第41話 今までの成果とオリジナル作品
ユニーク1万人突破しました!
主人公に『異常状態無効』を獲得させ忘れていたので修正しました。
「うん、しっかりと捕獲できてるね」
僕はリリアナを飲み込んだスライムの球体を再び体に取り込む。大体宇宙一個分を使って拘束してるから抜けられるわけないし、再吸収した今、彼女は宇宙十個分の広さの中にいる。僕の核は彼女から一番遠いところにあるし問題ない。
「さてと、片っ端から作って行こうかな」
材料ならある。今まで通ってきた階層で集めて来たもの、特に薬草に関しては11~19階層ではか―コホン、やつあ―ゴッホンゴッホン、追跡の最中にしっかりと採取しておいた。僕はただストレス発散で破壊の限りを尽くしていた訳ではないのだよ!・・・・あっ、今までの苦労が!?
まずはリリアナのHPを0にしないといけないから酸とか神経毒とか作るか。
「ふぅー、大分作ったな」
あれから一週間くらい経った。あれから今まで毒薬を作ったり、錬金術をやったり、混ぜてみたりと色々やった。それと、椿たちの攻防は三日間続き、今は満足げな加害者2名と白目をむいてた倒れる哀れな被害者の構図に落ち着いて?いる。
僕の『錬金術』『薬品調合』『猛毒調合』『毒生成:全』はそれぞれ以下の通りになった。
『錬神術』:遂に神の御業を体現させる域まで至った錬金術の頂。完全なる生命の創造から死の克服、神器すら創り出すことが出来る。ただし、それは神をも殺せるものを作れることを意味する。このスキルを手に入れるに至った崇高にして勤勉なる努力の化身よ、どうか道を誤らないで欲しい。
『神薬調合』:神々の病すら治せる領域に立った証にして薬学の頂。このスキルを持ったものが創り出した薬は死者蘇生すら成して見せるだろう。しかし、薬は時として毒になり、人を惑わせ、抜け出せぬ負の回廊をも作りかねない。おお、偉大にして秀才なる努力の申し子よ、どうか狂わずに全ての命を慈しんで欲しい。
『神毒調合』:遂に神にも通じる毒を調合できるようになった毒使いの頂。この領域に至ったのならば、自分には効かない毒や生きている毒を作り出すこともできる。ああ、凶悪にして狂気の権化よ、どうか罪なき者へその力を振るわないで欲しい。
『神毒生成』:神話の怪物でもなければ持っていることすら珍しい最恐スキルの一角。生半可な毒使いでは使う前に死に至るレベルの毒が生成される。無論、神にも通じる。これを持つ怪物が無闇矢鱈に毒を撒き散らさないことをただ祈るのみである。
ぎょ、仰々しい。特に毒系統スキルの説明文が凶悪過ぎる。それにしても僕はあのヒュドラに近づいたってことかな?・・・・百歩譲っても喜べない。
続いては今まで生成してきたアイテムの中でレア度の高いものを紹介しよう。
『歪なる安らかな夢』:伝説級の自白剤。聞いたことを友人に話すかのごとくぺらぺらと話させることが出来る。ただし、極めて危険です。途轍もなく危険です。自白剤でありながら一滴で耐性が無いものは死に至るという人の域で作ることのできる最高レベルの薬。もう一度言うがこれは自白剤である。誰が何と言おうが自白剤である。
『霊王の涙』:伝説級の霊薬。一滴飲むだけでたちまち傷が癒え、寿命が五年は伸びる。欲深い権力者なら死に物狂いで手に入れようとする一品。ただし、悪しき心を持つ者には凄まじい毒になる。悪魔に対して途轍もなく有効。つまり、欲深いものは死ぬ運命にあるのだ。因果応報である。
『帝王毒』:帝王級の毒。香りなし、無色透明、気化しやすく、感知に対する隠蔽性もあり、対象が睡眠状態に入ると対象を殺す。急死にしか見えない。まさに毒の帝王。帝王級の頂点に立つ毒。類似している毒としては『帝毒』、『王毒』が挙げられるがどれも『帝王毒』の下位互換である。
