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「お前は戦力外だ」と追放されたカードゲーマー、伝説級レアカードで無双する ~元クラスメイトたちは没落したけど、俺は美少女パーティーとダンジョン配信で大成功しました~  作者: どすこい。お嬢様
第一章

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第17話 自己紹介

「ふむ、異界からの来訪者であれば、私たち騎士を見ても、違和感しかなさそうだな。……そうだな、私のことは、そこそこ偉い人とでも思っていてくれ」


 千秋に歩み寄りながらラヴィニアは言うと、その言葉の端々には軽やかさがあるが目の奥は決して笑っていない。

 そして直ぐに、その表情を幾分か和らげると、彼女は右手を優雅に千秋へと差し出した。


「そして、女神フォルトゥナ様の命により、貴様らにユグ=リオニアのこと……奈落の光廊と呼ばれるダンジョンの知識、異界の者としての戦い方、そして”配信”とやらの文化までも……すべてを教える為に遣わされた者だ」


 ラヴィニアの口調は、まるで神官が神託を口にするような、重みと響きを含む。


「これから――よろしく頼む、荒川千秋。そして他の者たちも」


 洞窟の光が彼女の伸ばした手を照らす。

 千秋は、その手を前にして、一瞬だけ硬直した。


 しかし、直ぐに何かを振り払うようにして息を吸い、震える指を重ねる。

 そして場の緊張感が薄れてきた頃に突如として、


「うっわ! ……ちょ、まじ!? 超イケメンなんですけど!!」

「ちょっとマジ!? 私あの人、タイプかも……てか、ど真ん中でズドンって感じ……!」

「わ、私も……いや、あれは“見惚れる”とかそういう次元じゃない……! 尊い……!」

「ヤバい、顔だけで抱ける……じゃなくて、守られたい……!」


 一組の一部の女子たちから黄色い悲鳴が飛び交う。

 その言動は明らかに戦場における重い雰囲気を完全に逸脱していた。


 だが女子たちの言葉を聞いた宝塚系美人のラヴィニアは、頬を僅かに赤らめると瞳を潤ませて顔を横に大きく逸らす。


 しかしラヴィニアを見つめる一組の女子たちは、まるで人気俳優の舞台挨拶を見に来た観客のような反応を依然として見せていた。

 その中には両手を胸元で組み、膝を内股に曲げながら『生きてて良かった……』と呟く者までいる。


「う、美しい……! まるで英国紳士のような気品に溢れてる……!」

「てか、気品って性別関係ないんだな……はあ、尊敬しかない……」

「騎士ってあんなに綺麗な生き物だったの!? 異世界すごい……!」


 そんな賛辞の嵐を背中に受けながら、ラヴィニアは若干困り気味の表情を晒しながら、静かに自らの腰に手を添えた。


「お前たち、一人ずつ、名を告げよ。礼節を以てな」


 千秋の傍から離れるとラヴィニアは、騎士達の元へと近づき部下たちに、小さく自己紹介を命じる。

 その声に他の騎士達が一斉に整列した。


 彼女たちは全員が女性であり、そして全員が一様に、抜きん出た容姿を備えていた。

 鍛え抜かれた肢体、隙の無い立ち姿――その身のこなしは、舞台の剣士のような優雅さと実戦の重みを兼ね備えていた。


 誰もが戦場を生き抜いてきた者、特有の張り詰めた空気を纏う。

 だが、その装備は戦闘用とは思えぬほど露出が多い。


 胸部を守る装甲は、最低限の面積しかない。

 金属のカップが胸の下半分を支えているだけで、上半分は布地で覆われているに過ぎないのだ。

 その布地は薄く、胸の形がはっきりと分かる。


 豊満な双乳が装甲の縁から溢れそうになっており、息をする度にその膨らみが揺れた。

 胸部装甲と腰防具の間――腹部は完全に剥き出しである。


 引き締まった腹筋、くびれた腰、臍――それらすべてが白い肌のまま晒されていた。

 まるで見せつけるかのような大胆さである。

