↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仮想現実~プレイヤーとして呼ばれた少女は仮初の世界で無双する。  作者: 冷崎
第一章 鮮烈な少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/42

第22話 骨、骨、骨!!

冷菓は情報を整理する。


「えっと、まずここは監獄ダンジョンって呼ばれる場所で、今私がいる場所が10階層。じゃあ私は上を目指さなきゃいけないのね。」


この階層はスケルトンしかおらず、他のアンデッドはいない。


「あの部屋次の階層への扉だったのか。」


冷菓は手帳の最後のページに描かれたマップを開く。

その地図はものすごく緻密に描かれており何度も修正された跡が見える。何度も何度も地図を確認し、修正しながら進んできたのだろう。


「この人、絵描くの上手かったんだろうな。しかも子どもまでいた。そんな人がここに閉じ込められるなんて.....」


冷菓の心にちょっとした怒りが込み上げてきた。


「デュラハン許さん!」


もちろん、日記を書いた冒険者がデュラハンに倒されたという確証はない。だが閉じ込められた原因だというのは確かだ。

冷菓はその人が着ていた緑色のローブを剥ぎ取り羽織る。


「これもらうよ。そして仇は取る。」


冷菓は地図を見ながら9階層へと続く階段へ歩き始めた。

しばらく歩いていると、暗闇の奥からガシャ、ガシャという音が聞こえてきた。


「また?!」


冷菓が足を止める。

すると、通路の奥から数体のスケルトンが姿を現した。手には剣や棍棒。

先ほどまでの冷菓なら、警戒して慎重に距離を取っていたかもしれないが、今は違う。


「もう、あなた達には負けないよ」


冷菓は長剣を構える。


【仮想認識】を発動。


すべてが、まるで事前に分かっているかのように把握できる。

一体目が斬りかかってくる。冷菓は半歩横へ移動し、その攻撃をかわす。


「よっ」


そのまま長剣を振り抜く。


ザシュッ


そのままコアを破壊する。

そのまま2体目、三体目と倒していく。


「ふう....」


以前なら、この程度の数でも命懸けだった。

だが、今の冷菓にとっては、もはや大きな脅威ではない。

レベルが上がったこと。

ステータスが強化されたこと。

そして何より、何度も戦闘を経験したことで、冷菓自身の動きも変わっていた。


「少しは強くなれたかな。」


だが首を振った。


「いや、まだまだだ!もっと頑張らないと。」


冷菓は真剣な表情になり歩いていく。

とある曲がり角を曲がると木でできた扉があった。


「お!扉だ。」


ドアノブに手をかけてみると、鍵はかかっておらず開けたらそのまま入れるようだ。


「怪しいなあ。これ絶対入って下さいって言ってるようなものじゃん。」


冷菓は扉にある隙間から中を覗いてみる。すると薄暗い部屋の真ん中に台座がある。

その上には何か光るものが置いてある。


「なんだろうあれ?お宝?けど罠だよね?」


冷菓は少し考える。

(このまま階段探して上の階に行っても絶対殺されるしなあ、ならこの階層でレベル上げしたほうが良さそうだし。よし。)


冷菓は扉を開け中へ入る。

そのまま台座のところへ歩き光るものを見てみるとそれは耳飾りだった。

黒く輝く漆黒のリング型の耳飾り。


「綺麗〜!」


耳飾りを取った瞬間地面に巨大な魔法陣が現れた。


「やっぱ罠じゃん!」


すると周りからスケルトンが次々と湧き出てきた。


「ヤバイヤバイヤバイ!!これどんどん倒し続けないといけないパターン?!」


冷菓は剣を構えスケルトンに対し先制攻撃を仕掛ける。

スケルトンが出てくるスピード8秒に4体程度だ。

最初に正面にいるスケルトンのコアを狙う。


「新しいスキル使ってみるか。」


【ピアース】!!


叫んだ瞬間剣が白色に光り、素早い突きがスケルトンのコアめがけて飛んでいく。

そして粉々に砕いた。


「強っ!一撃?!」


ピコンっ


「レベルが上がりました。スキルポイントを10付与します。」


「おっ!レベルが上がった!よ~し!このままレベルを上げるぞ!!骨狩りだ!!」


冷菓は次々とスケルトンを葬った。

剣を持つ骨、棍棒を持つ骨、防具を着ている骨、槍を持つ骨。

様々な武器を持つスケルトンがいたが冷菓の敵ではなかった。


「おりゃ!次!」


スキル【仮想認識】で周囲の敵の位置を把握。

更に武器が壊れたとしてもスケルトンがドロップした武器を拾い、また戦う。

【適応】スキルがうまく噛み合っている。冷菓のレベルは段々と上がっていく。


「よし!こいつでラスト!!てりゃあああ!」


冷菓は長剣を大きく振りかぶる。


バキャ!


コアを砕き倒し終える。

最終的に約40体ほどのスケルトンを倒した。


「これで終わり?」


冷菓は呼吸を整える。

地面には武器やら、防具、ポーションが転がっている。

レベルも上がっており、スキルポイントが溜まっている。

冷菓は自身のステータスを確認する。


個体名:森冷菓

種族:人間

職業: ヴィルトゥアリス

レベル:16

HP:800

MP:15

STR:38+10

DEF:5+10

VIT:29

AGI:47+10

INT: 110

LUK: 72


スキルポイント80


取得スキル:

【アーツ:短剣術1、剣術2、槍術1、体術1、棒術2】

【コモンスキル:ピアース〈1〉、殺意突き〈1〉、骨砕き〈2〉】

【エクストラスキル:ーー】

【ユニークスキル:ーー】

【特殊スキル:ーー】

【固有スキル:適応〈2〉、仮想認識〈2〉、ストック〈1〉】

【称号:骨スレイヤー】


スキル効果:

【骨砕き】: スケルトン系の魔物に対しダメージが増加する。



冷菓は耳飾りを取り、付けてみる。

すると端末が鳴る。


「黒骨の耳飾りを獲得しました。

効果:筋力値増加5%」


「え?!ステータスを強化できるの?!やった!」


監獄ダンジョンの暗い部屋の中。

冷菓は初めて手に入れた装備品を嬉しそうに眺めていた。

評価、ブックマークお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。