『賢者の石』:最も有名な伝説級の霊石。これを使えば死者の蘇生や不老不死をも可能だが、神の領域に片足を突っ込んだ者なら殺せなくもないので完璧とはいかない。さらにこれを作るのは伝説級の錬金物の中で最も難しく、材料も極めて希少なものばかりを使っている。
『大賢者の石』:材料に賢者の石を使う幻想級の霊石。その力は小さな世界を創造できるほどと言われている最高位の霊石。これを人類で作製に成功してのは神話大戦時代の英雄、錬金王リュートのみである。また、彼はこれを悪神十体の封印に用いた。彼曰く、「悪神程度の封印にこれを使うことになるなんて最悪だ!」だそうだ。
『死毒』:神話級の毒。死の理の片鱗が詰まっている。そう、神々の毒は死の理を形作ることから始まるのだ。『神毒耐性』レベル3以上+『即死耐性』レベル10以上無ければ確実に死に至る。
『神の風邪薬』:神話級の風邪薬。神にとってはただの風邪薬、されど下界の者にとって万能薬。下界の病だけではなくありとあらゆる異常状態を治す。
『神秘の粉末』:神話級の粉。神秘の理の片鱗が詰まっている。神に言わせれば失敗作、人に言わせれば大大大成功。
うーん、神話級シリーズは説明が簡潔だね。作ったことが無いものを作ると経験値が溜まりやすいから他にもいろいろ作ったけど・・・言えないものもあるので省きます!
それにしても、生産系スキルはしっかりと段階があって良いな。剣術とかなんてスキルレベル11になるといきなり神の領域に突入しちゃうんだもん。サナ曰く、武道ではスキル頼りの雑魚は神の名にも王の名にも相応しくないからだそう。厳しいね。
「よし、最後の大仕事を終わらせようかな」
錬金窯に今まで作ってきたものを全部入れてっと。因みにこの錬金窯は世界目録から引っ張ってきたものを完全再現しているので一級品だ。
「最後に僕の血を入れて・・・・どうなるかなぁっと。錬金!!!」
錬金窯から光が溢れ、窯に罅が入る。・・・・・うーん、失敗する予感がする。いや、成功させて見せる!!
「『混沌獣神の権能』『循環概念』!!」
キイィィィィィィィィィィィィィンという甲高い音を立てる錬金窯。
「あのう、マスター・・・・何をなさっているのですか?」
「色々混ぜて錬金術で一纏まりにしてオリジナル作品を作ろうとしてるの。結構集中力がいるから悪いんだけど今話しかけないで!」
「あ、はい」
くっ、何て圧だ!押さえつけるだけでかなり力を持っていかれる!これもリリアナに一発で止めを刺すためだ。ついでにロマンのため!頑張れ僕!!
「お、おい、あれは本当に大丈夫なのか?主様の身の安全が途轍もなく心配になってくるのだが・・・?」
「私にも予測不可能です。それにマスターの核まで届くほどの爆発が起きるとは考えられません。ですから私たちが取るべき行動はマスターを悲しませぬように生き残ることです」
「ねえねえ、二人とも。僕の中に避難しとく?」
「そうする(します)!」
椿たちがラムの中に避難すると同時に僕の生み出した力場の中で爆発。漏れ出した衝撃波がラムを吹き飛ばし、辺りを大きく揺らす。
そして、爆発は力場によって収縮し、再び爆発し辺りを揺らす。これを五回ほど繰り返したのちに落ち着いた。
「ふぅー、何とかなった。どれどれ結果はどうなってるかな?」
力場の中で色をころころ変える液体が浮かんでいる。
神眼先生、よろしくお願いします!!
『名もなき危険物』:例外級の液体。危険という概念を濃縮したかと思えるほど危険。超越神の方々もできるだけ触れないで欲しい。もし触れたいのであれば、まず『異常状態無効』スキルを獲得するべきだ。
・・・・・・・・・・・・・・ふむ、ロマンじゃなくて、危険が詰まったものが出来てしまったか。




