ギャンブラー
「な、なんでわかった…」
「なんとなくわかったんだよ!ギャンブラーの勘ってやつ?隣は彼女…いや、嫁さんか。その様子だと、俺を探してここまで来たって感じか」
「まったくその通りだ…」
ということは、この男が最強のギャンブラーの息子ということになる。息子でもこの推測力…これはかなり強い仲間になるな。ロレスはそう確信した。
「とりあえず、親父に会ってもらえばいいぜ!そうすりゃあ晴れて俺はあんたの仲間だ」
そういうので、早速ついていくと、大きなギャンブル場の中に案内された。そしてその最上階…そこに最強のギャンブラーはいた。
「やあ、君がランスさんの息子さんか。とってもいい目をしているよ」
「紹介が遅れたね。僕が最強のギャンブラーといわれているクラム・フォライン」
「んで、俺が息子のカマニ・フォラインだ」
2人とも、いかにもギャンブラーといった感じの怪しい雰囲気を醸し出していた。
「話は聞いているよ。今日からカマニは君の仲間だ。よろしく頼むよ」
そういって、クラムは微笑むと軽く礼をした。
ロレスとルシアも軽く会釈をし、カマニと共に部屋を出て、そのままギャンブル場から出た。
「次はどこへ行くんだ?まだ仲間は数人いるんだろ?」
「そうだな。その数人も早めに集めるのがいいかもな」
「も、もう村を出るんですか…?」
ルシアは少し不満そうだった。
「この村、もう少し見たいか?」
「はい。せっかく来たのにすぐ出て行くなんて、カマニさんに失礼な感じもしますし」
「お、ありがたいな。そんな風に思ってたなんて、よくできた嫁さんだな!んじゃ、適当に案内すっからついてきてくれよ!」
カマニは嬉しそうに笑うと、2人を連れて村の案内を始めた。




