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8話 やだやだやだやだやだやだ!

5歳のシンはこの話で終わりです。


現在シンとアルはヒメノ国に着き生活する小屋を掃除し終わった。

「ふぅー終わったぁー」

「日が暮れる前に終わって良かったです」

「うん、それよりお腹減ったね」

「そうですね、食事にしましょう」

「じゃあ外食?」

「ええ、ですが用事の為剣は持って行きましょう」

「うん」

そう言って2人は城を出て街を歩く。

「明日の朝のご飯も調達しないと」

「それにお金を稼ぐ方法も考えないと行けません」

「そうだねぇ〜アル所持金はいくら?」

「金貨2枚、白銀貨3、銀貨10、銅貨20、です」

「へ、へぇー」

シンはアルから目線を逸らした。

「シン様!所持金はいかほどですか?」

アルは疑惑の目でシンを見ながら言った。

「白銀貨1枚、銀貨4枚、銅貨40枚、小銅貨30枚、かな〜テヘッ」

「「テヘッ」じゃあありませんよ!」

アルはシンに向かって怒って言った。

「なんでそんなにお金が無いんですか?あなた王子でしょ!」

「いやね、ほら剣買っちゃったしぃー」

「はぁ」

シンの言葉にアルは頭を抱えてため息をついた。

「いいですかこれから私がシン様のお金の管理をしますからね!」

「は、はい」

「食事はあの店にしましょうか」

「うん」

2人は店に入って席につき店員が聞いてきた。

「なににされますか?」

「えーと異国から来たのでおすすめでお願いします」

「私もおすすめでお願いします」

「あいよ」

そう言って店員は厨房に入っていった、しばらくすると料理を運んできた。

「お待たせしました、魚の塩焼きと米と味噌汁だよ、二人で銀貨1枚ね」

アルは店員に銀貨1枚支払った。

「確かに、ゆっくりしてきな」

「ありがとう」

「シン様、先に私が食べますので」

「毒味?大丈夫だって」

「いけません!」

「わ、わかったよ!」

アルは不格好に箸を持ち食べた。

「毒はありません」

「楽しみにしてたんだ〜いただきます!」

そう言って笑顔で魚と米を食べた。

「うんめ〜」

「はい、美味しいです」

「何より味噌があることに驚いたよ」

「このスープですか?」

2人は味噌汁を飲んだ。

「ふぅー体に染み渡る」

「体が温まります、それにこの塩気がいいですね」

2人はあっという間に完食し店をでた。

「いやー美味しかったねぇー」

「ええ、あの米と言うのは美味しかったですね」

そう話しているとシンは武器屋の剣に視線を向けた。

「シン様、買いませんよ!」

「いや、何も言ってない!」

「いいですか!自給自足の為に無駄使いはしませんからね!」

「入るだけだって〜」

「ダメです!ほら行きますよ!」

「は〜い」

シンは落ち込みながら街中を歩き商店で食材を調達し、今日は小屋で眠りについた。

..

.

