7話 見た目聞いてない
今回は短めになっています。
社交界から三日がたち、四日後にシンはヒメノ国に旅立つ、そうしてシンは自室にてハクの体に顔を埋めてモフモフしていた。
「ハクーどうだ?気持ちいかぁ?」
「クゥ〜ン」
「どうだ!俺の手さばきは!」
そうシンがハクとじゃれていると自室の扉らからヒョコッと誰かが覗いていた、見た目はロングヘアで少し前髪が長く髪色は白で目が水色で本を抱えている。
「アリスか?」
扉から俺を覗いてたのはアリス・シュトラス4歳の俺の妹だ。
「兄様、しばらくいなくなるってほんと?」
アリスが言った。
「うん、剣の修行にね」
「そう」
アリスは悲しそうな表情をしながらハクの傍まできた。
「この子が兄様の従魔なの?」
「そうだよ、ハクって言うんだ」
「私はアリス、ハクよろしくね」
「ウォン!」
アリスは伏せているハクに寄りかかり抱えてた本を読み始めた。
アリスは口数が少なく本が大好きで部屋にいることが多く、食事も部屋で食べている
「兄様いつ帰ってくるの?」
「修行期間は5年だけどたまに帰ってくるよ」
「そう」
「兄様、ハクは連れて行くの?」
「いや、リアに預けるよ」
「そう」
「私もハクをたまに預かりたい」
「いいよ、リアと相談してね」
「分かった」
アリスはしばらくシンの部屋に居座りこの日は平和だった。
...
..
.
ヒメノ国に出発当日、シンとアルは城門で家族に見送られていた。
「シンよ、頑張るんだぞ」
「シンちゃん!たまには帰ってきてね!」
「シン、体調には気よつけるんだよ!」
「シン、アル、しっかりと剣術を習って来るんだぞ!」
「2人とも帰ってきたら私が模擬戦をしてやろう!」
「シンくん!何かあったら手紙ちょうだいね!」
「兄様、ハクはまかせて」
「シン、アル無事に帰ってきてね」
ウィル、ルシア、レイツ、ヴァン、ナタリア、シーナ、アリス、リア、が2人に向かって言った。
「「はい!」」
城門に馬車が止まり中からヤミとヨミが出てきた。
「よし、お前ら荷物を馬車の荷台につけな」
「ハッ」
ヤミは護衛に向かって言った。
「お二人とも準備はよろしいでしょうか?」
「いつでも行けるよ」
「準備できています」
「お前ら馬車に乗れ!行くぞ!」
「「はい」」
2人は馬車へと乗り窓から見送りのみんなを見た。
「行ってらっしゃい!」
「元気でな!」
「無事に帰ってきてね!」
「ウォーン!!」
シンとアルは手を振り、馬車は動き出し城壁から離れて行くのだった。
...
..
.
シン達はシュトラス国から出て2週間が立った頃、赤い葉の木の森に入った。
「着いたな、今日はここで野宿だ」
「まだ昼前ですが?」
「野宿にはまだ早いのでは?」
ヤミの言葉にシンとアルが聞いた。
「お前ら2人には、ここ紅の森でスキルを取得の為魔獣を狩ってもらう」
「スキル取得ですか?!」
シンは喜びながら言った。
「ああ、それが修行を始める準備ってとこだ」
「分かりましたが、なんのスキルを取得するのですか?」
アルがヤミに聞いた。
「鑑定スキルだ」
「「鑑定スキル!?」」
「ああ、強くなるためには自分のステータスをいつでも確認できなきゃな」
「「分かりました!」」
「お前らが狩るのはミルザルだ、ミルザルは観察に優れてる、攻撃を予測して避けやがるからな」
「攻撃が避けられるならどうっやって倒すのですか?」
「予測して避けるって言っても限度はある、それとヤバくなったら助けに入るから安心しろ」
「「ありがとうございます!」」
「ミルザルを倒しても鑑定スキルが入手できなきゃ、狩りまくれ!それまではここで野宿だからな!」
「「は、はい」」
「それとこれをやるよ」
ヤミに渡されたのは袋だった。
「収納袋だ、ミルザルを倒したら入れろあとそれはお前らにやるから好きに使え」
「「ありがとうございます」」
「アル、早速ミルザルを狩ろうか」
「はい」
そう言って2人は剣を携えて馬車を降り紅の森へと入っていった。
..
