涙での代用は、化学反応が激しすぎて「爆発」の危険があり、汗以外の水分を検知した場合は強力な乾燥システムが作動し「即時ミイラ化」を招く。
・ポージング連動兵装
1.【イオンパルスキャノン】:ダブルバイセップスで起動。広背筋を広げないと排熱スリットが閉じたままになり、機内温度が+10度される。
2.【高周波カッター】:サイドチェスト(胸を強調するポーズ)で起動。上腕二頭筋の厚みがスイッチになる。
3.【88口径マグナム】:バックランジで脚部から取り出すサブウェポン。誤作動させて空を飛ぶという緊急回避にも用いられる。
4.【解放・覚醒】:究極のモスト・マスキュラーで発動。機体性能を限界突破させるが、使用後は搭乗者が数キロ痩せこける。
・バックパック装備:
背部にウェポンラックを兼ねたジェットパックを装備。左右にM2重機関銃を懸架しており、弾切れまで火星の空に光の線を引く。
■ 世界観用語解説
・太陽系惑星連合
西暦2xxx年
地球統一を成した人類の作り上げた新たな政府機関。
大仰な名前だが、増えすぎた人類を月面都市に送り、更に溢れた人類を使い、火星をテラフォーミングの真っ最中である。年号は宇宙紀元
・宇宙海兵隊
太陽系惑星連合の所有する軍隊
通常の陸海空軍は加盟国の軍隊がそのまま使われている。有事の際には多国籍軍として異星人に立ち向かう。
宇宙の平和を守る部隊だけは惑星連合の管理下にあり、その名を宇宙海兵隊と呼ぶ。
宇宙海兵隊は独自に陸空の戦力を保有し、主人公ユキナの所属する高機動歩兵はその陸戦部隊の一兵科である。
・第一次火星戦争:
宇宙紀元0050年、突如現れた「マーズ・タコ」との間で始まった泥沼の消耗戦。交渉不可能。
・山芋とミイラ
スウェッター(搭乗者)が、ヒドラジンEXの暴走や逆流によってドロドロに溶けてしまった状態。軍の精神病院には、この一歩手前の生存者が多数収容されている。
ミイラは機内での『汗』以外の異常水分を検知した場合におこる強制乾燥行程。
ヒドラジンEXは汗以外の水分では爆発的に化学反応が進み、暴走逆流が起こって搭乗者を山芋化させないための措置。
・括約筋の活躍:
「漏らしたら死ぬ」という極限状態で、下半身の筋肉をミリ単位で制御し続けるスウェッターの高等技術。
・火星蛸
火星の原住生物
体長は脚を伸ばすと8m
歩行時は体高3mほど
ぬるぬるの触手で全てを絡めとり捕食してしまう。
知性が高く、繁殖力も高い。真空乾燥状態でも死なない。弱点は目と目の間。




