第3話 改良
魔力を感じ取る。それは聞くととても簡単に聞こえる、しかしそれを実際に行おうとすると普通はまず「魔力が何かわからない」という問題に直面する。そこは問題ない。
私は剣、つまり感覚器が何一つとして存在しない。でも私は周囲から見聞きすることができる、その理由は魔力を感じ取っているからだ。この世界のありとあらゆる物質、存在は魔力を纏っている。それを感じることで私は相手の姿を見て、空気の振動と同時に起こる魔素の振動によって声を拾っている。
魔力を感じ取るということを自分に向けて行うことでまずは自分から漏れている魔力を把握する。ということをしてみたのだが…
率直に言うと、色々ひどかった
剣身からは、魔力が垂れ流れており大量の魔力の浪費になっている。これをしていたおかげで私に植物が巻き付いてきたりはしなかったようだが…
あまりにも無駄が多すぎる…せっかく吸収した魔素もほとんどがここから流れ出ていて成長の妨げとなってしまっている。
なんてことだ…もったいない…
…なぁ、白竜。どうやったらこの垂れ流し状態をやめられるんだ?
『やっと反応したーーー!さっきから話しかけてるのに無視しないでよっ!あと白竜って呼ばないで、私はルナリーン。白竜姫 ルナリーンよ。それの止め方はわかんないな〜、体内で循環とかさせとかさせとけばいいんじゃない?勘だけどそれでいい気がする』
勘って…循環か…
自分の剣身から出ていく魔力の流れを徐々に体内に向けて曲げみているが…これはなかなかッ…きつい…!
本来痛みを感じないはずの私に痛みが走り始めている…!?
魂そのものが変わっていっているような…がッ…
これは、まず、い…意識、を、保て、な…い……
このあとルナリーン視点の話を出します




