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104. 「扉〈ドア〉」 その①


 地面に疎に設置された「扉〈ドア〉」から、無数の魔力の塊が散弾の様に飛び出した。扉〈ドア〉から出現したその弾幕は、淡い光を放ち森の中を照らす。その様は見様によっては美しさすら覚えた。

 とか、呑気思ってる場合でもないんだけど。


 僕は肩を竦めつつ、技能『固空』によって作り上げた空気の足場の上から、それら全ての弾の軌道を予測立てる。そして瞬時に、回避ルートを脳内で組み立て上げた。


 

 乱雑に放たれた、掌サイズの魔力の球体——技能『濃魔丸』の挙動はあまりに直線的だ。しかも初手で僕に放ってくれた『爆蕾ばくらい』と比べても、その弾速は遅い。回避はそう難しくなさそうだ。

 


 僕は技能『反応速度強化』を使いつつ、体感時間の流れを若干緩めながら密かに逡巡する。

 


 この『濃魔丸』にいったいどんな意図が込められているのか、それがイマイチ掴めていない。触れても爆発するわけじゃない。被弾してもダメージもない。言ってしまえば、こんなものただの「魔力の空気弾」と変わらない。


 咄嗟に放った目眩しにしては、あまりに燃費が悪い。と言うかそもそも、僕だからこの魔力の塊を視認できているわけだけど、常人には魔力なんて視認できないのだ。

 そんなものを目眩しに使うとは到底と思えない。


 

 僕の感覚に間違いがなければ、奴は今放った『濃魔丸』だけで、自身の魔力を二割近くを一気に消耗している。更にあの男はさっき、「扉〈ドア〉」の本域を見せると僕に宣言した。

 つまりこれは「扉〈ドア〉」のための下準備、の様なものなんだろうか。


 

 そう考えた時、僕の中で全て繋がった。


 

 その気づきを得て、僕は思わず眉間に皺を寄せる。この『濃魔丸』の挙動は既に見極めたわけだけど、少し余裕を持って回避しないとマズイかもしれない。


 僕は技能『空蹴り』によって、迫り来る『濃魔丸』を空中で身を翻し回避していく。僕の推測が正しければ、この『濃魔丸』に触れてはダメ。掠るのすらアウトだろう。


 接触したが最後、男は僕の身体に「扉〈ドア〉」を設置し、僕の体内に『爆蕾ばくらい』を仕掛けることだろう。流石にそんなことをされれば、僕ですら致命傷は避けられない。

 


 おそらくこの『濃魔丸』は、扉〈ドア〉を設置するためのマーカーだ。奴の扉〈ドア〉は、おそらくどこにでも設置できる様な代物じゃない。それこそ「自身の魔力を染み込ませた場所」にのみ設置できるのだろう。


 よくよく考えれば、そうじゃなきゃおかしい。奴がどこにでも扉〈ドア〉を設置できる能力者だったのなら、初手で僕の体に「扉〈ドア〉」と『爆蕾ばくらい』を仕掛けて起爆すれば、それだけで終わりだったのだから。



 散弾状に放たれた『濃魔丸』が、空を跳び回る僕を通り抜けて付近の木々へ着弾した。衝撃で木肌が剥がれることすらない。まるで魔力でできた水風船の様に、濃縮された魔力が着弾点に破れ広がっただけだった。



 しかしこの着弾点を目視して、僕はこの考察が正しいことを確信した。

 内心で僕は舌打ちをしながら、『濃魔丸』が衝突した木々から『空蹴り』によって全力で距離を取る。



 それと同時。森の中からあの男の声が響いた。



『はははっ! あぁそうだよなぁお前には見えてるよなぁ! そうでなきゃ面白くないッ! せいぜい俺を楽しませてくれよッ!』

 


 まるで『濃魔丸を避けてくれてありがとう』、とでも言いたげなご機嫌な声色だ。今の状況を心底楽しんでる男に、少しの苛つきを覚えてしまう。


 男は今も姿を現さない。扉〈ドア〉の中で機会を見定めて、ここぞと言う時に飛び出してくる気だろう。奴がこのまま、僕が消耗し切るのを待つ様な性格だとは思えない。


 しかし、扉〈ドア〉の設置条件が分かった今、男がどこに潜んでいるのかの探知は少しだけ容易にはなった。要は、あの男がここに来るまでの間に通ってきた道中にある扉〈ドア〉の中に、身を潜めている可能性が高い、ということなのだから。

 それなら森全体をくまなく探るより、ずっと楽に思える。



 と言っても、今僕は後手に回ってしまった。

 男を探知しながら、尚且つ、この攻撃を凌ぎつつ攻撃の体制を整えるのは、流石の僕でも難しそうだ。



 そうして僕の予測通り、『濃魔丸』が着弾した痕から徐々に「扉の模様」が浮かび上がった。どうやら設置できる上限数とかもないらしい。目視できるだけでも、数十以上の扉〈ドア〉が仕掛けられている

