イベント戦
中央に移動をしているのは良いのだが敵に会わねぇ…。
移動してからすでに20分経っているんですが?
ホーム画面から残り人数を確認する。
残り10人か…。
確かに四方3キロメートルの中で残り9人に会うのは中々の確率か…。
あ〜、早く会わないかな〜。
パリーンッ。
そんな音がした。
うん。いつものことですね。
ほら、後ろを向けばすぐそこに敵がいるやん?
いつも通りで安心したよ。
…ん?手をかざしてどうしたんだい?
まさか、魔法を打とうとか考えていないよね?
そしたらすぐに倒すけど。
おっ?魔法が顕現され始めましたね〜。
敵対行動として対処致す。
てか、元々そのつもりだったけど。
神眼を使って敵の後ろに周り刀を振り下ろす。
しかし、ポリゴンとなって消える事はなかった。
何故?
うーむ。
そう言えば、こんなスキルがあると聞いたことがある。
それは敵に致死量の攻撃を喰らった時、一度攻撃を無効にして死に戻りをしなくなるというスキルだ。
けれど、その効果が強いためCDというクールタイムがあったはずだ。
ならばもう一度攻撃をしよう。
はい、横薙ぎに一線もう一回首を切った。
しかし、どうだろう切ったはずなのに一回死に戻りをしなくなるスキル『根性』の発動エフェクトが発動しているじゃぁ無いか。
まあ、いい。
もう一回切ろう。
やっぱ効果ないなぁ。
もういっそ魔法で倒すか。
連発できて、一発自体が強いこの魔法を使ってみる。
『チェイン・エクスプロージョン』
この魔法は魔力消費がクソみたいに多いらしく、具体的には一発50くらい使うから結構扱いづらいとアヒージョから聞いた。
けれど俺からしてみればほとんど減っていないと言っても過言ではない。
まぁ、そんな魔法だ。
発動してみると、敵さんの周りがバカバカ鳴りながら爆ぜて行く。
これなら『根性』を使い切ることができるだろう。
そう思い使い初めてから2分くらいだろうか。甘い考えでしたね。まだまだ爆発します。
結構長い間爆発を続けていた。
そしてようやく10分くらい経ってから、ポリゴンとなって消えてくれた。
グアー。
やっと倒れてくれたー。
アイツおかしいんじゃ無いの?何やったらあんなに耐えられるんの?
ちょっと運営に尋ねてみよう。
チーターだったら怖いし。
そう考えながら『神眼』を解いた。
しかし、どうカラクリなのだろうか。このゲームはガッチガチにプログラムが組まれているし、もしそれを通り抜けられたとしても直ぐに運営に報告が上がるはず。
もう考えないで次の敵を探そ。
==SIDE チーター==
俺はゲームを改造して、まぁそれなりに楽しんでいた。
特にPKエリアにいてまだまだ弱いプレイヤーを狩っていた。
いやー、それが楽しいの何のって。
まぁ、今日は記念すべき2回目の大会日なのだ。思いっきり暴れてやろうじゃないか。
張り切って、改造をしてみた。
結果は根性のスキルをモリモリにしてきた。
あとはスキルの効果を10倍になるように設定してきた。
これで勝てない相手はいない。
そう思いながら、大会に出てみるとゲーム内最強と呼ばれているNARUがいるでは無いか!
しかも、奴の方には超がつくほどの美少女が乗っているではないか。
青い髪を靡かせているが、このゲームはキャラメイクが出来なかったはず。
まさか、ほんとにあんな美少女が……。
うらやまけしからんなぁ。
リア充は爆発させなきゃならない法律があるんだ。
さっすがに女の子の方に怪我をさせるわけにはいかない。
奴らが離れてからじっくりねっぷりボッコボコにしてやろうじゃ無いか。
おっ
離れた離れた。
それでは俺の最も攻撃性能の高いこの魔法で奴の整った顔を貫いてやる。
手のひらに魔力を込めて…ホイ。
パリーンッ
チッ。
魔力障壁持ちかよ。
こちらに気づいたか。
本当に整った顔をしていて憎らしい奴だよ。
ホイッ、もう一発。
〈あなたはNARUに倒されました。競技場に戻ります。〉
ほへ?
あっ、やられたんですね〜。そうですか〜。
…いやおかしいだろ!『根性』スキル1000回分重ねがけしておいたんだぞ!
俺あの一瞬で1001回殺されたのか……。
こうなったら、もっとチートをしなけれ……
〈あなたのデータからチートが検知されました。データの削除をします。〉
………。
コンチクショー!
俺は諦めねぇ。いつか貴様に一発入れてやんよっ
オリンピックって見ますか?




