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これが僕の異世界転生⁈ 改訂中!  作者: ヒロちゃむ
僕の異世界奮闘 争乱編
37/67

何かおかしくないか?

 ここ最近、PV数が500件を超え続けています!いやぁ、読み返しに来ている人もいるかと思いますがやっぱり増えれば増える程気合いが入りますね!


 ですが、ペース的には自分にはこれが限度ですし、後はどうやってもペースは落ちていくんですよね_(:3 」∠)_


 この作品て個人的にはかなり長編を予定しているのでこれからもエタらず続けていけるといいのですが…応援よろしくお願いします\( 'ω')/

 僕らが娼館でキャッキャウフフしていた次の日、僕らはまた周ってきた情報に困惑することとなった。曰く、死体が無くなったと。


「どう言うことかな?昨日は死体の処理に参加してなかったから状況が飲み込めないんだけど。」


「言葉をそのまま受け取るのならゴブリンやコボルト達の死体が消えた…と言うことなんでしょうか。人の遺体は魔獣達より先に我々が回収している筈ですし。」


「とりあえず聴き込みしてみようか?」


「そうですね。」


 僕らは街では無く本陣の方へと移動し、その時の状況を知っている者達からいくつかの情報を聞き出した。


 どうやら一昨日の戦闘ででた合計で一万近い死体を回収していた班から魔獣の死体が少なくなっていると報告を受けた。


 遺体は人を優先し、次にオークやリザードマンなどのよりランクの高い魔獣の死体から回収、解体されいたようだ。だが、万に近い部隊同士の戦いが一時間や二時間程度で終わる筈もなくその日は人の遺体を回収するだけで終わった。


 昨日も同じように魔獣の死体を回収して回っていた班が小型魔物の死体の数に違和感を持ち調べてみたところその数が回収された数と合わなかったらしい。


 疑問に思いながらも死体の処理を進めるもその日も終わらず、そして今日の朝確認に行くとそこにに散乱していた筈の死体は残っていなかった。と言うことだ。


 勿論、夜に攻撃がある可能性もあるため、本陣には絶えず見張りが居る。だがわざわざ死体の監視など誰もしていなった。聴き込みをしても誰も夜襲があったなどと報告もなければ気付きもしなかった。


 人が盗んだ可能性もあるがそんなことをする理由はない。残っているのは魔石も低価格で肉もほぼ食べられず売れる皮や部位などもほとんど存在していない優先度の低い魔獣の物だけだった。


 夜に気付かれトラブルになるリスクを背負ってでもそんな大量の死体を持っていく理由が考えられない。夜なら夜目が効かなければ前世と違いまともに行動も取れない程暗いのだ。


 魔道具や魔法の中には暗闇を見やすくする魔法等があるがそんな大量の人々に貴重な魔力を充てるようなこともしないだろう。松明やライトを使うなどどうぞ見つけて下さいと言っているような物だろうし見張りは光りなど見ていなかった。


 結局残っていた千弱程の死体は夜の間に忽然と消えてしまう珍事が起きた。


 一部ではゴブリンは夜目が効くしコボルトは鼻が効くことからやつらの仕業なんじゃないかと言われているがその可能性も低い筈だ。ジェネラルやキングに統率されていれば上位個体の命令に忠実にはなるがやつらは基本馬鹿だ。


 威力偵察の様な行為と別働隊を使ったかの様な行動こそあったがやつらは最終的に文字道理ほぼ全滅するまで戦い続けた。一部拐われてしまった人達が居たが撤退するまでが遅すぎる。無駄に被害を出しただけだ。


「妙だね。」


「えぇ、妙ですね。」


「お上の方々は何をしてるのかね?」


「何騎かの班で偵察を出しているらしいですが…。どこまでわかることがあるのやら。」


「そうだねぇ…。ま、そんなことはお上の方々に任せて僕らはやれることやってこうか。さて、何しようかな?」


「一応、シルフィ様もそのお上の方々側のお人なんですけどね。」


「僕は今、庶民としてここに居るからしりませんー。」


 人類は知らなかった。今回のスタンピードは少し規模の大きい程度の物ではないことを。思い知ることになる。魔獣達の恐ろしさを。


 side.シルフィの父


 我々は今、夜間の内に消えた魔獣の死体について議論している。まぁ、偵察が返って来るまで詳しいことなど話し合うことは出来ないがね。


 私は正直そんなことより愛娘であるシルフィのことについて考えていたい。


 あの子は家で待っている様にこの討伐隊にいつの間にか参加していたんだ。家の者達に頼んでおいたのにどうやって抜け出して来たのか…。


 あの子は私の唯一の子供であり私の全てをあの子に捧げる気でいる。貴族の子女はお家同士の繋がりを強くするための道具でしか無いが私のシルフィは違う。きっとこの先台頭して来る子供達の先頭に立ってこの国を盛り上げて行く存在となるだろう。


 シルフィはとても小さな頃から他の子供とは明らかに違い聡明な子だった。僅か二歳で魔法を習得してみせたのだ。初めての魔法に興奮した結果怪我をした時は本当に焦ったものだ。


 魔法は適正がなければ使えない。確かにシルフィには適正はありはしたがこの歳で魔力を動かし自分の意思で力に変換するなど普通ならありえなかった。


 だがシルフィは使いこなしこそ出来ないが確かに発動させていた。まだ文字の読み書きどころか言葉の発音すら怪しい歳でだ。


 使いこなせなかったからか怪我をしそうになったこともあったがそれでも学び始めたばかりの歳上の者達よりもセンスがあったと思う。


 このことを他の者達に自慢したところで誰も信じはしなかっただろう。魔法とはたとえ大人であったとしても行使するまでにそれなりの期間の修練が必要だからだ。僅か二歳で使えるなどと冗談もいいところだ。


