閑話 とある大悪魔の日常
「死ぬがよい」
「まっ、待ってくれ。こいつは、こいつは俺の大切な…」
「えぇい、うるさいうるさい。そんな下等生物を飼おうとするなどとぬかしおってからに!!」
「ちょ、見てくれよ、この綺麗なフォルム。
黒光りしててかっこいいし、なにより、生命力が高いんですよ!!我ら悪魔と似通っている…私は、この生物と悪魔とは何らかの関連があると考えました!
この生物の研究は我ら悪魔のさらなる発展に必ずや貢献すると
「さらなる発展を目指すのはいいが、そんな下等生物を使うな!精神攻撃か!?周りの家からも苦情が来とるんじゃよ!?それをいちいち確認しにくる儂の労力も考えてくれ!」
う、た、確かにそれはその通りですが
「反論は認めん!今すぐそいつを殺すのだ!成長したらどれた負け迷惑な存在になるか…お主も身にしみてわかっておるはずだが?」
それが悪魔ってもんで「【灯火】」すよねってアァァァァ」
男悪魔がかばっていた生物は儂の手から出た小さな炎によって焼き尽くされた。
「アァァァァ。ゴキキチィィィ」
「儂、なんでゴキブリ退治しとるんじゃ…
「マモン様。そろそろお時間が迫ってきておりますので…」あぁ…今日はあの日か…」
と、儂に話しかけてきたのは儂が数百年ほど前に儂の強欲センサーに引っかかり、捕まえてきた女…今は、完全にサキュバスと化しているが今でもちょっと狂信的で冷静な女じゃ。儂が欲しかったから奪っただけだというに…
「何をお考えになっているのかは、わかりますが他の大罪悪魔の方たちからこっそり奪っている力のことがバレる危険性が…いえ、あの方たちに限ってそれはありませんね。失礼しました。」
「でなくていいんじゃないかの」
「わかります…わかりますが…」
「仕方ない…行ってくるとするかの…」
何のためにあの地獄絵図の中に入り込もうとしているのかを分かっているこのサキュバスは何か感動しておるらしい…目が潤んでおる…
「…貴方様が我が主人で本当に良かった…」
「お主を手に入れたのは儂の欲のためじゃ…調子にのると、痛い目を見るかもしれんなぁ」
「フッ…そう私に仰られたのはこれで8000回になりましたよ…お気遣いありがとうございます」
「では、これをお前に言うのもそのぐらいになるのだろうが、そんなことはないぞ?儂のコレクションに傷をつけた原因がコレクション自身だった…そんなことは絶対に許さないというだけの話じゃで…原因が他にあったら…これは言うまでもないかの」
「…はぁ…やはり本音は出ませんか…」
相変わらずわけのわからぬことを…
「儂はいつでも本音じゃ」
「…そうですね。お時間をとらせてしまい申し訳ございません。では、行ってらっしゃいませ」
「うむ、では行ってくる」
儂の名はマモン。強欲の大罪を司る悪魔にして、この世界の守護者じゃ…
他の大罪悪魔の奴らもそのはずなんじゃが…奴ら、知性というものが欠如しておるからのぉ…
実質、最後の守護者じゃな…はぁ…あやつらの先代たちは本当に惜しかった…
うーん。本編も今日あげるつもりだったのに…明日には必ず出せる…はず