 下半身を覆うのは、金属の装飾が施された短いスカート。


 だが、その丈は太腿の中程までしかなく、歩くたびに長い脚が露わになる。

 スカートの裾からは、引き締まった太腿の筋肉が覗き、その白い肌が目を引いた。


 足元には黒革のロングブーツ。膝下まである長いブーツは、ヒールが高く、歩くたびにカツカツと音を立てる。


 ブーツと短いスカートの間――太腿の大部分が露出しており、その肌が艶めかしく光っていた。

 腰には剣が佩かれ、手には槍や弓を携える者もいる。

 武装は本物だ。


 だが、その露出度の高い装備とのギャップが、彼女たちに不思議な魅力を与えている。

 騎士でありながら、どこか妖艶――神聖さと官能が混ざり合った、矛盾に満ちた姿だった。


「レオノーラ・ガリスデイン。階級は副戦士長。得意武器は双槍だ。以後、よろしく頼む」


 最初に名乗ったのは、燃えるような赤髪を後ろで束ねた騎士。

 低めの声と切れ長の瞳、肩から胸に掛けての鎧には、赤と金の紋章が刻まれている。

 露出した腹部の白い肌と、太腿の筋肉のラインが目を引く。


「アナスタシア・ブレヴェン。第一戦列騎士。……任務に支障をきたさぬ限り、協力は惜しまぬ」


 氷のような白髪を持つ、クールな美貌の持ち主。声も冷たく、視線は鋭いが、どこか言葉の端に柔らかさがある。胸部の装甲から零れそうな双乳が、彼女の冷たい雰囲気とは対照的だ。


「リディア・マロウィン。第二戦列騎士。……ふふ、可愛いお子様たち、仲良くしましょうね?」


 グレーの髪にパーマが掛かり、前髪を垂らしたセクシー系騎士。

 唇に艶があり、軽く手を振る様は、舞踏会の貴婦人さながら。

 くびれた腰と露出した臍が、その妖艶さをさらに強調している。


「アイラ・エルフェリア!第三戦列騎士! えへへっ、みんな元気そうでよかった~!」


 明るい栗毛のボブカットを揺らし、無邪気な笑顔を振りまく元気系。

 甲冑の隙間から覗く白い肌は眩しく、短いスカートから伸びる太腿が無防備に揺れている。


「ナターリャ・スピネール。第四戦列騎士。文句は戦場以外では受け付けないからね?」


 金髪で三つ編み。ややつり目で上から目線の態度。

 だが、腰の剣から伝わる覇気は確かなものだ。

 引き締まった腹部と長い脚が、彼女の戦士としての自信を物語る。


「セレスティア・フォン・レイヴンハート、第五戦列騎士。……話し掛けるなら、敬語を忘れないで?」


 長い漆黒のストレートヘアに蒼白な肌。声音は落ち着いているが、言葉には棘がある。

 胸部の装甲が小さく見えるほど豊満な胸が、その高貴な雰囲気と妙な対比を成していた。


「ミリエル・グラッセ、第六戦列騎士。おいで、可愛い子供たち。怪我があれば、私が癒してあげよう」


 柔らかく波打つ銀髪碧眼と慈母のような微笑。

 だがその鎧の下、胸の膨らみは装甲を押し上げており、露出した臍から太腿にかけてのラインが、男子生徒たちの視線を釘付けにした。


「ヴァネッサ・クロウィリ、第七戦列騎士。……あれな言動は嫌い。気を付けるように」


 低く艶のある声。新紅の短髪を耳に掛け、鋭い目付きで一軍の男女を、見据えながら苦言を呈す。

 短いスカートから覗く太腿と、引き締まった腹部が、彼女の戦士としての実力を示していた。


「そして最後に……ルシア・フォン・ヴァルトブルグ。第八戦列騎士。……さっきの口の利き方、反省しておくように」


 銀色の三つ編みと琥珀色の瞳。おっとりした口調ながら、明確に怒気を孕んでいた。

 露出した腹部と太腿が、その穏やかな雰囲気とは裏腹に、彼女の戦士としての覚悟を物語る。


 そして彼女が鋭く向ける視線の先には、露骨に顔を逸らす一軍の男子と女子が居た。

 それから騎士達の自己紹介が終わり、何とも言えない数秒の間が空くと、突如として洞窟内に甲高い声が一つ響く。

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