 だが私を驚かせることは他にもあった。三歳で文字の読み書きと計算を覚えたのだ。無論まだ家庭教師など付けていない時期にだ。それも学び舎で学んだ者らと変わらないレベルで習熟出来ていた。


 この子が私の書斎から本を持ち出して読んでいる所を見た時は驚いたものだ。魔法も私の育てたメイド達から進んで学んでいるのは知っていたがここまで自力でやっているとは思わなかった。


 勿論、私の書斎には子供の読む絵本や童話の様な物は置いていない。せめて子供に読みきかせるにしても我々の国をお作りになった初代勇者様の冒険譚を綴った物や図鑑の類だろう。


 にも関わらずあの子が読もうとしていたのは魔法の概念や理論について書かれている本だった。内容こそまだ中級程度のため読もうと思えば読み書き出来る大人で有れば出来ただろうが、あの子は本の中身を全てではないにしても理解できていた。


 私は最初こそこの子は天才なんだと狂喜乱舞したものだがここまで見せつけられると流石の私でも思うことはあった。だが私はこの子を遠ざけようとは思わなかった。


 勉強をしている時こそ本当に子供なのかと思ってしまうような顔付きだが、いつもの調子なら私を見つけるとかけて来て「おとしゃまー」などと舌足らずに呼んで足にくっ付いて来るのだ。可愛いたらない。


 この子は天才なのかそれとも他の何かなのかは私には分からない。僅か三歳とは思えない程、明確な意識があるのだ。だがあの人の残してくれた愛娘を私は怖がる気などなかった。


 その後もシルフィに歳の近い者を置こうと思い近衛侍女の子供を一人侍女として付けたがここでもあの子は子供らしからぬことをしていた。


 私はその子供の教育や訓練の内容は与り知らぬことではあったが後に聞けばとても子供にさせるには過酷過ぎる物だった。あれではすぐに心も身体も壊しかねない内容だった。


 だがその子は最後まで訓練について来ていた。勿論ただその子の心が強かった訳ではない。むしろ平均的かそれ以下だった筈だ。


 勿論シルフィが原因だった。訓練に疲れ切って心の折れそうだったあの子を支え励ましたのだ。五歳も歳上の子をだ。どちらが歳上なのかわかったものじゃない。


 シルフィからすればきっと出来の悪い妹が出来たとでも思っていたのかもしれない。あの子…えぇい、ユミルの教育にはシルフィ自身も協力しながら続けることが出来た。


 そのせいかユミルはシルフィに対して少し依存心が芽生えるようになるが気付いた時にはもう手遅れな域まで来てしまっていた。シルフィはユミルをお気に入りとして毎日連れ回しじゃれつきと共に居る生活が当たり前の物になってしまっていた。


 ユミルも辛い訓練を続けられるのはシルフィの献身の結果だった。家庭教師の授業にも参加させて共に学ばせるとよりその絆は強く結びついてしまった。


 周りの者達も無理に二人を引き離すこともしなかったため態度が露骨になり私が勘づく頃にはシルフィは私よりもユミルとの時間を大切にしてしまっていた。


 仕事が忙しくあまり一緒に居てやらなかったのもシルフィがユミルに懐く原因の一つだったのかもしれない。本当にまだ五歳にもならない少女なのか疑問に思う。


 それ以降も何か言い出せば料理がしたい、商売がしたいと突拍子もないことを言い出すがどれも上手くできてしまった。商売に至ってはこの都市どころか全国へと広がるような人気のボードゲームの数々を考え出した。


 大会を開いたり、時期に応じて様々な形や色の物を発売してと気づけば下級貴族よりも多いであろう資産を蓄えていた。私もいくつか持っているが良く考えつくものだ。


 終いには自らの資産でユミルに一式の装備を与え、剣に至っては上級魔剣を用意した。あれ程驚いたのはそうはないだろう。本人はキョトンとしていたがあれでは余計にユミルはシルフィへと傾倒してしまっただろう。


 学園へと通わせてからは手紙でしかやり取りがなくなってしまうがそこでも出てくるのはユミルとのことばかり。個人的には妙な虫が寄って来ていないようで安心するが年頃の娘の親としては複雑でもあった。


 家臣達からはもしかしたらシルフィは女が好きなのかもしれないと報告があるがこれはもしかするとユミルと共に過ごし過ぎた影響なのかもしれない。将来は私の後を継ぎ婿を取る必要があるのだがこれはどうすればいいのやら…。

 

 我が娘は本当に私を困らせてくれるものだ。先日の戦いでも魔法による範囲攻撃で魔物達を数百も屠ったと聞くし、良くも悪くもあの子には驚かされる。それにしてもいつそんな物を学んだのか…。私はシルフィのことを知らなさ過ぎるかもしれない。


 私がそんなことを軍議の場で静かに考えていると伝令が入ってくる。敵襲だと。


 一体偵察班はどうしたと言うのか…。だが今はそれよりもやることがある。荒れる軍議を手早く纏めて行動し、シルフィをどうにか大人しくさせなければ。



 いつの間にか要らないお父様の回想回になってしまった…。 おかしいな…。


 誤字報告、感想お待ちしております!

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