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ようこそ、ハルミのカオスな日常へ!  作者: あじせ
家庭内混乱マニュアル:初心者版!
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88/107

第88話 誰にも言わなければ違法じゃない

【緊急速報】「誰にも言わなければ違法じゃない」!?

― 大沢ハルミ一行、ぎゅうぎゅうの車で土曜の買い物へ強行出発!! ―

土曜日。


 


朝。


 


晴れ。


 


ものすごく。


 


晴れ。


 


というか。


 


晴れすぎ。


 


土曜の朝だけ。


 


なぜか。


 


個人的に。


 


攻撃してくるような。


 


あの太陽。


 


そして。


 


キッチン。


 


ハルミ。


 


「……」


 


紙。


 


じーーーーっ。


 


見ている。


 


学校から。


 


もらった。


 


持ち物リスト。


 


ただし。


 


その顔。


 


まるで。


 


古代文字を。


 


解読している人。


 


「……」


 


指。


 


一行。


 


止まる。


 


「製図用コンパス……」


 


沈黙。


 


「……」


 


「これ。」


 


「最近の若者言葉?」


 


違う。


 


紙。


 


裏返す。


 


見る。


 


戻す。


 


もう一回。


 


読む。


 


「……」


 


「本のタイトルとか?」


 


違う。


 


もちろん。


 


違う。


 


だからこそ。


 


ハルミ。


 


決断。


 


本人曰く。


 


天才的。


 


そして。


 


同時に。


 


必死。


 


助っ人。


 


呼んだ。


 


そして。


 


また。


 


コーヒーメーカーへ。


 


戻る。


 


ただし。


 


そのコーヒーメーカー。


 


ハルミが。


 


目を離した隙に。


 


やっていた。


 


「……」


 


「!!」


 


「やばっ!!」


 


「コーヒー溢れるぅぅぅぅ!!」


 


ダッシュ。


 


肩。


 


布巾。


 


やかん。


 


しゅうううう。


 


どこか。


 


パン。


 


焼ける匂い。


 


でも。


 


どこからなのか。


 


本人。


 


分からない。


 


ハルミ。


 


右。


 


左。


 


また。


 


右。


 


くるくる。


 


完全に。


 


緊急事態。


 


ただし。


 


何の緊急事態から。


 


片付けるべきなのか。


 


本人も。


 


知らない。


 


その時――


 


ドンドンドンドンドン!!


 


玄関。


 


ノック。


 


返事。


 


する暇。


 


なし。


 


ガチャ!!


 


「おっはよぉぉぉぉ!!」


 


ソラ。


 


入場。


 


まるで。


 


自分の家。


 


そして。


 


なぜか。


 


手。


 


パン。


 


誰も。


 


そのパンが。


 


どこから来たのか。


 


知らない。


 


本人も。


 


説明しない。


 


「タケルー!」


 


「もう準備できた?」


 


「安心しろ!」


 


「お前の最大のヒーローが――」


 


廊下。


 


タケル。


 


登場。


 


準備。


 


完璧。


 


片手。


 


ギプス。


 


もう片方。


 


コーヒー。


 


そして。


 


顔。


 


いつもの。


 


あの顔。


 


「おはよう。」


 


ソラを見る。


 


一拍。


 


「……何してるの?」


 


ソラ。


 


パン。


 


もぐっ。


 


「女子たちが来るの見えたから。」


 


「俺も来た。」


 


タケル。


 


「帰って。」


 


即。


 


ソラ。


 


肩。


 


掴まれる。


 


玄関へ。


 


ぐいぐい。


 


「えっ!?」


 


「待って待って!!」


 


「ちょ――」


 


その時。


 


ソラ。


 


タケルの腕。


 


見る。


 


「……」


 


ギプス。


 


「…………」


 


一秒。


 


理解。


 


そして。


 


「アハハハハハハハ!!」


 


「お前!!」


 


「転んだだけで腕折ったの!?!?」


 


タケル。


 


「うるさい!!」


 


ソラ。


 


指。


 


びしっ。


 


「よわっ!!」


 


「黙れ!!」


 


キッチン。


 


ハルミ。


 


大声。


 


「ソラくーん!!」


 


「コーヒー飲むー!?」


 


ソラ。


 


「飲むーーー!!」


 


一拍。


 


「でも焦がさないでーーー!!」


 


ハルミ。


 


「うっ……!!」


 


刺さった。


 


タケル。


 


真顔。


 


「そいつのは。」


 


「焦がしていいです。」


 


冗談。


 


ではない。


 


ソラ。


 


「……っ」


 


笑う。


 


我慢。


 


しようとする。


 


失敗。


 


そして。


 


タケルの顔。


 


見る。


 


さらに。


 


気付く。


 


「……」


 


「っていうか!!」


 


「今気付いた!!」


 


「お前!」


 


「目もやばくない!?」


 


「アハハハハハ!!」


 


タケル。


 


「……」


 


ハルミへ。


 


「大沢さん。」


 


「こいつ。」


 


「朝ご飯なしで。」


 


その時。


 


玄関。


 


また。


 


足音。


 


「おはよー!」


 


アイコ。


 


にこにこ。


 


入る。


 


その後ろ。


 


ヒナ。


 


「準備してきたよ!」


 


小さなバッグ。


 


得意げ。


 


二人とも。


 


顔。


 


完全に。


 


重要任務。


 


その瞬間。


 


部屋。


 


バタバタバタッ!!