.
シンとアルは紅の森を警戒しながら進んでいく。
「ねぇアル?」
「シン様どうしました?」
「俺達ミルザルの見た目聞いてなくない?」
「あ」
2人揃って立ち止まった、そうしてると木から何かが降りてきた。
「キィー!」
見た目は赤い毛色のサル。
「こいつがミルザルか!」
「そうみたいです、ここは私が」
そう言ってアルはミルザルに斬りかかった
「キィー」
シュッ
ミルザルはアルの剣を余裕で避けた。
「本当に攻撃を予測して避けてますね」
「アル!二人でやるよ!」
「はい!」
アルが剣を真下に振るいミルザルは左に避けたが横からシンに斬られ息絶えた。
「これで入手できてればいいんだけど、鑑定!」
何も起こらなかった。
「私も入手できてません」
「これの繰り返しみたいだね」
「ええ」
「やるしかないよね」
「入手できるまでヒメノ国には行けませんからね」
そう言ってアルとシンは倒したミルザルを収納袋に入れて次々とミルザルを狩って行った。
5匹目
「キィー!」
「「鑑定」」
10匹目
「キィー!」
「「鑑定!」」
15匹目
「キィー!」
「「鑑定!!」」
20匹目
「キィー!」
「「鑑定!!!」」
30匹目
「キィー!」
「「鑑定!!!!!」」
シンとアルは木の影に座り込み休憩した。
「ふぅー、全然入手できないねぇー」
「ハァハァ、だいぶ太陽が動いてますね」
「それに収納袋にミルザルの死体がいっぱいだけどまだ入りそう」
「もしかして今まで狩っていたのミルザルじゃなかったとか?」
「それは、さすがにないと思いますが、一応ヤミ様に聞きに行きますか?」
「うん、聞きに行こう」
そう2人が話していたらシンの横っ腹が蹴られシンは飛ばされた。
「グゥッ」
「シン様!」
「だ、大丈夫!」
アルは飛ばされたシンに駆け寄り2人は木影から出てくるものを見た。
「キィィィ!」
「ミルザル?」
「ですが少し大きいです」
ミルザルはアルへと殴りかかった。
「くっ」
アルはミルザルの拳を剣で受け止めた、その隙にシンが横からミルザル目掛けて剣を振るったが後ろに下がって避けた。
「普通のミルザルよりも動きも力も強いです」
「うん、剣だけじゃ勝てない、だけど火魔法は無理だ木が燃える、使えるのは風魔法だけだ」
「私が前衛で戦います、シン様は魔法で援護をお願いします!」
「分かった!」
アルはミルザルの拳を避け懐に入り攻撃しようとしたがミルザルが跳躍した、だがシンは飛んだミルザルに魔法を放った。
「ウインドカッター!」
風の斬撃ウインドカッターはミルザルの左腕を切断した。
「キィィィ!!」
ミルザルは地面に着地し腕を切断され奇声をあげた。
「身体強化!」
アルは身体強化を発動させミルザルに近づいたがミルザルは逃げようとしたがシンに阻まれた。
「ウインドカッター!」
「キィィィィ!」
シンのウインドカッターはミルザルの真下の地面に当たった。
「逃がすわけないだろ!」
アルはシンがミルザルの注意を引いてる間にミルザルの後ろから首を斬った。
「ハアアアア!」
ジュシャッ!
