弐 -two piece of gear- 会議紛糾?
(さて、やっと登場人物の出番です♪一応、準主人公。)
国は最早形式だけ、其々互いに理解したのだろう。悟りの境地に至ったのだ(無益な諍いの末に、)子孫は過去の清算に終われ息つく暇も無い。食料の自給率は如何に増やすのか?過去、推測される衛生基準に対し低下が見られる現状打開の策は?水の供給は生命維持活動に多大な影響を齎す、故に飲料の絶対確保!等々。挙げれば切がない、承知戴けただろうか?
今日も活動領域中心部では、忙しない会議が開かれる。上に記した内容+治安、資金 収集、政治機構(そして、劣化した学業教育)。細部に亘っての解説は、まあ、追々するとして―。
ダンッと、荒々しく机を打ち鳴らしたのは血気盛んな若者ではなく、温厚で知られるユートヴィリ議員だった。驚きに固まる周囲を睥睨し、「己の利に感けている場合ではない!…我々は彼等に何を学んだのだ!」勤めて平静を装ったが場は妙な緊張感に呑み込まれつつ有った。空気が悪い喚起しなければ(けほっ、こほ)。
ユートは空気を読むことはしない、敢えて。機微に疎いわけではないのに他人に気遣いや心を配る一手間が嫌いだそうだ。単刀直入さから来る快活な態度が彼の魅力だろう。だがしかし、何事にも時と場所が肝心だと、この瞬間痛烈に思った。曰く、以前から「言いたい事が有るなら、言えば良い。不満を抱える必要も無い?」と豪語して憚らなかったのだから、この局面はある程度予測されていた。想定外なのは人類最後の砦、中枢議会の会議中であった事。
(もう少し柔軟性と言うか...処世術を身に付けて欲しいと日に日に感じていた時期だった。)幸いそれで窮地に陥ったり、欠点として露見することは今日まで無かった。そう、現状を抜きに考えれば、の話だが…。渦中の人物は俯いて顔を伏せているし、大半の者は傍観の構えだ。出来る事ならば係わりたくない。
(ユートの名前、もう少し考えるべき?)