 


メイ。


 


走ってくる。


 


髪。


 


ちょっと。


 


ぼさぼさ。


 


でも。


 


目。


 


完全覚醒。


 


「今日!!」


 


「ランドセル買うんだよね!!」


 


キッチン。


 


ハルミ。


 


腰。


 


手。


 


「よぉぉぉし!!」


 


「みんな準備できたー!?」


 


ソラ。


 


「俺はできてる!!」


 


誰よりも。


 


早く。


 


回答。


 


ただし。


 


もう。


 


テーブル。


 


座っている。


 


パン。


 


まだ。


 


手。


 


タケル。


 


パンを見る。


 


ソラを見る。


 


パン。


 


もう一度。


 


見る。


 


「……」


 


「そのパン。」


 


「どこから出したの?」


 


ソラ。


 


真顔。


 


「パンが。」


 


「自分の運命を。」


 


「選んだ。」


 


「……」


 


タケル。


 


理解。


 


拒否。


 


「大沢さん。」


 


「もう行きましょう。」


 


ソラという存在。


 


しばらく。


 


無視。


 


決定。


 


 


五分後。


 


車。


 


ハルミ。


 


エンジン。


 


かける。


 


ブルルルン。


 


そして。


 


後ろ。


 


振り返る。


 


「……」


 


停止。


 


見る。


 


もう一度。


 


見る。


 


「……」


 


「人。」


 


「多すぎない?」


 


後部座席。


 


現在の状況。


 


メイ。


 


窓側。


 


その隣。


 


ヒナ。


 


さらに。


 


アイコ。


 


ぎゅっ。


 


タケル。


 


どうにか。


 


人間としての。


 


姿勢。


 


維持。


 


そして。


 


真ん中。


 


ソラ。


 


完全に。


 


サンドイッチの具。


 


でも。


 


本人。


 


快適そう。


 


ハルミ。


 


「……」


 


不安。


 


「これ。」


 


「大丈夫?」


 


ソラ。


 


即答。


 


「大丈夫。」


 


一拍。


 


「誰にも言わなければ。」


 


「違法じゃない。」


 


ハルミ。


 


「ソラ。」


 


低い。


 


ソラ。


 


「冗談冗談。」


 


一拍。


 


「……でも。」


 


「本当。」


 


「ソラ!!」


 


その横。


 


メイ。


 


「腕動かせなーーーい!!」


 


ソラ。


 


元気。


 


「素晴らしい体験には!」


 


「犠牲が必要だ!!」


 


自分。


 


一番。


 


快適。


 


アイコ。


 


「……」


 


「私の膝。」


 


「前のシートまで行ってる。」


 


タケル。


 


「それ。」


 


「俺の膝。」


 


「……」


 


アイコ。


 


確認。


 


「……あ。」


 


沈黙。


 


全員。


 


一度。


 


自分たちの配置を。


 


再評価。


 


ハルミ。


 


深呼吸。


 


「……」


 


「みんな。」


 


「シートベルトしてる?」


 


「……」


 


沈黙。


 


怪しい。


 


ものすごく。


 


怪しい。


 


ハルミ。


 


目。


 


細くなる。


 


「……」


 


「みんな。」


 


「シートベルト。」


 


「してる!?」


 


ガチャッ!!


 


ガチャッ!!


 


ガチャッ!!


 


ガチャッ!!


 


ガチャッ!!


 


一斉。


 


速い。


 


ソラ。


 


胸。


 


張る。


 


「今した!!」


 


ハルミ。


 


「よぉぉぉし!!」


 


「じゃあ出発ーーー!!」


 


車。


 


発進。


 


人数。


 


いっぱい。


 


声。


 


いっぱい。


 


テンション。


 


いっぱい。


 


土曜日。


 


朝。


 


この車一台で。


 


小さな町くらいなら。


 


動かせそうな。


 


エネルギー量。


 


そして。


 


最初の。


 


信号。


 


停止。


 


赤。


 


ハルミ。


 


「……」


 


バッグ。


 


ごそごそ。


 


タケルの。


 


目薬。


 


探す。


 


バッグの中。


 


音。


 


ガサガサ。


 


カチャカチャ。


 


中身。


 


推定。


 


リップグロス。


 


鍵。


 


ペン。


 


