42話
三人はダンジョンに毎日のように通い、時々休日を挟み攻略を進める生活を気付けば一ヶ月程続けていた。
「カルマも大分強くなってきたな」
「キルに毎日のようにしごかれてたら当たり前でしょ!
てか強くならないと死んじゃうレベル!」
「最高到達階層をカルマは塗り替えたんだから良くやってると思うぞ」
カルマは休日の日でさえも細剣を振るう事はやめなかった。
毎日の積み重ねのお蔭か細剣の扱いもメキメキ上達し、今ではソロでケルベロスも倒す事も出来るようになり、二十八階層が最高到達だったにも関わらず三十二階層までこのひと月で辿り着き、記録を塗り替えた。
「カルマもキルの為に頑張るといいわ」
「フィリアもキルも強過ぎるんだもんなー」
前にフィリアの実力を見ようと戦ってもらったが戦いとは言えなかった。
最下層にいただけあり、フィリアはカードが無くても魔法陣を使うだけで何処へでも行けた。
カルマを連れて二十一階層へ来ると瞬く間に視界に入る物全てを凍らせて見せた。
「強くなるには苦労は必要だ。
俺もフィリアもカルマより前に経験しただけだ」
「そうだよね。ごめん、、
超越者になった二人はとてつもない苦労をしてるんだよね。
私もいつか超越者になれるのかな?」
「気にしなくでいいが、カルマは超越者になりたいのか?
強くなるように望んではいるがそこまでは望んでいないぞ?」
「私達は仲間でしょ?二人に比べたら私なんて弱いし守られてばっかだと思うけど、仲間なら守られてばかりじゃなくて守ってあげたいでしょ?
背中を任せてもらえるようになるには二人と同じように種族を超えて超越者にならないと!」
最近ずっと頑張っていたのは、そんな事を思っていたからか。
それならとカルマに笑顔を向けた。
「もっとユニークスキルを使わせてもっと訓練しないといけないな?」
「え?あはは、、」
ちょっと早まったかもと後悔したが、もう遅く死ぬ気で頑張らないとまじで死ぬとカルマは思った。
ダンジョンの予定に毎回ケルベロスとソロで戦う事を追加され、ケルベロスの後に探索させられて本当に殺されると思ったが、探索中にミスリルを発見し疲れが吹っ飛ぶくらい喜んだ。
「キル!フィリア!やっと見つけた!ミスリルがあったー!!」
「これくらいの大きさなら丁度良いくらいかもな」
「私の武器も生まれ変わる時がきたんだね!
定期的にメンテしても傷んできてたからね」
「これでカルマもまた強くなれるわ」
強い武器に変えて強くなるだけじゃダメだが今のカルマは技量が武器を上回っている。
この技量に強い武器が組み合わされば成長するのは間違いない。
早速武器屋に向かい親方にミスリルを渡すが三日ほど待ってくれと言われ、その待ってる間がむず痒いのかケルベロスと戦う事によりその気持ちを抑えていた。
三日が経ち武器を取りに向かうと親方と店員に迎えられた。




