Part4
___CountryFestival中央広場___
「お前ら、静かにしろ! 騒いでると聞こえるもんも聞こえないぞ!」
広場では既に多くの人が避難していた。
そして、避難者達に向かって乱暴に落ち着くよう指示を出す鶴見の姿があった。
「ったく……なんでこういう時に限ってあいつは駐車場に行っちまうんだよ!」
本来は玄德と鶴見のふたりで見るはずが、駐車誘導等で玄德は広場から離れていた。
鶴見はその事に少しだけイラついている。
「あの、大丈夫なんですよね?」
「あっ? 当たり前だろ、余計な心配すんな!調子狂うっての」
「うっ、分かりました」
避難者に話しかけられる鶴見は相も変わらず乱暴に受け答えするが、これが標準運転な事が知れ渡っている為、信頼が厚い。
……女性人気が玄德よりも高いのは内緒…
避難者が混乱しないように定期的に声を出し、自分の存在をアピールする。
辺りを確認しつつ広場の中心に目を向けると、鶴見は目を見開いて動き出し出していた。
瞬く間に、天から地に向かって降り注ぐ無数の鋭い小岩が鶴見を含め避難者達を襲った。
「___ッ! 無駄だ」
鶴見は絶体絶命のピンチの中、笑みを浮かべながら全て対処した。
その出来事は一瞬にして起こり、時間にして五秒程度。
鶴見が走り出し、小岩が降り注ぎ、それを対処する。全ての出来事が五秒に収まっていた。
しかし、無事だったとは言え避難者が混乱するのには十分な出来事であった。
声を上げ、動きが激しくなる。
それは、鶴見の声が聞こえなくなるほどに……
「火が___火が着いたぞ!」
その一言が聞こえた時にはもう遅かった。
避難者が慌てふためいた結果、広場の電力設備のコートが傷つき、オイルが燃え…引火。
周囲の機械が大爆発を起こした。
「チッ…何してんだよ……これだから騒ぐなって言ったのに」
「焦らないんだ〜?」
「……焦る必要があるか? あの程度被害を出さずに対処出来る」
「ふーん、…私に対しては何も思わないんだ?」
「何も言うことは無いだろ……メデューサ」
鶴見は振り返り、背後に立つ一人の女性と対峙する。
「久しぶりの再開だって言う、酷いじゃないのよ?」
「会いたくない相手と出会って喜ぶやつがとこにいる? …聞きたいことは色々あるが、簡潔に聞く……何が目的だ? わざわざこっちに戻ってきやがって」
鶴見の問にメデューサと言われている女性は、クスクスと笑いながら答えた。
「昔も今も、目的は変わらないわよ。ずっと貴方と世界を手に入れたいだけだもん」
「目的の為に死んでも帰ってくるとは…その信念は褒めてやるよ。だが、俺の前に出てきた事はマイナスだ」
「なら、あの時と同じように愛し合いましょう!
もう一度……貴方を感じさせて!」
「面倒臭いが…丁度いい。自分が成長出来てるのか、確かめさせてもらう」
腐れ縁、苦しく苦い縁切りを賭けた戦いが開始した。