 未だ地面に設置された扉〈ドア〉の数々も消えてはいない。それどころか開かれた扉の奥——亜空の世界が広がる深淵の中に、僕は淡い光を視認していた。



 ——キン



 甲高い微弱な音が僕の聴覚を刺激する。聞き間違えることはない、これは魔法の構築完了音だ。

 それと同時に、木々に仕掛けられた数多の扉〈ドア〉の奥から、若干熱を帯びた球体の存在を僕は感知した。これは奴が初めに僕に放ってくれた『爆蕾ばくらい』に間違いないだろう。

 いいやそれだけじゃない。さっきよりもずっと小さい。それこそ弾丸サイズの『濃魔丸』が疎らに扉の奥から感じ取れる。こんな小さな弾でも、接触した時点でアウトなのだろう。そう思うと少し気が重たい。



 地面の扉から漂うは赤色の魔力。さっきの魔法の構築完了音から、火属性の魔法でも仕掛けられたか。しかし、それほど高度な魔法とは思えない。

 聖級魔法相当であれば、必要となる魔力量も桁違いに多いのだ。地表に漂う魔力の流れ、量から感じ取っても覚級魔法が関の山。これは『炎弾〈ファイヤーボール〉』と見て良いだろう。



 高温に対する耐性はあるから、こんな魔法直撃したとしも屁でもないけど、『爆蕾ばくらい』と『濃魔丸』の存在が僕を安心させてはくれない。

 それにあの男、魔法もそれなりに出来るみたいだ。

 魔力が潤沢だったのならティナにもできるんだろうけど、魔法の「五多重発動」とは見せてくれる。


 

 僕は深く息を吐いた。

 避けるなら初手『爆蕾ばくらい』で吹き飛んだ方角が良いだろう。そっち方角であれば、木々が薙ぎ倒されているから、扉を設置できる様な木々も少ないはず。そうなれば、地面の扉〈ドア〉にだけ警戒していれば問題はなくなる。


 しかし間違っても、ティナ達がいるゴブリンの縄張りには近づけさせちゃいけない。



 僕は技能『筋肉流動』により筋力を両脚に移動させ、『筋圧縮』によりその筋肉を凝縮させた。



 次の瞬間——


 

『多重炎弾〈マルチ・ファイヤーボール〉ッ!』



 木々に設置された扉〈ドア〉が一切開いたのと同時に、既に開いていた地面の扉〈ドア〉から炎の弾が僕へ向かう様に飛び出して来た。



 それを合図にして、僕は『固空』で固めた空気の足場を全力で蹴り飛ばした。



 一瞬でトップスピードまで加速させて、森の中を全速力で駆け抜ける。炎弾や『爆蕾ばくらい』などの追従を許さないほどのスピードと機動力。

 技能『闘争強化』によって身体能力を向上させた僕の方が圧倒的に速い。これなら、走れば走るだけ加速できる技能『走加速』を使うまでもない。


 

 そう思っていた矢先、僕の後方から重たく鈍い爆音が轟いた。焼ける様な熱風が、僕の背に迫る。指を鳴らした音は聞こえないし、『爆蕾ばくらい』が火の弾によって誘爆したのだろう。



 このまま真っ直ぐ森の外まで駆け抜ければ、扉〈ドア〉の脅威を和らげることは可能だ。しかしこのまま走り抜けたとしたら、確実にこの森は炎の海と化すことだろう。今も僕の背後には、数多の火種が生まれている。男がそんな細かいことを気にする性格だとは思えない。逆に、利用できるものは全て利用する様な奴だろう。

 森林火災でも起こせば、ティナたちを炙り出せるとでも考えつきそうだ。



 ティナたちは今も転移魔法の最中。

 それにこの森で暮らしてきた、野生の生き物たちの住処を奪わせるわけにはいかない。僕は急旋回して、迫り来る炎の球と爆弾と魔力の塊を鋭く睨みつけた。



 元々持久戦に持ち込むつもりはない。

 引きこもり男はここぞと言う時に出て来るつもりだろうが、いつまでも僕が受けの姿勢でいる必要もない。距離も十分とった今、反撃する余裕は十二分にある。



 そして扉〈ドア〉が、僕が待ち受ける周辺の木々に現れ始める。その間に僕は、周囲へ拡散した魔力に意識を向けて、男の魔力の痕跡を探知する。どんな些細な痕跡も、気の張った僕の感覚からは逃れることはできない。


 

 そして再び始まる扉〈ドア〉からの集中砲火。僕はこの小さな猫の身を生かして、空中を駆け回り攻撃を回避していく。油断しても当たるとは思えないけど、探し者をしながらだと神経を余計に使う。