早朝、食事を済ませシンとアルは修練場でハヤテを待った、しばらくするとハヤテとヤミが来た。

「よう、準備できてるみたいだな」

「早速、始める」

ヤミとハヤテはそう言った。

「お前らはまだガキだ、基本的な剣の扱いと身体を鍛えるのがこれから5年の修行だ、いいな?」

「「はい!」」

「それと修行は朝だけだ昼からは冒険者ギルドで依頼を受けて実戦を積みな」

「え?昼は自由にして良いって前に言ってませんでした?」

「シン、細かい事は気にすんな」

「は、はぁ」

「早速今から修行始めるぞ!」

「「はい!」」

シンとアルは剣を構えハヤテも腰の刀の柄に手をかけ居合斬りの構えをとった、ヤミは少し離れた場所から見ている。

「アル行くよ!」

「はい!」

2人は同時にハヤテに斬りかかったが、ハヤテは二人の剣に攻撃し二人は衝撃で小屋まで吹っ飛ばされた。

バゴンッ

「ガハァッ!」

「グハッ!」

二人は何ヶ所か怪我をした、そして吹っ飛ばされた事で小屋は半壊した。

「アルー生きてる?」

「何とか」

シンとアルは小屋の中で倒れて会話を始めた。

「ハヤテさんが剣を抜いたの見えた?」

「いえ、一瞬にしてこの状態になりました」

「「次元が違いすぎる」」

「何ヶ所か捻ってるわこれ」

「骨折してるでしょうね」

そう二人で話しているとヤミとハヤテが駆け寄ってきた。

「おい!お前ら生きてるか?!」

「スマナイ!」

「ハヤテ!限度があるだろ!まだガキだぞ!居合なんかつうなよ!」

「ス、スマナイ!」

ヤミはハヤテに向かって怒鳴った、ハヤテは申し訳なさそうにしていた。

「すいません〜多分骨折れてます」

「動けません」

その言葉にヤミとハヤテはハッとなり医師を呼んでシンとアルを治療した。

「しばらくは安静にしとけよな修行はそれからだ」

「「はい」」

そうして修行当時にして二人は怪我をおい数日安静にするのだった。

..

.

