第12話:草原の激突 1
アランの掛け声とともに、アラン、ミサ、アカネは西の方向に、カインとミアは東の方へと向かい、リロイとアルバンはその場にとどまって戦況を見守っている。
「さぁ、ミサちゃん。まずは、どうしようか」
「こんなときまでちゃん付けしないで欲しいのだけど」
「はは。相変わらずミサちゃんはつんつんしているね」
「私のどこがつんつんしているのよ。私こそ、癒しの女神でしょう?」
どうやらミサは、自分の印象についてアカネたちに笑われたことを気にしているようだ。
「え?」
しかし、アランの反応もまたアカネたちと同じものだった。
キッとアランをにらみ返すミサにアランは
「ごめんごめん。ミサちゃんがいると心がやすらぐなぁー」
「なによ。その棒読み。って、今はそんな冗談を言っている場合ではないわ、アラン。まどろっこしいから、今は敬称を省略させてもらうわよ」
「はいはい。ミサ女神のおもむくままに」
「もうっ!! それはもういいから」
「うん、じゃぁそろそろ」
そう言うとアランの顔つきが真面目なものになる。どうやら、スイッチが入ったようだ、ミサもまた目つきが変わる。
「見た感じブラックコンドル、誘惑鳥、火吹き鳥あたりが目に付くわね。というかその3種だけかしら」
「そうだね。他にもいるかもしれないけど、目に入るのはその3種だね。ブラックコンドルはともかく誘惑鳥、火吹き鳥はやっかいだな」
「えぇ。そのあたりをどうにかしないとだめね」
ブラックコンドルとは、空を駆ける大型の鳥の魔物で、攻撃方法は素早い動きを武器に敵目掛けて突撃を行う比較的単純な魔物である。
誘惑鳥とは、爪や口ばしなどによる攻撃は鳥の魔物のなかでも低いほうではあるが、その名の通り、敵を惑わす鱗粉で相手を催眠状態に陥らせ無防備になったところを襲ってくるやっかいな魔物である。
また、火吹き鳥は、文字通り口から火球を吐くことで攻撃を行う魔物である。火球の大きさは拳程度のサイズから、大きなものではその三倍くらいのサイズを吐く個体もいる手ごわい魔物だ。ただ、火球は連続して吐くことができない特徴を持つ。
魔物としてはいずれも中位クラスの力をもつものたちである。
「アラン、駆けつけてくる魔導士たちは何人くらいいそうなの?」
「急な招集だし、おそらく2、30人くらいじゃないかな?」
「そう。さすがにその人数になるとすべてを防ぎきる結界を構築するのはなかなか難儀ね。となると、まずは、鱗粉を防ぐ? それとも火球?」
「そうだね、ここは火球を防ごう。見た感じ火吹き鳥は20羽は超えていそうだ。もし、一斉に火を吐かれたらあたり一帯火の海になってしまい、戦いどころではなくなってしまうだろう」
「そうね。私も同じ意見よ。そう思って、さっきから魔法を構築しているわ。だいぶ広範囲に防御壁を張る予定だからもう少し時間がかかるわね。本当にあと少しだけそのままでいてくれたらいいんだけど……」
ミサはぶつぶつと手を合わせながらなにかしら詠唱している。
「アカネちゃんはあの魔物たちを知っているかい?」
二人のやり取りをただあっけにとられながら見つめていただけのアカネは、アランの言葉で引き戻された。
「え? あ、あぁ、その3種は書物で見たことがあるわ」
「そうか、それならわかっているかもしれないけど、誘惑鳥の鱗粉には気をつけて。といっても目には見えないものだからあまり不用意には近づかないように。火吹き鳥はミサちゃんがなんとかしてくれるみたいだから。あとはブラックコンドルか。あいつは直線的な攻撃のみだから、アカネちゃんなら対処できると思うよ」
「え、えぇ。わかったわ」
うなずくアカネだったが、道中アランから受け取った剣を持つ手には震えが走っていた。
