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弱者の牙  作者: 酔月 猫丸
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第5話 目覚め

意識が戻った瞬間、自然と理解した。


「位階が上がった」


今までとはまるで違う感覚。


すぐそばにいる白竜の力を前よりもより大きく感じる。


でも、それでいい


『…おめでと、君はこれでようやく世界から魔剣・聖剣のような力ある武具と認められた。意思ある(インテリジェンス)武具(ウェポン)はなんでか知らないけど独自性を持たないと世界から認めてもらえないんだよねぇ〜…。それで?君はどんな力がほしいんだい?この私が直々に相談に乗ってあげようじゃないかー!ほらほら言ってごらん〜?』


独自性…?そんなものはまだないぞ?


『あー、そういえば無自覚だったんだっけ…君が新しく作ったその魔術回路、間違いなく君独自のものだよ?それのおかげで【位階】が上がってるし。過去にはあったかもしてないけど、今は間違いなく君しか持ってないものだよ。』


なるほど…だが、なんの訓練もなくそんなにあっさりできるはずが…


『そんなことよりさぁ〜、そろそろ教えてよ〜、君が欲しがってる力について、ね?』


……わかった。いつか聞く気だったから丁度いい。魔力にも、肉体強度にも依存せず、【狂化】でもない強化術だ。


『つまり何にも依存しない強化術?馬鹿なの?そんなものあるわけ無いじゃん』


…やはり、そうか…


『そんなの外法くらいしかないんじゃないかなぁ…、獣人がよく使う【闘気法】とかもダメなんでしょ?』


ああ、【闘気法】は使えるようになるまで時間がかかりすぎる。それではダメなんだ。弱者がそれこそ個としての限界を超えた【超越者】達に即座に立ち向かえるようでないと…


『えー…君の目的ってそんなのだったんだぁ…変わってるねぇ〜…。んー、でもやっぱりそんなのが可能になるのは…例えば使用者を強力なアンデットに変貌させる、とか、存在そのものを捧げて一時だけ大悪魔とかの高位存在の力を借り受ける。くらいしか思いつかないなぁ…』


それではだめなんだ…それだと使用者は、人として死ぬことが出来ない…それは…認められない…


『うーーーーん…あとは代償を捧げさせて、君がそれを変換して還元するとかは?それくらいしかお姉さん思いつかないよ?』


代償…そうか、そうだ…!その手があった!あとは何を代償にするかだが…


『魂でいいんじゃない?魂は命あるものがみんな持ってて、潜在的に秘めている力はあんま差がないし。まぁ、一般人じゃそこまでの力は期待できないだろうけど、少しの間なら【超越者】共相手でも持ちこたえられるでしょ』


そうだ…そうだな!魂なら寿命に換算することもできる…それだ!私は、魂を代価に求める剣になろう。


『お、おお…?決まったなら良かった?とりあえず、頑張れ?』


ああ!私はこれからついに能力獲得に向けて動き出せる…ありがとう


『あ、うん、そんなに喜んでもらえたなら良かったよ…あ、ところで君、名前は?聞いてなかったけど』


名前、名前か…名前はその存在に大きな影響をもたらすからな…今まで避けてきていた…今までかなり自由な手段を検討できていたのも私が無銘だったからという理由もあるからな…


『ないの?ないなら私がつけてあげるよ!』


…え?

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