数日後アルとシンはヒメノ国の回復魔法使いにより全回復し、ハヤテの修行が始まり木刀でシンとアルはボコボコにされたのであった。

「イッテェ〜」

「ですが怪我はしてません」

「そうだねやっと修行が始まって今日は終わったんだし」

シンとアルはハヤテに扱かれて修練所に倒れ込み話していた。

「シン様この後どうされます?」

「うーん、まず冒険者ギルドに行って冒険者登録しない?」

「そうですねついでにミルザルの素材を買い取って貰いましょう!」

「え?ミルザル売っちゃうの?!」

シンは驚いて言った。

「はい」

「11匹だけ売ろうか」

「いえ、全部売りましょう」

「え?!」

「今後活動するためには資金が入りますので全部売ります」

その言葉にシンは抵抗した。

「ちょっと待って!嫌だよ!」

「何故ですか?」

「せっかく31匹集めたんだから貯めようよ!」

「なぜ集めるのです!」

「いやーほら取集癖っ言うか〜」

「ダメです!いつになったら売るのですか?!」

「目指せ!ミルザル100匹!」

シンはドヤ顔でアルに向けて言った。

「ダメです全部売ります」

「やだやだやだやだやだやだ!」

「わがまま言わないでください!」

「100匹集めるの〜!」

シンは地面に転がり周りなが言う。

「ほら!行きますよ!」

ガシッ

アルはシンの襟首を掴み引きずる。

「ちょっと!酷くない!」

シンはアルに引きずられて冒険者ギルドへと入った。

冒険者ギルド内にはギルド職員以外誰もいなかった。

「予想してたよりも人が少ないね」

「荒くれ者がいると思ったのですが」

「荒くれ者ってアル!冒険者でしょ!」

「シン様に難癖をつけてくるものがいると思ったのですが」

「アル怖いよ〜」

そう言いながらガランとしたギルド内を歩く。

二人はカウンターにいる女性職員に話しかける。

「すみません、冒険者登録したいのですが」

「かしこまりました、こちらの登録書に記入をお願いします」

「「はい」」

「ねぇ、アル名前とかフルネームでいいの?」

「ここは名前だけにしましょう、他の記入欄も正体がバレないようにかきましょう」

「了解」

そうして二人は冒険者登録書に記入し女性職員に渡した。

「問題はありませんね、ではご説明しますね」

「「お願いします!」」

「冒険者とは例えば、盗賊討伐、ダンジョン攻略、魔獣討伐、魔物討伐、護衛、素材採取、などの依頼をして報酬を得る仕事です」

「ダンジョン攻略の利益はなにかあるんですか?」

「ダンジョンでのドロップ品などをギルドで買取させていただきます」

「強制ではないのですね」

「もちろんです」

「そして依頼ごとにランクがあり依頼に見合ったランクでなければ受けられません」

「ランクをあげるにはどうしたら?」

シンが女性職員に聞いた。

「ランクにより変わります、Cランク以下は依頼達成数によって上がります、Cランク以上は昇格試験によりランクアップします」

「ランクの種類はどれほどに?」

アルが聞いた。

「順番に、G、F、E、D、C、B、A、AA、AAA、S、SS、SSS、となっています」

「多いのですね」

「ええ、Sランク以上は少数しかいません、それほどに実力が必要とされるのです、説明は以上となります」

「「ありがとうございます」」

二人は言いアルがギルド職員に聞いた。

「あと、魔獣の買取をお願いします」

「大丈夫ですが今でしょうか?」

「ええ、収納袋があるので」

「か、かしこまりました」

アルの言葉にギルド職員は驚いたがすぐに買取窓口に案内された。

「それでは出していただいて大丈夫です」

そう言われて二人は収納袋からミルザルを全部出した。

「し、少々お待ちを」

そう言ってギルド職員はガタイがいい男性達を呼びミルザルを運んで行った。

「査定には少々時間がかかるのでお待ちを、終了しましたら呼びますので」

「わかりました」

シンとアルは近くの依頼板に寄り依頼を見た。

「ダンジョン依頼が多いね」

「ここにあるって事は人気がないのですかね?」

「まず受注する人がいないのかもね」

「そうですねダンジョンに直接行けばいいのですから」

「まだ時間あるし採取依頼でも受ける?」

「そうですね今のうちに依頼を受けましょう」

そう話しているとギルド職員から呼ばれカウンターへ向かった。

「査定が終わりました、ミルザル31匹、金貨1枚、白銀貨2枚、になります」

「結構良い値がつきましたね」

「う、うん」

シンは少し残念そうだった、アルはお金を受け取り先程の依頼を女性職員に渡した。

「お二方はGランクからスタートなのでこの採取依頼を受けることができますが、今から行かれますか?」

「「はい!」」

そうして二人は依頼を受注しギルドを出て騒がしい街中を抜けて森へと向かった。

「ヒリ草20本採取かー」

「ヒリ草は傷薬にも使われます」

「そうなの?」

「ええ」

「回復魔法があるのに?」

「シン様、誰でも受けられる訳ではありません」

「そうだよな、自分たち用にも持っていこうか?」

「そうですね我々は回復魔法は使えませんし」

二人はそう言ってヒリ草を取っていった。

だが、平穏は突然崩れた、森の中から数多くの足跡と奇声が二人の耳に聞こえた。

「魔獣か?」

「魔物の可能性もあります」

「にしても数が多く感じる」

「ですね、段々と近づいていますね」

「隠れよう」

「はい」

そう言って二人は草むらに隠れよ息を潜めた。

そうすると10匹の緑色の肌をした魔物がシンとアルの視界に入った。

「ゴブリンですね」

「ゴブリンかここら辺が生息地なのか?」

「いえ、ヒメノ国に近いですし」

「放置していいの?」

「ゴブリン達が向かっているのはヒメノ国がある方向です」

「放置はできないな」

ゴブリン達はシンとアルの存在に気づき近づく。

「バレたか、ヤるよアル!」

「はい!」

そう言って二人は草むらから出て剣を構えた。

「ギァー!」

「ギァー!!」

ゴブリン達が奇声をあげ二人に棍棒や古びた剣で攻撃した、二人はその攻撃を交わしゴブリン達を斬っていく。

「ギァー!」

「エアカッター!」

シンは魔法唱え残りのゴブリン2匹の胴体割いた、だが周りから複数の奇声が聞こえてくる。

「まだゴブリンはいるみたいだな」

「群れで動いてるのでしょうか?」

「そうだね」

今度は30匹のゴブリンが向かってきた。

「おいおい!こんなにゴブリンは群れるのか?!」

「なにか起こっているのかもしれません!ヒメノ国に知らせに行きましょう」

「そうだね急ごう」

だが、ゴブリンは10匹ほど二人を囲んでいた。

「40匹か、後ろは頼んだよアル!」

「おまかせください!」

そう言って二人は背中を合わせてからゴブリン達に向かった。

「狼煙の火種になれ!」

「ファイアーボール!」

シンの放ったファイアーボールは複数のゴブリンを燃やした。

「ギァーー!」

「ギァァー!」

シンに燃やされ奇声をあげながら死んだ。

「飛斬撃!」

アルの飛斬撃が剣から飛びゴブリン達目掛けて向かいゴブリン6匹が斜めに斬られた。

2人がお互い10匹ほど狩った頃またもやゴブリンが増えた。

「クソったれ!多すぎるぞ!」

「ぐぅ」

シンはゴブリンから攻撃を受けた。

数が多いからなんだ?逃げれないんだから戦うしかないだろ!俺はアルを守りたい!

