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ようこそ、ハルミのカオスな日常へ!  作者: あじせ
家庭内混乱マニュアル:初心者版!
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第100話 救出と荷物過多

【緊急救助】助けは来ました。問題は、荷物の量と運転手です。


――魚は守りたい。荷物も持ち帰りたい。命もできれば守りたい。そんな帰宅が、今始まる。――

ハルミに。

 


何があったのか。

 


ざっくり。

 


説明して。

 


ついでに。

 


ハルミが。


 

危うく。

 


心臓発作を。

 


起こしかけて。

 


ようやく。

 


なんとか。

 


事態は。

 


落ち着いた。

 


……たぶん。

 


サイコ。

 


二人を。

 


迎えに行くため。

 


家を出た。

 


乗るのは。

 


ハルミの。

 


ボロボロの車。

 


そして。

 


しばらくして。

 


サイコ。


 


角を曲がる。

 


「……」

 


見えた。

 


道の先。

 


そこには。

 


壁。

 


いや。

 


荷物の。

 


壁。

 


袋。

 


箱。

 


自転車。

 


たらい。

 


男子高校生。

 


二人。



そして。



なぜか。

 


その周りを。

 


うろうろしている。

 


猫。

 


「……」

 


サイコ。

 


車を。

 


路肩に止める。

 


すぅぅぅ。

 


深呼吸。

 


まともに。

 


見ないまま。

 


ぼそっ。

 


「……乗って。」

 


沈黙。

 


その直後。

 


「せんせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!」

 


サイコ。

 


目を閉じる。

 


「……やっぱり。」

 


「ソラくんもいるんだ……。」

 


ソラ。

 


走ってくる。

 


ただし。

 


途中。

 


足。

 


もつれる。

 


よろっ。

 


そして。

 


持っていた。

 


たらい。

 


ぐらぁっ。

 


「バカぁぁぁぁぁ!!」

 


後ろから。

 


タケル。

 


全力。

 


「水!!」

 


「水こぼすなぁぁぁぁ!!」

 


「分かってるってぇぇぇ!!」

 


水。

 


ちゃぷん。

 


魚。

 


びくっ。

 


そして。

 


奇跡的に。

 


生存。

 


全員。

 


無事。

 


魚も。

 


無事。

 


そして。

 


始まった。


 

積み込み作業。


 

袋。


 

一つ。


 

もう一つ。


 

箱。


 

一つ。


 

もう一つ。


 

謎の袋。


 

そして。


 

さらに。


 

袋。


 

もう一つ。


 

サイコ。


 

バックミラーを見る。


 

「……」


 

荷物。


 

荷物。


 

荷物。


 

「何これぇぇぇぇ!?」

 


「多すぎでしょ!!」

 


「後ろ!」

 


「何にも見えないんだけど!?」

 


ソラ。

 


元気よく。


 

「もう終わります!!」


 

終わらなかった。


 

箱。


 

追加。


 

その次。


 

自転車。


 

追加。

 


さらに。

 


小さな袋。

 


追加。

 


なぜか。

 


それだけは。

 


ものすごく。

 


大事らしい。


 

ようやく。


 

全部。

 


入った。

 


……たぶん。

 


タケル。

 


助手席へ。

 


なんとか。

 


乗り込む。

 


そこで。


 

サイコ。


 

初めて。

 


タケルの顔を。



ちゃんと見る。


 

ラ。


 

口を開く。


 

「先生――」


 

「黙って。」


 

「……」


 

サイコ。


 

身体ごと。


 

ぐるっ。


 

後ろを向く。


 

荷物の山。


 

その上から。


 

なんとか。


 

手を伸ばす。


 

「はじめまして!」


 

「月城です!」


 

「ソラくんから。」


 

「私のこと。」


 

「何か聞いてたら。」


 

「たぶん。」


 

「だいたい合ってると思うけど!」


 

「今は!」


 

「初対面ってことにしよ!」


 

「あはははは!」

 


タケル。

 


「……」

 


ちょっと。

 


固い。

 


それでも。

 


手を伸ばす。

 


握手。

 


「……はじめまして。」

 


心の中。

 


『……やっぱり。』

 


『普通じゃない。』

 


『大沢さんの友達だもんな……。』

 


妙に。

 


納得。

 


サイコ。

 


エンジン。

 


かける。

 


ブルルルン。

 


そして。

 


発進。

 


ぶぉんっ。

 


その瞬間。

 


たらいの水。

 


前へ。

 


ざばっ。

 


後ろへ。

 


ざばっ。

 


ソラ。

 


腕。

 


もう。

 


限界。

 


「タケルくん……。」

 


「持って……。」

 


タケル。

 


即答。

 