相変わらずこちらを見続けていた魔物たちだったが、ミサが魔法を唱えようとしていることを知ってのことか、突如として様相が変わりはじめた。
20羽を超えようかという火吹き鳥が構えをとったかと思うと一斉に火球を発射し始めたのだ。
急な攻撃にミサは詠唱中なこともありとっさに反応が遅れてしまう。
「え? ヤバ……」
火球はアカネたちを焼き尽くさんと迫るなか
「ファイヤーウォール(火球の壁)」
後方よりアルバンがミサたちの上空に大きな火の壁を作り出し、火吹き鳥たちが繰り出した多くの火球を飲み込み、なんとか彼らの危機を救うことに成功した。
「父さん!!」
ミサが振り返るとアルバンは腕を軽く上げてミサに手ぶりする。
「火には火ってね。ミサが作るようなものとは違うけど、なんとか守れたかな。準備しておいてよかったよ」
「さすが、アルバン様です。予期しておられたのですか?」
「いや、予期はしていないけど、どうも、ミサから巨大な防御壁を築こうとしているような魔力の流れを感じていたから、万が一それまでに攻撃されたらと思ってね」
「なるほど。いや、お見事です。さすが、ターナー家当主様でございます」
「いやいや、私の何倍も娘たちの方がすごいからね。ただ、少し娘たちより経験があるから対応できたってだけさ」
アルバンはこれまでの戦いの経験により、幾重にもおこりうるであろう戦況を想定していた。
魔力や魔法では娘たちに及ばなくとも、その経験と知能によって、マグダットでも屈指の魔導士としてあがめられている。
しかし、アルバンの作り出した防御壁はミサたちを防ぐことには十分だったが、すべての火球を飲み込んだわけではなく、草原のあちこちから火の手が上がっていた。
このままでは、戦いに支障をきたしてしまいかねない状況に
「では、今度は私が対処しましょう」
リロイはそう口にし、次々に水魔法を繰り出して消火にあたっていく。
「リロイくんもさすがだね」
関心するアルバンに
「いえ、アルバン様には、まったく及びませんよ」
「さぁ、このまま、みなの支援を続けよう」
「はい」
二人は、再び注意深く戦況をみつめ、次に備えている。
アルバンの機転によって九死に一生を得たアカネたちは
「危なかった。てっきり攻撃してこないものだと決めつけていてうかつだったわ。さすが父さんね」
「うん。僕も油断はしていないつもりだけど、今の攻撃はわかっていてもなかなかどうしようもない攻撃でもあったね。まさか一斉にうってくるとは」
(やはりどこかで何者かが指示しているのだろうか……)
アランの疑念は膨らんだ。
「そうね。私もそういうこともあると想定していればよかったわ。でも、こうなると火球対策に防御壁を張るよりもその他の魔法に切り替えたほうがいいかもしれないわね。次に攻撃されるにしても数分の猶予があるはずだから」
「そうだね。ここはチャンスだ。ミサちゃん僕に身体強化と催眠耐性の魔法をかけてくれるかな? ミサちゃんはここでアカネちゃんと一緒に防御に徹していて」
「わかったわ」
アカネは一人で攻撃を仕掛けるというアランに驚いた。
「え? アランさん一人で切り込むんですか? 無茶ですよ」
「大丈夫。まぁ、見ててって」
「ミサもアランさんを止めなくていいの?」
アカネは、アランの行動が信じられないと右往左往しているが、ミサは、二人の短いやり取りの中でアランに魔法をかけ終えていた。
「はい。できたわ。簡単にかけたから身体強化の効果は5分くらいね。催眠耐性は10分は持つでしょう」
「さすがミサちゃん。この一瞬でそこまでの効力を引き出せるなんて。じゃぁ、行ってくる」
アランはそう言い残すと、買い物にでも出かけるような軽い口調で敵陣目掛けて突っ込んでいった。
