水辺の苦悩
3人は次の村へ行くために森の中を急いだが、そう簡単にはたどり着けない。イバラのモンスターや悪臭を漂わせる植物型モンスターなど、かなり多くの敵と対峙しているうえ、なかなか先に進めない。
「これはかなりかかるな…」
「さっきから魔物が多すぎます…!」
「いつになったら着くんだかな」
そんな愚痴をこぼしながらも先を進んでいく。すると、周りがひらけた湖に出た。
「やったぜ!」
カマニが叫んだが、それとともに水面がブクブクと膨れ上がってきた。
「ちっ、ここまできて魔物かよ!」
カマニは不貞腐れながら武器のカードを構える。ロレスとルシアはいつも通り、ロレス攻撃ルシア回復の体制をとる。
「初の水系モンスター相手だ。気を引きしめていくぞ!」
ロレスのその言葉とともにそれぞれ湖を囲むようにしてモンスターが出てくるのを待った。
姿を現したのはナマズのような立派なヒゲを持つモンスター!
「俺がいくぜっ!」
そういってカマニがカードを飛ばす。カードは見事にモンスターの体に突き刺さる…ナマズのモンスターは苦しそうにうつむきながら体を震わせた。
「っしゃあ!やったぜ」
カマニはガッツポーズをした…が、次の瞬間、なんとカードが黒い炭になって焼け落ちた。
「は?なんでだよ!」
この現象には何か理由があるはず…
「カマニ、もう一回ヤツにカードを投げてくれ」
ロレスとルシアはそれを探るため、カマニにもう一度カードを投げてもらった。
先ほどと同じくナマズのモンスターが身を震わせる…その際に何かが水面を走った。
「わ、分かりました…!」
ルシアが口を開く。
「何が分かった!?」
「電気です…この魔物…電気を使ってます…!」




