3話 あー楽しい
「ふむ、それは少々困りますね」
セーーーーーーフッッッッッ!!!!!
あっぶねぇぇぇええええ!!!!!
転生(転移?)すんのもうちょい遅れてたらアウトだったじゃねーか!!!スタート前からゲームオーバーとかいくらなんでも洒落になんねえ!
「誰!?」
「誰だテメエ!」
いかん落ち着け、"執事はもっとクールだろ?"よし落ち着いた。早速執事スキルが役にたったな
「どうもはじめまして、私はクロードと申しまして、見ての通り執事で御座います。以後、お見知りおきを」
ああうん、どうでもいいけど名前はクロードにした。執事が達哉とかなんかダサいしセバスチャンとかだとぜってー他の執事と被るし
「さて貴方に恨みは無いのですが、お嬢様を害されては困りますので、僭越ながら私が排除させていただきます」
"執事なら隠しナイフくらい首に当てれるよね?"
「なっ」ブシュァアア!!!
ドサッ
流石俺、瞬殺。100%執事スキルのおかげだけど
「た、助けて頂いたことは感謝致しますわ。ですがあなたは一体何者なんですの?」
おおう、こいつ自分を害そうとしたやつとはいえ、目の前で首から血ブッシャー!して死んだってのに欠片も気にしてねえ上に、俺のことを警戒する余裕まであんのかよ。
胆据わってるってレベルじゃねえぞ。元日本人の少女よ、鍛えられ過ぎじゃね?
「先程も申し上げた通り、クロードと申します。新しくあなた様に使える事となったしがない執事で御座います」
「アクロイド家の者で御座いますわね。流石お父様ですわ、この事を読んでらっしゃったとは」
「いいえ、アクロイド家の者では御座いません」
「ではお父様に雇われたんですのね」
「いいえ」
「で、ではお父様はこの事をご存知無いのですわね!?」
尊敬したのを返してください!って言われても知らんがな
「いいえ」
「じゃあもう一体なんなのよ!!!」
「ですからしがない執事のクロードだと申し上げているではありませんか。全くお嬢様は...」
「私!?私がわるいんですの!?」
やべえ!これ楽しいわ
「私の依頼主は神様ですね」
いい加減話を進めようジャマイカ(※誤字ではない)
「ふざけてるんですの!?」
そりゃ普通なら頭を疑われるわな。でもなお嬢様、あんたも神に会ってるんだからな?
「いえ、ふざけてなどいませんよ、夏実お嬢様?」
秘技、転生前の名前!これでちょっとは話を聞く気になったかな?いやー、執事スキルマジ便利。"執事なら主の名前くらい普通に分かるよな?"
っかあのクソ神の野郎、ずっと少女少女言いやがって、名前教えろってんだ
「私の名前...こちらに来てからは1度も使ってないのに...神様...まさか、あなたも日本人?」
「Exactly(その通りで御座います)」
「こんな時に無駄にいい発音でふざけないでくださる!?...まあ今の一言で転生者だという確証は持てましたのでよしとしましょう」
流石お嬢様!あれ?これなんて劣等生?さすおじょ?なんか語呂悪いな
「神様からの依頼、と言っておりましたわね。何を依頼されたのかお聞きしても?」
「あなた様のサポートです」
「...は?」
「あなた様のサポートを依頼されました」
「意味が分かりませんわ」
「サポートというのはですね...」
「サポートの意味くらい知っていますわよ!そういうことを言っているのではなくてですね!」
「ですから、夏実お嬢様のサポートを依頼されたのです」
いい加減面倒になってきたな。よし、ここはアレだ!
「実は、カクカクシカジカ、という訳なのです」
「なるほど、そういう...って分かる訳ないでしょ!!貴方バカなんですの!?バカなんですわね!?」
やっぱ面白いわ、これ。しっかし話が進まん(99%俺のせい)よーし、もうカットだ
~10分後~
「つまりお詫びとして転生させたのに私が殺されそうなのでサポートとして貴方が送られてきた、と。そう言いたいのですわね」
あっさりとまとめられたな
「漸く分かってていただけましたか」
「100%貴方のせいでしょう!?もういいですわ。セバスも死んでしまいましたし、どちらにせよ新しい執事を雇わなければなりませんわ。これからよろしくお願いしますわ、クロード」
ホントこのお嬢様はドライだなあ。執事死んだのに悲しんでねえ
つかやっぱいたかセバス、名前セバスチャンにしなくて大正解だな。死んだ前の執事もセバス、代わりの新しい執事もセバスとかだったらややこし過ぎる
まあ、何にせよ
「かしこまりました、夏実お嬢様」
これにて一件落着!ってね
スキル紹介
・マップ
自分を中心に最大半径50kmまでの地図を確認できるスキル。人物や建造物などにマーカーをつけることも可能




