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前線組  作者: 井谷詩度地位
遺跡探索
31/59

遺跡探索2

嫌な雰囲気を醸しながら歩くこと5分、砂漠に到着した。

その間、誰も誰とも喋らないという地獄の時間を味わった。さらにこの砂漠、何かしらの対策をしていないと持続ダメージを喰らうようで、何の対策もしていない俺は少しずつ減っていくHP(ヒットポイント)を見て焦ったく感じた。


まあ、回復魔法を持っているし、体力HP自体も多いからあまり関係がない。

ちなみにみんなの対策方法としては、ガンプさんは持続ダメージ無効化の装備を持っていたし、アヒージョは回復瓶をがぶ飲みしていた。

……アヒージョに関しては対策とは呼べないか。


そして着いたダンジョンの入り口は縦3メートル、横4メートルほどの石造りとなっていた。

皆に続き中に入ると、そこはザ・ファンタジーという感じで、何の意味があるのか石が浮いていたり、何処から湧き出ているのか分からない川だったりが見られる。

所々隆起した岩があるから死角ができている場所がある。そこは要注意だな。


ふと、どんなモンスターが出てくるのか気になりアヒージョに小声で聞いてみる。


「アヒージョ。」

「何?」

「ここってどんなモンスターが出てくるの?」

「ここはな、ゴーレムやオオトカゲ、あと普通にゴブリンとか。まあ色々。」

「なるほどね。けどアヒージョ。お前何でニヤニヤしてるの?」

「ん?いや、なに。何でもないさ」


何か悪いことを企んでる予感。


「来たぞ!」


クラン内の誰かが叫んだ。

叫んだ方角を見てみるとそこにはゴブリン、オーク、オーガ、イエティ、ウッドゴーレム(木人形)、闇蝙蝠、etc…の大群があった。

事前に皆は何度か来ているため分かっていたみたいだが、初めて来た俺には全く分からなく呆気に取られていた。

それもその筈、1種族あたり200匹位と超多めなのだから。


「NARU。呆気に取られてもいいが手は動かせよ〜」

アヒージョの声で意識が戻った俺はまず魔法を打つ事にした。


『アイス・ブリザード』を敵に向けて撃つ。

なぜ『アイス・ブリザード』かというと、建物内で火の類を使うと酸欠になるという妙にこだわったシステムがある為火魔法は使えず、そもそも攻撃魔法じゃない回復魔法しかないため氷魔法という事になった。


「ッ!?」

「何だ!」


『アイス・ブリザード』を放った結果、イエティ以外の敵が壊滅した。

ふと味方の方を見ると全員が引き攣った顔でこちらを見ていた。

なぜだ?


「どうしたんですか?」

「いや。どうやったんだ?今の」

「ただ、中級魔法をポーンと撃っただけだよ」

「あっソウデスカ」


後は残りのイエティを倒すだけ。

まだまだ遺跡探索は続く

昨日はすいません

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