第25話 プラチナスライムを追え②
遅くなりました。ごめんなさいm(__)m
「ガアァァァァ!!(ウィンドカッター!!)」
先程から茂みや低木に隠れるように逃げるプラチナスライムに向かって連続で風属性魔法で狙い撃ちするがその全てを持ち前のスピードでスルスルと躱されてしまう。鬼畜難易度のシューティングゲームをやっている気分になってくる
〈ねぇ、このスライム早過ぎじゃない?全然当たらないんだけど。〉
《マスター、何を言っているのですか?神速の域に極めて近い速度を有するスライムの本気はこんなものじゃありませんよ?》
〈無理げーじゃない!?〉
こっちはスキルまで使ってやっとの思いで追いかけているにも拘らず相手は本気を出していない=追跡不可という考えが頭に思い浮かぶ。・・・・あれ?僕を振り切れるレベルのステータスを持ちながら何故あのスライムは本気を出さないのだろうか?
〈サナ、あのスライムどうして本気で逃げないの?〉
《恨まれるのが怖いからです。》
〈・・・・は?〉
空耳かな?さっき『恨まれるのが怖いから』っていう意味不明な理由が聞こえた気がする。
〈ごめん、少し聞き間違いがあったみたいだからもう一度行ってくれない?〉
《はぁ、念話で聞き間違えですか?分かりました。もう一度言いますからよく聞いてくださいね。》
〈うん、よろしく。〉
《恨まれるのが怖いからです。》
・・・・どうやら、聞き間違いではなかったらしい。自分よりも格下の連中に恨まれるのを怖がっていて自然界でしっかりやっていけているのだろうか?でも、しっかりと種としては生き残っているからだい
《プラチナスライムはその巨体のせいで空気中の魔素だけでは生きていけません。ですので、食事を必要とするのですがあの臆病すぎる性格のせいで生まれて一か月以内に餓死します。》
〈丈夫じゃなかったー!!?〉
虫の類ほどじゃないけどみじっっかッ!?しかも原因が餓死って!!悲しすぎる!!!
〈ふむ、それならば脅せば体内侵入くらいできそうですね。・・・主様、ここは一つきょ―交渉をしませんか?〉
〈今脅迫って言おうとしたよね!?〉
〈はい。〉
〈・・・・聞いた僕も悪いかもしれないけど言い直して誤魔化したなら普通は最後まで貫くものだよね?〉
正直に言ってくれたのはいいんだけどそれなら初めから誤魔化さないでほしいなぁ。因みにこんな雑談のしていようがスライムへの攻撃はやめていない。ただ、時折スライムの逃げた方向にいた魔物が 僕の攻撃に当たって経験値に変わっていく様は少しだけ哀れに思う。攻撃はやめないけど。
〈どうして誤魔化したりしたの?〉
〈はっ、主様はあまりあのような言葉は好まれないかと思いまして・・・・申し訳ございません。〉
なるほど、僕を気遣ってくれたのか。それならしょうがないね。
〈まあ、そういうことならいいけど・・・それに交渉するっていう提案自体はいいと思うし。〉
やると決まったのなら善は急げだ!取り敢えず念話のタイミングに合わせてブレスも撃っておこう!!
〈あーあー、マイクテストマイクテスト。そこのプラチナスライム君聞こえてる?聞こえているなら返事をしてほしいなぁ。〉ズドーーーーン!!!
〈ひえぇぇぇぇぇぇぇ!誰かぁぁぁぁぁ!!助けてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!〉
うーん、若干声が高いけどこれくらいなら男としてもやっていけなくもないかな?それにしてもこんな程度の状況でしっかりとした返事が出来なくなるとは情けない。・・・・スキル頼りな僕には言われたくないと思うけど・・・。
〈無理。だって君を攻撃してるの僕なんだもん。〉
〈ええぇぇぇぇぇぇ!?それなら攻撃するのをやめてください!!〈No, I can't.〉謎の言語で答えないで下さ[ドカーーーーーーン]ひっ!あなたの行動でやめないといったことがビシバシ伝わってきますから意味はもう答えなくていいです!!〉
すごい怯えようだな。これならきょうh―交渉がスムーズに進みそうだ。
〈『理不尽だ!』と思ったそこの君!僕と交渉しない?こちらの条件を全て呑むなら攻撃をやめるよ。〉
取り敢えずブレスを放っておく。ズドーーーーーーーン!!
〈キャアァァァァァァァァ!!そ、そういう風に相手に条件を呑ませようとするのは『交渉』じゃなくて『脅迫』って言うんですよー!!



