起
ごめんなさい、貴方が勧めてくれたからやってみたは良いものの、私は早くも後悔しています。
こうやってこんな文字を客観視して仕舞うのは恥ずかしいと言うべきか、外在化して仕舞うのは勿体ないと言うべきか、何れにせよ慣れない事だから緊張して仕舞って仕方無いの。
貴方は本当にこれを私に言ったの?
勿論他の誰かに見せる想いじゃないのは確かなんだけど、それでもそう思わずには居られないし、寧ろ貴方だからこうも躊躇われるのかな。
貴方に見せない、けど貴方宛て、って酷い自家撞着だけどね。
お目汚しにならない事を偏に願ってるから、如何か拒まないで欲しいけど、でもこれは所詮私の身勝手な理想の押し付けだから、破り捨てたいならそうして欲しい。
その時はもう私は此処には居ないだろうから、煮るなり焼くなり好きにして欲しい。
忘れ去って、私の事も記憶から消し去って、それでお終いにして。
でも、出来れば矢っ張り、忘れないで。
此処には私と貴方しか居ないから、貴方に忘れられたら、私は本当に死んで仕舞う。
貴方は若しかしたら何処にも行けるのかもしれないけど、私はそうじゃないから、此処に一人残される。
それは、悲しいよ。
外で貴方とやりたい事も、一杯有るのに。
だから貴方の言う『神の御加護』で、如何か私を守って、離さないでいて。
私も貴方を離さないから。
若し離しちゃったら、私は寂しくて死んじゃうよ。
『私の天使さん』なんだから、それ位、良いでしょ?




