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仮想現実~プレイヤーとして呼ばれた少女は仮初の世界で無双する。  作者: 冷崎
第一章 鮮烈な少女

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第13話 冒険者ギルド

冷菓達が歩いていると他の建物より一際デカい建物が見えてきた。


「着いたぞ。ここが冒険者ギルドだ。」


ガインが指を指すとそこには高さ4,5階にもなる建物があった。


「え、ここが。デカくない?!」


「他の街と比べるとこれでも小さいぐらいなんだがな。」


「これで?!」


冷菓は驚愕しつつも外見を見ていく。入口には木製の看板が吊るされており、剣と盾の紋章が描かれている。


(これが冒険者ギルドか、)

ゲームや漫画でしか見たことがない光景に期待をふくらませる。


「早く行くぞ!」


ガインが先行し、中へ入っていく。続いてエミリー、ミナ、レイン、そして冷菓の順で入っていく。

扉を開けると一気に人々の話し声が聞こえた。

中央には巨大な柱が立っており更に2階は吹き抜けになっており冒険者達が上から観察している。腰には剣を携帯しており、体に傷跡もある。


左側には酒場があり、真っ昼間から酒を飲んでいる冒険者がいる。


「昼間から飲んでて良いんですか?」


冷菓はエミリーに質問を投げかける。


「冒険者って言うのは、この世界で一番自由な仕事なんだから良いのよ。」


「....楽しそう」


冷菓は呟く。

右側には紙が貼られたボードがあった。

(もしかしてあれが依頼板か?!)


目を輝かせていると後ろから誰かがぶつかってきた。その衝撃で冷菓は地面に転がってしまった。


「痛っ、ちょ、なにすん、の、よ........」


冷菓はぶつかってきた相手に一言言おうと上を見上げるとそこには筋肉ムキムキモヒカン頭の冒険者が立っていた。腰には大剣を挿しており、鉄製の鎧を着ている。

(きゃあー!!殺される!!!!)


冷菓が心のなかで叫ぶと、モヒカン頭が手を差し伸べてきた。


「嬢ちゃんすまねえな。小さくて見えなかったぜ。」


「あ、いいえ、大丈夫です...」


冷菓は手を借りて立ち上がる。するとガインがそいつに話しかける。


「おお!!ギルじゃねえか!久しぶりだな!この街に来てたのか!」


「ガイン!護衛依頼でこっちに来てたんだ。今から報酬を受け取るところだぜ。」


ギルは親指を立て窓口を指す。

そこには銀行にいる女性職員のような人たちが窓口に立っている。


「そうか、じゃあ今度一緒に酒でもどうだ?」


「いいぜ!じゃあ詳しい話はまた今度な。またな。」


ギルはガインに対し手を振り、窓口の方に歩いていく。


「さて、俺らも行くか」


ガインは皆を連れて空いてる窓口へ向かう。


「ようこそ!冒険者ギルドへ!」


茶髪ポニーテールの女性職員が笑顔で挨拶をする。

服はスーツのような物を着ており、ネクタイまで結んでいる。


「先に依頼報告を。で、これがその証拠だ。」


ガインはカバンからフォレストウルフの尻尾を取り出した。

昨日の夕方フォレストウルフの肉を取ると同時に回収していたらしい。


「パーティー名をお伺いしてもよろしいでしょうか?」


「鉄筋(スティールマッスル)だ。」


パーティー名をいった瞬間冷菓が吹いた。


「ブフッ!!す、すいません、ふふ(笑)」


えみりーや、レイン、ミナまでも頭を抱えた。


「だから言ったじゃない。名前変えよって。」


エミリーがガインに対して文句をいう。


「ええ、良いじゃないか強そうだろ!」


「「「「何処が!!!」」」」


全員揃って否定する。

すると職員は咳払いをし、話を戻すよう促す。


「あ、ああ、すまねえ。」


「スティールマッスルですね。確認いたします。冒険者カードを預かってもよろしいでしょうか?」


ガインは職員にカードを渡す。

職員はフォレストウルフの尻尾とカードを持ち、裏へと歩いていった。

数分後、職員の手にはトレーが乗っており上にはお金と先ほど渡した冒険者カードが乗っていた。


「おまたせしました。確認が取れましたので。報酬の方に移らせて貰います。フォレストウルフ5体で銀貨60枚です。確認をお願いします。」


「エミリー、確認しといてくれ。それともう一つ、レイカの冒険者カードを作ってくれねえか?」


ガインは冷菓を前に連れてくる。


「よろしくお願いします。」


「わかりました。まずこの紙に記入をお願いします。」


「わかりました。」

(どれどれ〜、)


冷菓は渡された羽根ペンと紙を受け取り記入を開始する。


「名前(必須)

 年齢(必須)

 職業(なしなら、なし、ある場合はその職業名を)

 戦闘スタイル(お好みで)」


冷菓は次々と記入していくが戦闘スタイルの欄で手が止まってしまった。


「これって書かなきゃいけないんですか?」


冷菓は職員に質問する。


「そこは書かなくてもいいですよ。現在の戦闘スタイルでも理想でも。」


冷菓は記入し終わり、職員に提出する。

職員は紙を受け取り、奥の部屋へ持っていく。


「奥の部屋で何やってんですか?」


冷菓がエミリーに聞く。


「奥の部屋であなたの情報をまとめて、カードにしてるのよ。そうかからないと思うわ。あ、ほら。」


奥の部屋から鉄製のカードを持った職員が出てくる。


「こちらがあなたの冒険者カードです。冒険者にはランクがG-SSSランクまであります。G、Fが駆け出し、Eが一般、D、Cがベテラン、Bが熟練、Aがエリート、S-SSSが伝説となっております。冷菓さんは推薦とかも無いのでGランクスタートです。頑張ってください!」


「ありがとうございます!」


レイカの冒険者ライフがスタートするのだった。



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