第九十六話
どうも蚊が鬱陶しい朝廷です。
今日も何ヵ所か食われていました。
それでは第九十六話スタートです!
「ふぅこんなもんですかね?」
「あぁ私も満足だよ。いやーとても有意義な時間だった。」
「いえいえこちらこそ。」
あの後俺とバーナクさんとの話し合いはかなり長い時間続き塔の中が薄暗く外の光が入ってこないこともあって今は何時か分からなくなっていた。
二人で話した内容は【古代魔法】について、俺の種族について、俺が使う魔法の習得条件や出来ること、イウについてとかなり広い範囲だった。
【古代魔法】については最初に出てきた奴に対する対抗策だったという話とそれに付随して【禁忌魔法】という名前はその魔法が禁忌なのでは無くて【禁忌】という存在に対する対抗策という意味なのでは無いかという話だ。
それから【魔術】や【魔法】の取得方法も俺が進化で手にいれたようにその種族に定義付けられていたものを取得する事について今まで【古代魔法】では確認出来ていなかったが俺と言う例が出てきた為に調査をする必要が出てきたから俺にも協力してもらうことがあるとバーナクさんは伝えてきた。
ここまでも有益な情報だったが更に有益な情報を得た。龍の進化についてだ。
龍の進化についてバーナクさんは昔に聞いたことがあるらしく何でもある儀式をしないと進化をする権利を得ることは出来ないらしいということだ。
儀式の内容についてはバーナクさんも分からないらしくこれで龍の住みかも探す必要性が出てきた。
先ずはこの後にバーナクさんが言っていた遺跡型のダンジョンに向かう事にしよう。
俺とバーナクさんが話終わってゆったりと座っていると、突然部屋の扉が開き中にお盆を持ったカレンが入ってきた。
「師匠。アレン。終わった?」
「おぉカレンか!今さっき終わったところだよ!いやー中々新しい発見もあったりしてねお茶を持ってきてくれたのかい?」
「はい。二人とももう夜になりますからきちんと食事を取ってください。」
カレンはお盆の上にお茶と軽食を乗せて持ってきてくれたみたいだ。
それに話からするともう外は夜になっているみたいだ。
「もうそんな時間なのか……確かにかなり話したけどそこまでとは……」
「それだけ有意義な話し合いだったという事でしょ、アレン?」
「まぁそうだな……改めてありがとうございましたバーナクさん。」
そう言うとバーナクさんはにこやかに言葉を返す。
「いやぁこちらもかなり色々な話を聞くことが出来たからね。さぁアレン君もカレンの作った料理を食べると良いさ。カレンはこう見えて料理上手だぞ。」
「こう見えては余計ですよ師匠。それもこれも師匠がこういう家事を何も出来ないから私がすることになってるんですよ。」
そこをカレンにつっこまれると苦笑いをしながら目を反らし、「ま、まぁ弟子の仕事ではあるしね。これからもよろしく頼むよカレン。それとアレン君今までは君の種族や魔法の話ばかりだったけども今度は君の冒険の話を聞かせてくれないか?カレンから噂だけは聞くんだがやっぱり自分の耳で聞かないとねぇ。」
と言ってきた。
バーナクさんはその後俺にだけみえるようにウインクをしてきた。
これは早く話をそっちの方向に持っていかせたいのだろう。
「……分かりましたよ。どんな話が聞きたいですか?」
こう返すとバーナクさんはまた矢継ぎ早に質問をしてきた。
これは忙しい夕食になりそうだ……
「面白い師弟でしたね。」
「そうだなイウ。あそこまで息ピッタリなのは初めて見たよ。」
あの後また一時間くらい俺の冒険の話を、質問を交えながらして、俺達の家に帰ってきた。
最初は端から見ていたカレンも話が進むに連れて段々とこっちの話に参加してきた。
どうやらカレンもこういう話が気になっていたらしい。
「それにしても色々と得る物がありましたね。」
「あぁそうだなまず今はログアウトして明日遺跡型のダンジョンに向かおう。」
「はい。今日は頭も働かせてお疲れだと思うのでしっかり寝て体を休めてきてください。」
「あぁ了解だイウ。それじゃあおやすみなさい。」
「はいおやすみなさい。」
これだけの会話を済ませると俺はログアウトした。
【ログアウトしました。】
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