俺はどうしたいんだ?俺は守りたいものを守ると決めやり込むと決めた。

「ハハハ!そうだよやり込むんだよこの世界を!!」

「お前らを糧にして!強くなってヤる!行くぞゴブリン共!」

「ファイアーレイン!」

シンが魔法を発動させゴブリン達の上から火の雨がふる、10匹ほど倒し残ったゴブリンを剣で斬っていき、シンは立て続けに魔法を発動した。

「ファイアーボール!」

「ギァー!!」

「ファイアーバレット!」

複数の火が次々とゴブリンに当たっていく。

「ギァー!」

所々から奇声が上がりシンとアルはまた背中を合わせ言った。

「アル大丈夫か?」

「はい、何ヶ所か怪我を負いましたが戦えます」

「アル!こいつらを狩り尽くすぞ!」

「お供します!」

そういった瞬間10匹のゴブリンの首が飛んだ、そんな状況にシンとアルは警戒をする、だが見えたのはハヤテだった。

「二人共無事か?」

「ハヤテさん!」

「ハヤテ様なぜこちらに!」

「まだ、小屋に帰ってきてなかった」

「すぐに片づける」

そう言ってハヤテは囲んでいたゴブリンを全滅させた。

「まだいる、二人共我の後ろに、100匹はいる」

シンとアルはハヤテの後ろに移動しハヤテは居合の構えを取った。

「斬域!」

ハヤテが言った瞬間ハヤテから膜の様なものがどんどんと広がっていく、視界に多数のゴブリン達が見えた。

「入ったな」

「三日月現斬!!」

周囲に衝撃が伝わり木々とゴブリンの首が一斉に切れた、その光景にシンとアルは唖然とした。

「では、帰ろう」

「「は、はい」」

そう言って二人はハヤテについて行き小屋につき今日は眠りにつくのだった。

...

..

.

早朝にてヤミが小屋に来た。

「シン、ちょっと来な」

そう言われ小屋から出て少し離れた木影で座った。

「お前は前に言っていたよな強くなりてぇって」

「はい」

「なぜそう思った」

「守りたいものを守るためです」

「それだけじゃねぇだろ」

「そうですね、レベルやスキル、ステータスをあげたい、魔物や魔獣と戦いたいと思っています」

「ハハハ!お前はおもしれぇ、だがまだ経験や知識が足りねぇ、だからお前は冒険者ランクを上げろ」

「冒険者になれって言う事ですか?」

「そうじゃねぇ簡単に言えば冒険をしろってこった」

「冒険ですか...」

シンはニヤけてしまった。

「お前の成長に必要な事だと俺は思うぜ、てめぇの事はウィルから聞いてる、今分からなくても当然だ、だからこの世界を知れ」

この世界を知るか、なんだかワクワクするものだ。

「5年間修行をつけてやるその後はお前のやり方で生きてみろや」

「ありがとうございます!」

「それじゃあな」

そう言ってヤミは去っていった。

剣術もそうだけど魔法もまだ知らない、俺はまだ半信半疑なのかもしれない、だから俺は修行が終わりシュトラス国に帰ったら冒険をしまくる!


そうして、シンが決心し修行はこれから始まるのであった。

―――――――――――――――――――

「いやー大分この世界に慣れてきたようだね、それに君は彼に気に入られたようだし何よりだよ、これから君が進む道はどうなって行くのだろうね、君はこれから知って行くだろ、だけど神でさえこの世界の1割ほどしか知らない、シンくん頑張りたまえ」



9話までには少し時間がかかると思います、魔法名や、スキル名が乏しく悩んでいます。

次は登場人物紹介等です

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