何者?
カマニの住む村はとにかくカジノなど、賭け事に関する施設が群を抜いて多かった。カークロー家は賭け事にお金を使う事は禁止だったため、ロレスは初めて見る光景に感心していた。
それはルシアも同じようで、まるで子供のような純粋な目で色々を見ていた。
「ま、こんなところだぜ。ただ、賭け事すんなら金に余裕がある事と勝てる自信があることだぜ」
カマニは笑いながらそう言う。
「んじゃ、これからよろしく頼むぜ」
「あぁ、よろしくな」
「よろしくお願いします」
とりあえず1人目が仲間になったが、まだまだ何人も探さなければいけないため、名残惜しいが次の村へと向かうことにした。
「次の村はと…この先の森を超えたところだな」
「うへぇ〜あの森かよ!」
カマニは少し気がすすまないようだった。
「あの森は結構強い魔物がいるんだぜ〜って…よく考えたらロレスがいれば大丈夫か」
さっき仲間になったばっかりのため、カマニも慣れていない様子だった。
「まあ、3人いるから大丈夫だと思う。無理はしないしな」
「怪我をしたら私が治しますからね」
そんな感じで色々な話をしているうちに森の前までたどり着いた。
「よし、行こう」
「ちょっと待ったぁ〜!」
後ろから呼び止められ振り返ると、見たくないがよく知った顔が2つあった。
「はぁ〜い!また来ちゃった!」
「ご機嫌いかがですか?お仲間が増えたようで何よりです」
そう、アモルとアミーリが空から見下ろしていた」
「あれってまさか悪魔か!?」
「カマニ、知ってるのか」
「おう、親父から聞いててよ。お前の城壊したのが悪魔って聞いてるからよ…」
カマニは少し力のこもった言い方をした。いつもヘラヘラしてる感じがしていたが、こちらに同情しているようだった。
「今日は偵察といった感じですね。貴方達に危害は加えませんよ」
「別に向かって来てもいいけどねー」
悪魔2人は地面に降り立つとこちらに視線を向けてきた。負けずに3人を睨み返す…
と、そこに謎の人影が忍び寄ると、悪魔2人を切り裂こうとした。もちろん交わされるが、明らかに剣の太刀筋が普通の人離れしているほどであった。
「やっと見つけたぞ…悪魔」
人影はそう言うと、ロレス達の前に背を向ける形で立った。一体何者なのだろうか…




