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機械(きこう)都市・グリカラ  作者: 威錯謎(いさめ)
拠点 - wasteland -
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重要機密《リスト》

 滝津之目たきつのめ 秋嘉あきか議員 第16地区依鈷郡に生家があり、階級は筆頭の地位で要職には就かず方々を転々としている(らしい)。中枢委員の隣に置いとけば遜色無さそうだと若干勝手な配慮で空白を埋めてゆく、「はあ…」色々と厄介な案件を押し付けられた気がする。だが、立場上先輩である男に文句も言えまい。


 ところで疑問が有る、滝津之目というこの議員もそうだが。筆頭に在る御偉方(=地区代表)は皆、暢気にしているだろう事が見受けられる。資料に提示されているのだから間違いない、しかしそうなると些か不可解な話だ。纏め役である筈の彼等は会議に出席する以外、大した仕事をしていない事に為るのだ。如何にも可笑しな話だが、


 難問は取り敢えず脇に避け、鵜且は決裁書の欄を一つ残らず埋めたのであった。


 コンコンと軽い材質の壁を手の甲で叩き、件のやからが注意を引く「そろそろ飯の時間だ、御前も程々にしとけ…」とふざけた事を抜かして階下に歩いて行った。この部署には人手が三人しか居ないのだ、鵜且が新人研修で入る前は二人だけだった。殆ど眞締が書類を片付けていたのである、当初は憤りも感じたが段々と関心が無くなった。未だ基本給しか貰えない様な無能に態々手を割く暇も惜しいという物だ。


 昼食を知らされてはいたが、目の前の仕事が片付くまではと粘り続け。気付けば一時間近く過ぎていた、幸い拘束時間内の休憩は各自の判断で取れる。空腹を訴える胃の主張が喧しくそろそろ集中力も欠如気味だった、椅子の背に掛けた上着と例の決裁書を掴んで慌てて食堂へと向かった。しかし館内を走るのは厳禁である、もし見付かれば減給の可能性あり。危ない橋は渡らないのが彼の主義だ、

(ええっと。眞締と鵜且(+α)の三人に割り当てられた部屋は、基本戸が無く窓も有りません。元々、広い物置を改築して仕事部屋の一つにしました。机が三つそれぞれに有り、紙の山が形成されています(笑))

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