この人間、皇太子につき
私は明日『バーダム帝国立 魔戦士・魔剣士高等学園』通称バーダム学園の入学式を控えている。
今日は私の入学を祝ってパーティーが開かれている。正直めんどくさい。
私は別に人と関わるのが苦手というわけではない。ただただめんどくさい。
その為いつもパーティーがある時はたまに出席していたくらいで、いつもはルイスと部屋でチェスばかりやっていた。
ルイスはもう私よりチェスが強い。
しかし今日のパーティーは私が主役なため私は今、パーティーに出席している。私はルイスと行動している。
まず私は人気者だ。まあ宰相の娘だから当たり前である。それに私は美人だから人が集まる。
しかしルイスがいれば女子達はルイスの方によって行く為、少し楽である。
ほんとルイスがイケメンになってくれてよかったー。なんて思っていたら今度は男達が集まってくる。
発情期のサルみたいで鬱陶しい。
ちなみに私は恋愛感情がないためこのサルみたいにならない。
ちなみにサルはこの男どもの事である。
しかしルイスと私以外にも人が密集しているところがある。
それは私の弟のところである。
私の弟は今12歳で結構、気が強い。しかし顔が可愛らしいため大人達が集まって、ほっこりしている。
それに比べこちらは質問が激しい。婚約者はいるのかとか、意中の男性はいるのかとか、いないなら婚約しませんか?とかとにかく鬱陶しい。
私はとにかく100点満点の笑顔で彼らの質問に受け答える。
チラリと横を見たらルイスも私と全く同じように対応していた。
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パーティーが終わった後私はルイスの報告を聞いていた。
なんと『オールアイ』の構成員のメンバーはもう1000人を突破したらしい。
そして私の屋敷の下に本部を作ったらしい。ちなみに私の正体は十二の魔剣達しか知らない。
まあ『アイ』というボスがいるのは知っているけどその正体は知らないという感じ。
でも最近魔剣のみんなにあっていないな。ちなみにルイスは第一席である。
そして明日から通う学園にアトランティスの手のものがいるらしい。しかも私と同じ新入生に。
いやー楽しくなってきそうだな。
「ボス」
「どうしたの?」
「私も明日から学園に通います。なのでそのスパイを見つけ次第殺してしまってもよろしいでしょうか?」
「いや、何があるかわかりません。行動する時は私に報告しなさい。」
「はい」
うん。ルイスの声がクールで結構いい感じの雰囲気が出てる。最高だよ。
それにしてもスパイがいるなんて。いったい誰だろう?
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こうして私は入学式を迎えた。私は3組だった。3組はまさにお嬢様クラス。と言っていいほど待遇がいい。
そして私は初日から告白されまくりだ。ルイスも告白されている。
前回のパーティーの時と全く同じように。
ていうか初対面の人にここまで告白する?
まあ私はなぜ彼らが告白するのか知っている。
それは権力争いである。私の父が帝国の宰相だから告白してくるのである。ワンチャンを狙って。
このクラスは吸血鬼30人、人間10人、エルフ3人で構成されている。しかし人間と吸血鬼の見分けはほぼつかない。昔は犬歯が目立っていたそうだが今はほとんんどの吸血鬼は犬歯が生えていない。
ちなみに私も生えていない。あと吸血鬼なら弱点が多いイメージがあるが弱点はない。
ていうかそんなもの人によって違うし。ちなみにルイスはこの中で数少ない人間だ。
そしたら私に一人の人間が告白してきた。しかも偉そうに。
「私はアイルカ王国の皇太子スミスである。そなた私の婚約者にならないか?」
「お断りします」
私は満面の笑みでキッパリと答えた。
それに人間の国の皇太子。ルイスの一族の国とは違えど多分こいつの親もアトランティスの傀儡でこいつもいずれは、、、
しかもこいつがスパイかもしれない。
そしたら皇太子が顔を真っ赤にして怒っている。
「貴様、皇太子である私の願いを断るなど、、、」
ええーこいつめんどくさいタイプだ。
「私は帝国の宰相の娘です。その私と婚約すると言うことは政治的な駆け引きを含みますがご理解していますか?」
私は優しく簡単に説明する。
「く、それは、、、」
「わかりましたら、どうかお引き取りください。」
「わかった、、、」
ふうなんとか大事にならずに済んだ。前にも言ったが私は目立ちたくない。それに普通に私は誰かと結婚する気はない。
ということで、明日からどんどん告白を断っていこうと思う!!
私は寮の一室でルイスの定期報告を聞いている。
「ボス、今月の資金についてんんですが、、、」
『オールアイ』の活動資産は私のお小遣いを使っている。
お小遣いといっても普通に億を超えてくる。この世界のお金の単位はマイロという。1マイロが日本円で1円ぐらいである。
「今回の活動資金はそんなに出せないわ。さすがに学園生活で無一文は厳しいもの。」
「安心してください。なんと我々は不動産投資に大成功し即座に活動資金として10億マイロをいつでも使えます。」
「10億!!すごいな、、、」
「はい、運営部がうまくやってくれました。」
「そうか。では話を変えるわ。今日見た感じスパイらしき人物を見つけられたかしら?」
「いえ。見当もつきませんでした。」
有能なルイスが見つけられないなら相手はまだ動き出してないと考えるべきか、、、
「引き続き調査を続行します。」
「わかった。私も私で探ってみる。」
そして私たちは解散した。




