第2話 邂逅
影の主が次第に自分に近づいてくる。
白い鱗、紅い目、巨大な翼、鋭い爪、長い尾、引き締まった四肢
それはまごうことなき最強の生物、ドラゴンだった。
近付いて来ていることでどんどん感じる、あれは自分とは文字通り『存在の格』が違う…!
間違いなく敵意が私に向いた瞬間、『私』という存在が消し飛ぶ…
白竜は私の前に降り立ち私を見つめる。
『お主、自我があるじゃろ?あるなら答えよ』
…これは困ったな、まさか話しかけてくるとは…返事は相当考えなければいけないし、そもそも返す方法がない…どうしたものか…
『おいおい、考え込むではないわ。まぁ、自我は確認できたからええが…。それと、お主の思考読んどるから特に返事の仕方は考えんでいいぞい。』
そうか…それもそれで困るのだが…
『大体、普通そんぐらいの魔力量があれば普通念話位できるもんなんじゃがなぁ〜?まぁ、そんなことはどうでもいいんじゃわい。今までは見逃していたんじゃが、お主、そろそろ魔力を抑えんかい、流石にそろそろ見逃せんわい』
…?どういうことだ?
『はぁ〜…、しょうが無いから説明してやるから今から言うこと覚えとくんじゃぞ?』
要約すると、白竜一族は魔力の淀みを浄化する役割があるらしく、その一環として大陸中で魔力や淀みを監視しており、私もその監視網に引っかかっていたらしい。そこで偉い(?)らしいこの白竜がそれに気づいて隠していたらしい。理由はなんか面白そうだかららしい。だが、段々と私の魔力量が増えていき、そろそろ隠しきれなくなってきたらしい。そこで、どうにかするために見に来た、ということのようだ。
…これ、私何も悪くないな…
『妾は偉いんじゃぞ!なんたって白竜の姫じゃからな!しかも強いのじゃ!はははははははは!』
うるさいな…
『うるさいじゃないわい、失礼なやつじゃな。そんなことよりお主のことじゃ!変なのが生まれたと思ったら、急に魔素を吸収し始めやがって…、とりあえず妾隠してたのバレて怒られたくないから、魔力抑えるの覚えて、ホントお願いね』
抑えるったって…私、方法わかんないからな…
『なんかこう…なんか、撒き散らしてるのを自分の押し込める感じっていうか…どういうのか妾もよくわかんないっていうか…、ほら君、魔力で周り見てるでしょ?それの応用でどうにかなんない…?』
君って…呼び方変わってるし…
『うるさいなー!こっちが素なんだよ!さっきまでは威厳つけるためにおばぁ様真似してたの!いいからなんとかして魔力抑えて!私怒られたくないの!相談とか乗ってあげるから!』
しょうが無いからなんとか頑張るしかないか…
これが『力を与える方法』のきっかけになるかもしれないからな…
キャラが増えるといいですねぇ〜
こう、筆が進むって感じで?