「アランさん。ちょ、ちょっと。ねぇ、ミサ私も行くわ、このままじゃ、アランさんが」
アカネは、アランの行動が自殺行為にしか見えず、狼狽し続けている。
火吹き鳥が攻撃を繰り出してからは再びじっとしている魔物の集団だったが、それでも無数にいる敵に斬りかかっていくことは無謀そのものとしか感じられなかった。
「落ち着きなさい、アカネ。あなたがいったら死体が一つできあがるだけよ。アランはここで防御に徹しろと言っていたわ。私たちはそれを実践すればいいの」
ミサはアカネの両肩を抱き、しっかりと諭す。
「なにかあっても、私とアカネを守るくらいならわけないから、アランを信じなさい」
「でも……」
「それに、アカネはわかっていないんだろうけど、アランはたぶんあなたが思っているよりも何倍も強いと思うわよ」
アカネはフライングライオンを一太刀にしていたアランを目撃していることから十分に実力があることは理解していた。
それでも、この数を相手にするのは信じられない気持ちを拭い去ることができない。
だが、アカネのその思いは瞬く間に払しょくされ、目の前には驚くべき光景が広がっていった。
「え? アランさんってあんなにすごかったの?」
「そりゃぁ、そうよ。私の魔法で身体能力を底上げしているけど、それでもあんな芸当ができるのはアランくらいなものよ」
ミサの強化魔法により、アランは大きな跳躍から標的を定めては空中の敵を一撃のもと次々に切り裂いていく。その姿は、およそ人間業に見えなかった。
相手がほとんど無抵抗なこともあるが、アランは誘惑鳥に狙いを定めて次々に討ち落としていった。
(ここまでされても反撃を仕掛けてこないのは気になるが、それならそれで、このままいこう。90、91、92。まだ、魔法が切れるまでもう少し時間に猶予がある)
そのときだった。
「仕方ない。もう少し集まるまで待ちたかったが、ここらが限界か」
アランにはどこからかそんな声が聞こえていた。
危険を察知したアランは、跳躍から着地すると身を翻してミサたちのもとに戻っていく。しかし、その刹那、ブラックコンドルたちがアランやアカネたちに一斉に襲い掛かってきた。
誘惑鳥も怪しい動きをはじめ、火吹き鳥は力をためている様子だ。
「まずいわね。アカネ。絶対に私の傍から離れないで」
そう言うとミサは
「ストーンウォール(巨石の壁)」
巨大な石の壁を自分とアカネのまわりに作り出し一瞬のうちに二人を覆った。
その直後、ブラックコンドルたちが、その石の壁目掛けて突撃を繰り出してきたが、ミサが作り出したその壁はびくともしない強度を誇っている。
一方、アランは次々に突撃してくるブラックコンドルに追われ手を焼きながらも、二人を覆う石の壁の出現に安堵していた。
「さすがだ、ミアちゃん。そのまま耐えていてくれよ」
「さて、この中にいればブラックコンドル程度の攻撃なら当面は問題ないわ。ただ、鱗粉による攻撃は防げないから今のうちにアカネに耐性魔法をかけておくわね」
そう言ってミサはアカネに手をかざし、短く何かを唱えると、アカネの体が一瞬輝いた。
「ふぅ。これで、しばらくは大丈夫よ。ぱぱっとかけたからそこまでの効果時間はないけど、アランと同じく10分くらいは問題ないでしょう」
「あ、ありがとう」
アカネはただお礼を述べるだけで、その場で立ちすくんでいた。
足ががくがくして、剣を持つ手にも力が入らない。
アカネは、ある意味初めての魔物との戦いに恐怖を覚えていた。
それは、これまでの対人戦の訓練や試合とはもちろん、切り裂きカラスはともかく、フライングライオンとは一対一であったり、アランたちがいてくれたおかげで、危機を迎えながらもどこかなんとかなるのかもしれないと思えた対戦とはまったくの別物だったからだ。
