第4話 異端
ルナリーン視点です
◆ルナリーン視点◆
もともと変わった意思ある武具だったけれどここまでだったなんて…
きっかけは私がこの眼の前に刺さっている剣に『体内で循環させとけばいいんじゃない?』といったことだった。
私は漏れ出る魔力を肉体に行き渡らせて、余った分は体皮の上に障壁として使うことで魔力を抑え込んでいる。でも、この剣には何となくそれではうまく行かないような気がした。だからこんなのどうかな〜って思ったことを言ってみたのだけれど…
この剣はあろうことか自分の魔術回路を新しく増やし始めたのだ…
こんな対処法、異端中の異端。前代未聞の領域だよ
漏れ出ている魔力を消費するのではなく自分の体内に新しく魔力の通り道である魔術回路を作って、そこを循環させることで対処するなんてねぇ…
そんなことは普通は不可能、恐らく力ある武具が持つ特異な能力を持っていなかったことから、まだ能力を得ておらずそのリソースを割いて特異性の一つとすることでなんとか回路をあとから足したのではないかと思うが…
それは自分の魂の改造に近い、本来痛みを感じない存在だとしても魂の痛みからは逃れられない
こいつもある程度は耐えたが結局気絶している。それでもこの剣はやり遂げてたようで、確かに魔術回路が増えている。
ここまでしてまで得ようとしている能力…
気になるなぁ〜…気まぐれで見てみたけどこれ思った以上に面白そうだなぁ〜
意識が戻ったら色々聞いてみよっかな〜、ふふふ
さぁ、君は一体どれぐらい面白い存在なんだい?