 そんな中で、ふとあの男の声が森の中をに反響した。

 


『不思議だよなぁ。空を駆け回る猫科の魔物なんて、「翼を持った虎」のようなものだろ? 俺の知る常識じゃあ、地上で最も足の速い生物は猫科の動物だし、獣の頂点である獅子も言ってしまえば猫科。猫の魔物なんて恐ろしくないわけがないのに、この世界の魔種族界じゃ、ヒエラルキーの最底辺扱いだ』


 

 男は実に退屈そうに、僕に向けて語り始めた。

 薄々そうじゃないかと思っていたけど、こいつはやっぱり僕と同じ転生者か。それも名前からして同郷。

 まぁそうだとしても仲良しこよしなんてする気はさらさらないけど。


 僕の集中を乱す意図でもあるのか。そう考えたものの、男の声色からそんなまどろっこしい意図は感じ取れない。僕は四方八方に仕掛けられた扉〈ドア〉から止まない攻撃を避けながら、男の言葉など気にせずに森の中の気配を探り続ける。


 

『生まれつき持つ技能だけ見れば、弱くはないはずなのにな。森の中に集団で縄張りを形成し、隠密もできて空を駆けられる猫の魔物。ステータスだけ見れば圧倒的捕食者側の魔物のはずだ。でも現実はそうじゃない。それはどうしてだと思う?』


 

 世間話でも振るかの様な軽い調子で、男は僕へと問いかける。僕は一切それに答えるつもりもない。

 薄ら男も僕のそんな様子を感じ取ったのか、薄く嘲笑を漏らした。

 


『結局のところ、お前ら化猫はできることに見合った『魔力量』と『体力』を持ってないのさ。猫科の動物は足は速いが、その分スタミナ切れが早い。戦うことを避け、逃げ隠れることを選び続けた化猫族は尚更だ。天敵から逃げるための力だけが蓄えられて、戦うための力は衰えに衰えてしまった。お前みたいな異端でも、結局その弱点は変わらないだろ? お前の能力「上感覚」は特に、魔力の消耗が激しそうだもんなぁ』


『このまま安全圏から、爆弾と魔法を放り投げてれば僕に勝てるとでも?』



 僕の分かりやすい挑発を男は鼻で笑う。

 その直後、僕の後方にある無数の木々の中の一つに大きめな「扉〈ドア〉」が現れたのを、拡散した魔力から感じ取った。その奥には人の体温が仄かに感じとれる。僕との距離は数十メートル程か。



 姿を現したと言うなら、おそらく男は『あの技能』を使って奇襲をして来るはず。僕は両前足に力を込めて、視覚の能力を使いながら、探知した扉の方角へと振り向いた。


 

「俺がそんな退屈な人間に見えたか?」


 

 それはまさに刹那の出来事。

 男は身を潜めていた扉を蹴破り、技能『瞬加速』により僕との距離を一瞬で詰めた。男はそのまま僕へと片手を伸ばす。その手には特別魔法や技能も仕組まれていない。

 ただの魔力を纏った手。しかしこの男にとって、それこそが必殺の一手となる。



 しかし一つ嬉しい誤算だ。この男、一瞬にして超加速する技能を持っていながら、その反射神経は人間の域から外れていない。

 明らかに、加速するスピードに認識が追いついていない。



 もちろん、いつどのタイミングで、どのぐらいのスピードで仕掛けてくるなんて見えていた。僕は技能『固空』により両前足をグローブの様に固める。

 僕の腕に扉〈ドア〉を設置されても面倒だ。



 これで迎え撃つ準備も整った。能力「超速再生」があると言うなら、再生できない様な超火力で、一撃でぶち飛ばせば良い。

 そちらが必殺で来るなら、こちらも必殺の一撃をかましてやる。蝦蛄しゃこの魔物から覚えた『必殺技能』を放つ準備は既に整ってる。

 


『退屈とは違うかな。くだらないとは思うけどッ』

「——ッ!??」



 そして僕は、技能『瞬殴打』により全力でこの前足を振り抜いた。肩関節が外れそうになる勢いを、技能『変化』によって誤魔化し、ゴリ押しで全力の猫パンチを男に叩き込む。



 僕の前足を男はその胸で受けた。

 しかし思ったよりも手応えが硬い。魔毒の王の装甲には劣れど、心臓まで打ち破ることは叶わないか。



 男は僕に吹き飛ばされた勢いそのまま、地面へ身体を打ちつけた。地面が揺れるほどの衝撃。そして土埃が男の姿を覆い隠す。

 その間僕は、『瞬殴打』を振り抜いた反動で後方へと吹き飛んでいた。そこに技能『空蹴り』によって即座に戦線復帰する。また扉〈ドア〉の奥に逃げられても面倒だ。



 僕は技能『食貯蓄』により、体内に蓄えていた湖の水を口内に蓄えた。次にやることも決まっている。

 あの性格の悪い迷宮の中にいた、テッポウウオの様な魔物の技能『圧水射』で奴の落下地点へ超速の水のレーザーを撃ち込む。地表にはまだ男の気配は残っているし、しっかり直撃した手応えも感じられる。