圧倒的な物量と攻撃に手も足も出ないことを痛感していた。
(私は思いあがっていたわ。たかだか少し幸運によって魔物を討伐したからって、世界一にでもなったかのように思ってしまって…… これが本当の戦いなんだ……)
「お礼なんていらないわ。それよりここからよ。この壁、強力なことはいいんだけど、まわりが全く見えなくなってしまうことが弱点なのよね。このまま防ぐだけなら問題ないけど、どうにか、アランとコンタクトをとらないとね」
「ん? どうしたの。アカネ?」
ミサはさっきから、どこか不安げな姿を見せているアカネに話しかけた。
「いや、二人がすごすぎて、私、どうしたらいいのか」
アカネは先ほどから覚えていたやり場のない不安な気持ちを吐露していた。
一方のミサはいたって普通に
「なによ。そんなの当たり前じゃない。私はすごいのよ。アランだってあんな調子だけど、間違いなくマグダット最強の剣士よ」
「いや、そういうこともあるんだけど、私、どこか調子に乗っていたの」
アカネは続ける。
「私、ここに来るまでは、自分ならなんとかできると思っていたわ。これまでに、魔物を相手にできたこともあったしね。でも、この魔物の集団を目にして、……正直怖かったわ」
ミサはじっと聞いている。
「これまでは、私は憧れの人がいて、その人みたいに最強の戦士になるんだって張り切っていたし、実際に剣術大会での優勝や、それこそフライングライオンとの対戦で有頂天になっていたんだと思う。でも、さっきの火吹き鳥の攻撃の時、はっきり死を感じたわ」
「……」
「私、王女だって言ったじゃない? 私の国でも、魔物の討伐は行われているけど、それは騎士団が担っていてくれているの。その中では、大けがや殉職される方もいて……もちろん、悲しくはあるんだけど、どこか他人事のようなところがあって…… そんな危険な仕事なのに、昔の私ったら簡単に騎士団の魔物討伐に加えてくれなんて言うなんて…… もちろん止められてたけど当り前よね。みんな命がけで戦っているんだし……
私が今までやってきたことも、しょせんままごとのようなもので……」
それまで黙って聞いていたミアだったが大きな声を張り上げる。
「あぁ、もううるさいわね。じゃぁ、どうするの? ここから逃げ帰る? それなら止めないわよ」
「えっ?」
「いい? なんか勘違いしているかもしれないけど、私も怖いわよ。もちろん、自分ならできるっていう自信もあるけど、さっきの火球では私も覚悟したわ」
「ミサ……」
「それにあのアランもアカネの実力を認めていたでしょう? でなければ、ここまで連れてきていないわよ。普通は1対1だろうが、フライングライオンを前にしたらほとんどの人は足がすくんでしまうでしょうよ。それこそ、今のアカネのようにね。でも、あなたはそれに立ち向かえる勇気がある。それに、今回のことでは、ちゃんと恐れを感じているように、無謀でもない。それは、一人の剣士としての心構えとして十分に素質があると思うわ」
今度は、アカネが黙ってミサの話を聞いている。その目には少し涙がにじんでいた。
「それにね、ここまでの魔物の規模はたぶん誰も経験したことがないわ」
「そ、そうなの?」
「えぇ。普段は多くてもせいぜいこの10分の1くらいよ。だから、びびってしまうのは普通のこと。それに、あなた王女なんでしょ? それならなおさらよ。むしろ、泣き叫んだりおろおろしていないだけ十分に立派よ」
ミサががーっとまくしたてると、二人の間に少しの沈黙が訪れた。やがて、
「ミサちゃん……」
「だからちゃん付けはやめて。それに出会ってまだ少しだけど、アカネのそんな姿はなんだか調子が狂うわ」
ミサはそう言ってそっぽをむく。その横顔は、どこか赤らんでいた。