「持て。」

 


「……はい。」

 


そして。

 


二人。

 


一緒に。

 


たらい。

 


がしっ。

 


両側から。


 

支える。


 

まるで。


 

神聖な。


 

何か。


 

三匹の命。


 

その手に。


 

託された。


 

車。


 

曲がる。


 

ぐいっ。


 

袋。


 

ざざざざっ。


 

横へ。


 

サイコ。


 

バックミラーを見る。


 

「……」


 

見えるのは。


 

物。


 

物。


 

物。


 

「後ろ。」


 

「全然見えないんだけど。」


 

ソラ。


 

即答。

 


「大丈夫です!」

 


大丈夫ではない。

 


危険。

 


純度。

 


100%。

 


しばらくして。

 


ソラ。

 


ぽつり。

 


「でも。」

 


「先生って……。」

 


「意外と。」

 


「運転下手なんですね。」

 


「……」

 


赤信号。

 


キキィッ!!

 


急ブレーキ。

 


沈黙。

 


サイコ。

 


ゆっくり。

 


ゆぅぅぅっくり。

 


後ろを見る。

 


「……誰が。」

 


「運転下手だって?」

 


「……」

 


ソラ。

 


沈黙。

 


サイコ。

 


前を向く。

 


「もう。」

 


「失礼なんだから。」

 


信号。

 


青。

 


再び。

 


発進。

 


ソラ。

 


口を開く。

 


「か――」

 


「黙って、ソラ。」

 


「……はい。」

 


そして。

 


サイコ。

 


気を取り直す。

 


「それより!」

 


「タケルくん!」

 


「最近どう?」

 


「元気?」

 


「学校、楽しみ?」

 


心の中。

 


『やばい。』

 


『高校生と。』

 


『何話せばいいの……?』

 


タケル。

 


普通に。

 


答える。

 


「はい。」

 


「元気です。」

 


「月曜日も楽しみですけど……。」

 


少し。

 


考える。

 


「明日の方が。」

 


「もっと楽しみです。」

 


「妹。」

 


「きっと喜んでくれると思うので。」

 


「今までの誕生日は。」

 


「あんまり。」


 

「ちゃんとしたこと。」


 

「してあげられなかったから……。」

 


「まあ……。」

 


「そんな感じです。」

 


「……」

 


車内。

 


静か。

 


サイコ。

 


「……」

 


「急に。」

 


「空気。」

 


「重くなったね。」

 


ソラ。

 


こくっ。

 


真顔。

 


同意。

 


タケル。

 


「えっ!?」

 


焦る。

 


「あっ。」


 

「いや!」

 


「そういうつもりじゃ――」

 


その瞬間。

 


「あははははははは!!」

 


サイコ。

 


大爆笑。

 


「冗談!!」

 


「冗談だって!!」

 


「そんな焦らないでよぉぉ!!」

 


「あはははは!」

 


タケル。

 


「……」

 


固まる。

 


その隣。

 


ソラ。

 


こっそり。

 


人差し指。

 


頭の横。


 

くるくる。

 


意味。

 


『この人。』

 


『ヤバい。』

 


タケル。

 


見る。

 


「……!」

 


衝撃。

 


先生に。

 


それ。

 


やっていいのか。

 


ソラを見る。

 


サイコを見る。

 


もう一度。

 


ソラを見る。

 


「……」

 


ぷっ。

 


「ははっ……!」

 


笑った。

 


だって。

 


ちょっと。

 


分かってしまった。

 


いや。

 


かなり。

 


同意。

 


車。

 


走る。



 

魚。

 


いっぱい。

 


荷物。

 


いっぱい。

 


そして。

 


混沌。

 


いっぱい。

 


サイコ。

 


運転しながら。

 


ちらっ。

 


二人を見る。

 


そして。

 


思った。

 


『……うん。』

 


『この二人。』

 


『私。』

 



『結構好きかも。』





読んでいただき、本当にありがとうございます~!!♡♡


もしこの作品で少しでも笑顔になっていただけたら、★で応援していただけると、とっても嬉しいです!


皆さんからいただく評価は、

「もっともっと面白い作品を作りたい!」

と思える大切な励みになっています


(´▽`)


Pixivではキャラクターデザインやイラストも投稿しています!



そして実は、もうすぐ100話記念の漫画を1ページ、Pixivに投稿する予定です~!!♡

 

ここまで来られて、本当に嬉しいです!

 

200話は、きっとそんなに時間かからないはず!あははは!(≧▽≦)

 

それでは、Pixivでまた会いましょう~!!♡



Pixiv:

https://www.pixiv.net/en/users/121622272


また次回もよろしくお願いします~!!♡♡


(≧▽≦)

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