 更にダメ押し一発、技能『瞬殴打』を構える。さっきの一撃で、僕の腕にもかなりの反動が帰って来ているけど、あと二、三頭にでも打ち込めば流石のあの男も耐えられないだろう。



 しかし寸前のところで、僕は視覚の能力で数秒後の未来を予測し接近を止めた。

 そして『空蹴り』により上空へと退避する。


 

「——開花ァッ!!」

 


 血反吐を吐く様な声と共に、再び鳴り響く重たい爆音。あのままゴリ押して向かっていたら直撃していた。やっぱりやるなら一撃でないと難しいか。


 僕は再び男が扉〈ドア〉の中に逃げ込むのか警戒したものの、男から漂う感情のニオイから退避ないと確信した。

 男から漂うは、冷めやまない『興奮』のニオイ。



 男の周辺に待っていた土埃が、男の莫大な魔力放出によって綺麗に晴れる。


 

「流石だな「上感覚」ッ! それならこれはどうさばいてみせるッ!?」


 

 男は血反吐を吐きながら、ギラギラした目つきで僕に熱い視線を送っていた。肺に肋骨でも刺さってるのか、荒い呼吸で胸を押さえている。



 そして次の瞬間に展開されたのは、木々に設置された四つの扉〈ドア〉だ。それが僕を囲う様に浮き出して来た。一見して、扉〈ドア〉自体はさっきまでの性質と何ら変わりはなさそうに見える。

 僕は瞬時に、その扉の奥に潜むもの探ろうとした。



 しかしその必要すらなかった。

 目視しただけで分かる。なんなら「上感覚」がなくても分かる。その四方の扉からは、薄く青色の光が漏れ出していた。これは魔力の色じゃない。青い炎が、扉の奥で燃え滾っているのだ。離れていても、その熱波が伝わってくる様だ。

 もしかするとこれが『ステータス』で確認できた『炎魔』と言う奴なのだろうか。


 魔法の『炎弾〈ファイヤーボール〉』とは明らかに違う。ただ扉の奥で炎が滾っているだけ。魔法や技能により、炎が僕に向かって噴き出す、みたいな仕組みもされてない様に思えるけれど。



 そう思った時。

 僕は前世で見知ったとある『現象』のことを思い出した。



 野生の魔物が知るはずもない「扉」と「炎」にまつわる現象。確かにこれなら魔法や技能で仕組みを作らなくても、『自然に』炎は噴き出すことだろう。



 僕は咄嗟に回避行動を取ろうと、周囲へ感覚を研ぎ澄ませる。そして気がついた。

 赤色の魔力が、僕の真上、上空へ立ち昇る様に流れている。森を抜けるほどの上空に魔力が滞留していて、地表に近づくほど薄くなっている。まるでグラデーションを描く様に、魔力が漂っているのだ。


 思えばさっき、あの男は大量の魔力を噴出していた。土埃を払うためだと思っていたが違う。

 これは間違いなく起爆剤だ。



 魔法や技能で生み出した炎は、酸素を燃料に燃焼反応を起こしているわけじゃない。魔力を燃料としているのだ。

 今も扉の奥で燃えている炎も、魔力によって燃え盛っている。しかし僕の感覚は同時に、扉の奥からは全く「魔力」を感じ取れなかった。もう既に、扉の中に蓄えていた魔力を燃焼し尽くしたのだろう。



 だとしたらマズイ。



 僕は技能『空蹴り』によって上へと逃げる。高温には耐性はあれど、男の魔力を燃料として燃え盛った『炎魔』に被弾するのは非常にマズイ。

 炎が登るスピードより早く逃げれば問題はない、はずだ。



 そして僕の焦りでも感じ取ったのか、男は血反吐を吐きながらケタケタと笑い声を上げた。



「覚えとけよ「上感覚」。これが魔法世界の「バックドラフト」だ」



 男のしゃがれた笑い声と共に、四方の扉〈ドア〉が勢いよく開かれる。その瞬間、扉から噴き出た青炎が激しく燃え盛り、周囲をその高熱で包み込んだのだった。



最後までお読みいただきありがとうございます!


もし本作について「先が気になる!」「なんか面白いかも?」等思ってくださいましたら、『ブクマ』や下あたりにある『⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎』にて評価をいただけましたら嬉しいです!

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