ノート。


 


また。


 


鍵。


 


さらに。


 


正体不明。


 


いろいろ。


 


その間。


 


ソラ。


 


窓。


 


見る。


 


道路。


 


ほぼ。


 


誰もいない。


 


「ねえ。」


 


「なんで信号って。」


 


「誰もいないのに。」


 


赤になるんだろう。」


 


アイコ。


 


別方向。


 


「そもそも。」


 


「こんな小さい町なのに。」


 


「なんでみんな車持ってるんだろ。」


 


「……」


 


誰も。


 


答えない。


 


土曜日の朝。


 


信号待ちで。


 


する必要。


 


ゼロ。


 


そんな疑問。


 


その時。


 


ハルミ。


 


「見つけたぁぁぁ!!」


 


質問。


 


聞いてない。


 


完全に。


 


聞いてない。


 


目薬。


 


手。


 


タケル。


 


見る。


 


「……」


 


顔。


 


即。


 


嫌。


 


「来ないで。」


 


ハルミ。


 


「何言ってるの!」


 


体。


 


後部座席へ。


 


ぐいっ。


 


「タケル!」


 


「上向いて!」


 


「嫌だ!!」


 


「向いて!!」


 


「前見て運転して!!」


 


「赤信号だから大丈夫!!」


 


「そういう問題じゃない!!」


 


ハルミ。


 


目薬。


 


構える。


 


「一瞬だから!」


 


「言うこと聞いて!!」


 


タケル。


 


顔。


 


全力。


 


逃げる。


 


「嫌だ!!」


 


「その無害そうな目薬で!」


 


「俺の目!」


 


「潰す気だろ!!」


 


「潰さない!!」


 


「早くして!!」


 


「嫌だ!!」


 


現在。


 


大人。


 


子どもと。


 


目薬一本で。


 


本気の口論。


 


そして。


 


数秒後。


 


ハルミ。


 


勝利。


 


ぽたっ。


 


「やぁぁぁぁぁ!!」


 


タケル。


 


目。


 


押さえる。


 


「痛っっっ!!」


 


まるで。


 


酸。


 


入った。


 


くらいの。


 


反応。


 


ソラ。


 


その時。


 


前。


 


見る。


 


「……」


 


目。


 


見開く。


 


「前ぇぇぇぇぇ!!」


 


ハルミ。


 


「え?」


 


振り返る。


 


ただし。


 


まだ。


 


体。


 


半分。


 


後部座席。


 


「……」


 


前。


 


見る。


 


「……」


 


「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 


信号。


 


青。


 


そして。


 


後ろ。


 


車。


 


一台。


 


二台。


 


三台。


 


いっぱい。


 


待っている。


 


「なんで!?」


 


「こんなにいるの!?」


 


「さっきまで誰もいなかったじゃん!!」


 


さらに。


 


「っていうか!!」


 


「この町の信号!!」


 


「いつからこんな早く変わるようになったの!?」


 


もちろん。


 


信号は。


 


たぶん。


 


何も。


 


変わっていない。


 


ハルミ。


 


前。


 


向き直る。


 


アクセル。


 


ぐっ。


 


「行くよぉぉぉぉ!!」


 


車。


 


ブゥゥゥゥン!!


 


発進。


 


タケル。


 


目。


 


ぱちぱち。


 


まだ。


 


目薬の。


 


ダメージ。


 


回復中。


 


ソラ。


 


その横。


 


タケルを見る。


 


涙目。


 


確認。


 


そして。


 


「アハハハハハハハ!!」


 


大爆笑。


 


「笑うな!!」


 


後ろ。


 


女子三人。


 


加速。


 


ぐいっ。


 


体。


 


持っていかれる。


 


「きゃあああああ!!」


 


「速い速い速い!!」


 


「ハルミさーーーん!!」


 


車。


 


走る。


 


騒ぐ。


 


叫ぶ。


 


一名。


 


まだ。


 


目。


 


痛い。


 


一名。


 


それを見て。


 


ずっと。


 


笑っている。


 


そして。


 


なぜか。


 


奇跡的に。


 


全員。


 


無事。


 


目的地。


 


到着。


 


「……」


 


生存。


 


確認。


 


全員。


 


生きていた。


 


奇跡だった。





読んでいただき、本当にありがとうございます~!!♡♡


もしこの作品で少しでも笑顔になっていただけたら、★で応援していただけると、とっても嬉しいです!


皆さんからいただく評価は、

「もっともっと面白い作品を作りたい!」

と思える大切な励みになっています


(´▽`)


Pixivではキャラクターデザインやイラストも投稿しています!



最近、この作品の日常を描いた四コマ漫画をPixivに投稿しました!ぜひぜひ遊びに来てください~!!♡


Pixiv:

https://www.pixiv.net/en/users/121622272


また次回もよろしくお願いします~!!♡♡

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