第百話
どうも遂に100話目朝廷です。
ここまで休み休みですが続けてこれたのも応援してくださる皆様のお陰です。
本当にありがとうございます。
それで記念として番外編を書こうと思うのですがどんな内容で書くか決まっておりません。
なので感想などで案をくれると助かります。
というわけで長くなってしまいましたが第百話スタートです!
貫かれた後HPがぐんぐんと目に見えて減っていく。
しかしその減少はギリギリのところ残り数ドットというところで止まった。
俺は急いで影から離れてポーションをHPを回復する。
「なるほど【根性】か……運が良かったな。」
そう言いながら影はゆっくりと近づいてくる。
俺は剣を構えながらもじりじりと後退していく。
【マスター!落ち着いてください。】
【大丈夫だ。大丈夫だ……それにイウも落ち着いてくれ。】
【!はいマスター。すみません私も気が動転していました。】
イウと会話していると影が煽ってくる。
「またそうやって剣と戯れるつもりか?だからお前は弱いんだよ」
「【何?どういう意味だ!】」
「いやぁだってなぁ。お前は剣と一緒に戦って一人で戦っている俺に負ける。そしてお前は剣に話しかけて逃げる。逃げてるんだよ!負けという事実からなぁ!」
そう言いながら剣を振るってくる。
俺の剣の振りが弱くなるにつれて、影の剣が冴えて強いものになっていく。
いつの間にか俺は防御しか出来なくなっていき、【龍剣】も解けてしまった。
「どうしたどうしたオリジナル!所詮一人じゃ何も出来ない弱者なのか!そんな奴に守られるだなんて他の奴等も可哀想だな!剣王術/裏氷帝流 影死氷」
「ぐっ!」
影の攻撃で吹き飛ばされた俺はゴロゴロと床を転がる。
その転がった俺を影はその勢いのまま蹴り飛ばす。
俺は壁にぶつかり崩れ落ちる。
「ははは!やはり一人の力は偉大だ!」
「くっ……そ……」
「どうしたそんな顔をして。そうだお前の連れの姿を見せてやろう。」
そう言うと影は何もない空間に向かって手を振る。
するとそこにモニターのような物が現れてそこに今戦っているところと同じような場所が映った。
そこに俺と同じように戦っているレン君がいる。
その相手は俺と同じような影のレン君だった。
「どうした。もう諦めろよ。お前じゃ俺に勝てないんだよ!」
「諦められる訳無いだろ!というか俺の分身なら分かるだろ!今もアレンさんが頑張っているはずなんだ!あの人は俺にとってここでの目標だ!アレンさんが諦めない限り俺は諦めきれない!」
その映像からそんな声が聞こえてきたところで影は映像を消す。
「諦めないってよなぁあんたはこんなにボロボロで蹲って俺に負けてるのにあいつは目標だってよ!笑いが止まらねぇよ!」
そう言いながら影はずっと笑っている。
だけどよぉ影……
「その映像……」
「ん?おぉ立ち上がるのかい?」
「その映像を俺に見せたのは間違いだったな!」
俺はイウを支えにして立ち上がる。
「彼が俺を目標にすると言うのなら、彼が諦めないと言うのなら、俺はそんな願いに答えるために諦めるわけにはいかねーんだよ!」
その言葉と共に鎧が赤に染まり炎を吹き出す。
そして……
【NNPCアレンの欲求を感知しました。】
【欲求の内容を確認、判断。】
【スキル【英雄】使用。NPCイウの欲求も感知。】
【最適化終了。】
【NPCイウは【妖精姫】を取得しました。】
それと同時にイウが光だし人の形をとっていく。
それは何時もの【人化】のような姿ではなく、俺と同じくらいの背格好で戦乙女のような格好をし手にイウに似た剣を持っている女性の姿に替わった。
顔は何時もの【人化】イウを成長させたような顔つきだ。
俺の手には赤と蒼が入っている透明な剣が握られている。
「マスター、それをお使いください。」
「了解だ、イウ。それと俺と合わせられるのか?」
「今まで一番近くで見ていたのは誰だと思っているんですか?」
「それもそうか。それじゃあ行くぞ!」
「はい、マスター!」
対する影はかなり困惑している様子だ。
「嘘だろ知らない知らない……そんなスキルはない。お前らにそんな知識はない!技能もない!群れることしか出来ない弱者の筈なんだ!」
そう言いながら攻撃を仕掛けてくるがそれをイウが受け止めそのまま俺が切り飛ばす。
これが二回戦目の開始の音だった。
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