地面にミルザルの首が転がる。
「アル!ナイス!」
「シン様のお陰です!」
「よし!確認しようか!」
「はい!」
「「鑑定!」」
ウィン
「できたぁ!!!!」
「やっと入手できましたね!」
どれどれステータス確認っと!
―――――――――――――――――――
【ステータス】
【名前】シン・シュトラス
【種族】新人族・ハイエルフ
【称号】シュトラス国王子・神の後継者
【LV】15レベル
【EXP】225
【HP】150 「最大163」
【MP】253「最大300」
【ATK】50
【VIT】145 「最大150」
【DEF】50 「最大60」
【DEX】30
【AGI】80
【LUK】10
【スキル】
【テイム】Lv2
【知恵の本】Lv2
【火魔法】Lv3
【風魔法】Lv1
【鑑定魔法】Lv1
【テイム】
【名前】ハク
【種族】不明
【称号】シンの従魔
【LV】不明
【EXP】不明
【HP】不明
【MP】不明
【ATK】不明
【VIT】不明
【DEF】不明
【DEX】不明
【AGI】不明
【LUK】不明
【スキル】
【身体強化】Lv不明
【速度上昇】Lv不明
【不明】Lv不明
【不明】Lv不明
―――――――――――――――――――
種族ハイエルフって俺耳長くないけど母がハイエルフだと種族も増えるのか?
ダメージもステータスに表示されるのか、それにラック10って低くね?【テイム】【知恵の本】共にLv2か何かできることが増えたのか?で、一番気になるのがハクのステータスだ!ほとんどが不明って、てか従魔のステータスも見れるのか?テイムのスキルの影響?ああ〜分からん!
「結構上がってる」
「私も大分あっがっていました、それと新しくす鑑定以外のスキルがありました」
「おお!なになに?」
「【パリイ】と【飛斬撃】です」
「おお!防御と攻撃か!すごいじゃん」
「ありがとうございます」
「それじゃあ戻ろうか」
「はい」
こうしてシンとアルは鑑定スキルを入手し野営地へと戻ってきた。
「お!お前ら日が落ちる前に戻ってきたか!」
「お二方もご無事で何よりです!」
そう言うのはヤミとヨミだ。
「はい、鑑定スキル入手できました」
「ミルザルを31匹倒してやっと入手できました」
「お前ら運が良かったな」
「「え?」」
「大抵100以上倒さねぇと入手できねぇんだよ」
「まじかぁ〜」
「31匹で入手できて良かったですねぇ」
「うん、本当にね」
「今日はここで野宿して、明日の朝出発だ」
「「はい」」
...
..
.
シン達は早朝に紅の森から出発し、紅の森を出て川沿いの道を馬車で移動していた。
「お前ら、ヒメノ国が見えてきたぞ」
シンとアルは馬車から外を見た、視界に広がるのは和風の家そしてそびえ立つ日本にある城だった。
「すっげえ〜」
「服装もシュトラス国とは違いますね」
シン達はヒメノ国の城に向かっている。
「お前らは城の修練所にある小屋で自分らで生活しろ」
「自給自足ってことですか?」
「ああ、剣術の指南はやってやるが他は自分でやんな!いいな?」
「「はい!」」
シン達は城に着き修練所に来ていた、そこには長髪で髪を結っている黒髪の男性がいた。
「紹介しよう、お前らに剣術を教える、ハヤテだ」
「コク」
ハヤテは2人に向かってお辞儀をするだけだった。
「稽古は朝だけだ昼からは自由にしな、それじゃああとは頑張れよ」
「お二方頑張ってください」
「コク」
そう言ってヤミ、ヨミ、ハヤテが城へと去っていった。
「まずは小屋に荷物を運ぼうか」
「はい」
2人は荷物を持ち小屋を開けた、小屋の中は古びてホコリが溜まっていた。
「まずは掃除だね」
「夜までには終わらせましょう」
2人はそう言って小屋を掃除したのであった。
8話で区切りが着きます、なので登場人物の紹介と他等々を書き、その後に9話投稿となります。




