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ロストピースト  作者: 閃光 眩
11/21

水辺の苦悩

3人は次の村へ行くために森の中を急いだが、そう簡単にはたどり着けない。イバラのモンスターや悪臭を漂わせる植物型モンスターなど、かなり多くの敵と対峙しているうえ、なかなか先に進めない。

「これはかなりかかるな…」

「さっきから魔物が多すぎます…!」

「いつになったら着くんだかな」

そんな愚痴をこぼしながらも先を進んでいく。すると、周りがひらけた湖に出た。

「やったぜ!」

カマニが叫んだが、それとともに水面がブクブクと膨れ上がってきた。

「ちっ、ここまできて魔物かよ!」

カマニは不貞腐れながら武器のカードを構える。ロレスとルシアはいつも通り、ロレス攻撃ルシア回復の体制をとる。

「初の水系モンスター相手だ。気を引きしめていくぞ!」

ロレスのその言葉とともにそれぞれ湖を囲むようにしてモンスターが出てくるのを待った。

姿を現したのはナマズのような立派なヒゲを持つモンスター!

「俺がいくぜっ!」

そういってカマニがカードを飛ばす。カードは見事にモンスターの体に突き刺さる…ナマズのモンスターは苦しそうにうつむきながら体を震わせた。

「っしゃあ!やったぜ」

カマニはガッツポーズをした…が、次の瞬間、なんとカードが黒い炭になって焼け落ちた。

「は?なんでだよ!」

この現象には何か理由があるはず…

「カマニ、もう一回ヤツにカードを投げてくれ」

ロレスとルシアはそれを探るため、カマニにもう一度カードを投げてもらった。

先ほどと同じくナマズのモンスターが身を震わせる…その際に何かが水面を走った。

「わ、分かりました…!」

ルシアが口を開く。

「何が分かった!?」

「電気です…この魔物…電気を使ってます…!」

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