涙ぐんでいたアカネは、勢いよくミサに抱きつき
「ミサは、本当に女神なんだね」
と満面の笑みを見せた。
アカネの言葉と強い抱擁に、赤みがかかった顔をさらに赤らめるミサ。
「と、当然よ。それより、もう離れなさい。で、どうするの? やるの? 帰るの?」
アカネの目はさっきまでと変わって輝きを取り戻し、キッと口を結び直すと
「もちろん、やるわ」
「そう」
ミサはふっと微笑み、アカネは剣を握る手に力をこめた。
「じゃ、あらためてどうするか考えるわよ」
「えぇ」
「とにかくまずは、アランとコンタクトを取りたいのだけど…… さすがにアランと言えども、あの数相手では余裕とはいかないかもしれないわね。耐性魔法はまだ大丈夫だと思うけどもう身体強化の魔法は切れているだろうし気になるわ。それに、火吹き鳥にも備えないと…… とっさにストーンウォールを出してしまったけど他の手段をとったほうがよかったかもね」
まわりを黒く覆われている空間で二人は、作戦を思案する。
(私一人なら壁を解除してもすぐさま別の手段でなんとかできるだろうけど、アカネがまずいわよね。うーん……)
ミサが作り出したストーンウォールは相変わらずひび一つ入っていないが、ブラックコンドルの襲撃は続いており今解除すればたちまちアカネが餌食になるのは目に見えていた。
そのとき周囲から、数々の声と、魔法が繰り出されている気配を感じる。
「ファイヤーボール(大火球)」
「ウインドカッター(風の刃)」
「中におられるのは、ミサ様ですか?」
壁の向こうからミサに呼びかける声が聞こえた。
「そうよ。もしかして、魔法兵団かしら」
「はい、その通りです。マリカ様を筆頭に、ようやく到着いたしました。遅れまして申し訳ありません」
「待っていたわ。じゃぁ、この壁解除したいから、少しの間、敵を近づけさせないで」
「は。かしこまりました。おい、みんな。ブラックコンドルに集中攻撃だ」
「はい」
すると、次々にブラックコンドルの悲鳴があがりはじめる。
やはり、国が誇る魔法兵団である。一人一人の能力も高く、中位の力を持つブラックコンドルが次々に討ち落とされていく。
空を自在に舞う魔物たちも精度の高い魔法の攻撃には避けることもかなわず、焼かれた個体は、まるで焼き鳥である。
「ミサ様、今なら大丈夫です」
「わかったわ」
ミサはストーンウォールを解除すると、目の前にはおびただしい数のブラックコンドルの死骸が広がっていた。
「ミサ様ご無事で何よりです」
「私はこんなところでやられないわよ。それより、アランは?」
「団長ならもちろん無事ですよ。マリカ様も救援に向かわれましたし、あちらで二人で戦っておられます」
そこには、剣を武器に戦う二人の姿があった。
アカネは魔法兵団がきていると思っていたので、剣で戦う女性が混じっていることが少し不思議であったがその姿は洗練されたもので、二人の間でもまた次々にブラックコンドルが討ち果たされていた。
「さすがアランね。あの数じゃどうかと思ったけど心配には及ばなかったみたいね」
そのとき、アカネは地面に広がる死骸を見て一つの違和感を覚えていた。
はじめにアランが切り込んでいったあたりには、誘惑鳥の死骸が転がっていたが、それ以外のところではほとんど全てがブラックコンドルばかりだったからだ。
「誘惑鳥の死骸が少ない?」
「え?」
そうつぶやいたアカネの言葉は空を切り、ふと振り返ると駆けつけたいくらかの魔導士たちが誘惑鳥によって催眠状態に陥らされていた。
誘惑鳥は一連のブラックコンドルの襲撃を囮に大きく旋回、隙を伺い気づかれぬように鱗粉をふりまいていたのだ。
そして、その集団を目がけて、力を貯めていた火吹き鳥から再び火球が繰り出されるのであった。




