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俺はガチで中二病なんかじゃない!!  作者: のとに館長
天使編
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幸せはいつの間にか無くなる。by小春←せつないな。by圭介←圭介も私が家出てからせつない?by零←そんなことはなーい。by圭介

桜田(さくらだ) 小春(こはる)は放課後、いつも通り部室に向かっていった。今日は掃除当番だったので少し遅れている。


そこに天使が舞い降りた。


「よっ小春」


壁に寄りかかって小春に挨拶をする男。風間(かざま) 海斗(かいと)である。


「えっ風間先輩!?あれ?今!?」


テンパる小春。


「お前の事を呼んだんだよ」


「にょああ!?」


「めちゃくちゃてんぱってるな」


「あの、あ、あ、」


小春は緊張し過ぎて声が出ない。何を喋ろうか考えていたとき風間が


「どうだ、ちょっとどっかに行かないか?」


「えっ…はい…」


小春は顔を赤くして頷いた。

















風間はイラついていた。何故ならソロモンの指輪を回収出来ないからだ。かれこれ一週間たっている。


毎度毎度、小春に隙がない。指輪の話しをするといつも


「おばあちゃんの形見何です」


そう言っていつも笑う。


「ふざけるな…あれは私のものだ…」


風間はついにキレた。
















悪魔研究部にて、小春以外のメンバーは集まって居た。


「最近小春っち来ないね」


とある誰かの黙示録を読んでいる綾子が言った。


「確かにな。サボりか?」


「あるいは彼氏とか」


零は笑って言う。


「認めない!私より強い奴でなければ渡さないぞ!」


響は立ち上がって言う。


「お前はお袋か?」


圭介が響にツッコム。


「いや、姉だ!」


「血繋がってないでしょ」


「そう言う問題じゃないでしょ」


綾子が圭介を軽く叩いた。


「とにかく連絡は来ているのよね…。でも詳しくは分からないのよね」


零が携帯電話を見て言う。


「悩み事かな…」


綾子が心配そうに言った。





その心配が現実となる。
















小春は今幸せだった。大好きな人と一週間もデート出来ることは何より幸せだった。

その反面風間はイライラしている。


「次どこに行きますか!?」


強引につれ回す小春。


「そうだな…人気の無い所かな」


「えっあっえっん…ならあそこが良いと思います…」


照れながら言った。そして彼らは人気の無い公園向かった。








『遂に私にも春が来ましたよ零先輩!!』


心の中はすでに舞い上がっている。ドキドキが止まらない。


「小春」


「ひゃい!?」


遂にきた。小春は深呼吸をした。でもドキドキは止まらない。


そして風間は


「指輪を返して欲しい」


「えっそんな…まだ貰ってないですよ…」


小春は顔を真っ赤にした。


「ソロモンの指輪のことだ」


「えっ?」


小春は風間を見る。はりつめた緊張感が漂う。


「君も分かっているがそれは悪魔や天使を使役できる危険な指輪だ。認めていないものに使わせたくは無い」


小春は目を丸くする。

風間は強引に小春の手を握り指輪を取ろうとした。


「いや、ちょっと放してください!!」


小春は風間の腕を振り払う。


「風間先輩はそんなことする人じゃ無い!!あなた一体誰よ!!」


強気に言う小春。


「大天使…いや熾天使ミカエル」


そして風間の背中から六枚の白い羽が生えた。

何と神々しい。


「さあ渡して貰おうか」


「絶対嫌!!」


「ならば奪うまで」


小春は走って逃げる。しかし、ミカエルはすぐに追い付いた。

そして小春の手を握り指輪を外した。

それは一瞬の出来事だった。


「返して!!」


「元は私のものだ!」


ミカエルは小春を突き飛ばした。小春は木にぶつかった。


「返してよ…」


泣きながら言う小春。


「何で…先輩はこんなことするんですか…」


ミカエルは小春を睨む。


「人のものを返すのは常識だ。人?いや天使か?」


ミカエルは指輪を見つめる。


「やはり綺麗だな…」


「返してよ…」


「まだ言うか!」


ミカエルは小春に衝撃波を放つ。


「きゃあ」


しかし小春は泥だらけに、傷だらけになろうともミカエルに言う。


「返してよ…おばあちゃんの指輪!!」


「しつこい!」


今度は強めに衝撃波を撃つ。

小春は木に叩きつけられる。そして小春の後ろの木が折れた。

小春は気絶した。


「はぁしつこいものだ…しかし回収は出来た。後は神器だけか…」


その場を後にするミカエル。


「返して…」


小春が小さく呟いた。














小春が怪我をしたのを知った悪研メンバーは小春のお見舞いに行くことにした。

しかし、彼らは小春とミカエルのやり取りを知らない。


小春の母親が娘が怪我をしたので部活も少し休ませます。


との連絡がきただけ。なので詳しい事は何も知らない。


「当分来れないのかしらね」


零が心配そうに言う。


「なぁに、唾浸けとけば治るよ」


お見舞いに買った花を持っている綾子。


「原始的だそ。せめて消毒液だろ。もしくは絆創膏(ばんそうこ)


圭介は右手に袋を持っていた。中には勿論消毒液と絆創膏が入っている。


「だからって絆創膏買う馬鹿いないだろ…。病院だぞここ!!」


響が呆れて言う。


「今の圭介は少しおかしくなっているのよね」


ちらっと圭介を見る零。


「ちゃんとご飯食べてる?」


「おにぎりとカップラーメン生活が続いてる」


「私が家に戻った後あなたに何があったの?」


薄目して圭介に言う。

そして小春の病室にきた。


「お邪魔しまーす」

「失礼します」

「おはようございます」

「こんにちは」


同時に言う悪研メンバー。

直ぐに小春を見つけた。小春は右腕を骨折していた。


「唾じゃ治らないわね」


「当たり前だろ」


「絆創膏でも治るか馬鹿」


静かに突っ込みを入れる。


「こんにちは小春ちゃん」


零が小春に挨拶をする。しかし、小春は反応しない。


「何か思ったより重症だね…お花買ってきたよ…小春っち…」


何も反応しない。


「どうする圭介っち」


「圭介っち言うな。ここは俺に」


すると病室のドアが開いた。


「あらあなた達はどちら様?」


三十代後半のおばさんが病室に入ってきた。


「初めまして、私たち小春ちゃんが所属している部活の先輩です」


「まあ小春の!?」


「はい」


零は微笑んで言う。


「あらまぁごめんなさい、今小春何も反応出来ないの」


「何があったんですか?」


零は小春母に聞く。


「何でも精神的にショックな事があったとか…」


圭介は少し昔の事を思い出してしまった。


「大丈夫何ですか…?」


圭介は小春母に聞く。


「それは分からないのよね…。せめて指輪か見つかればね…」


「指輪?」


響が反応した。


「えぇおばあちゃんから貰った指輪」


悪研メンバーは顔を揃える。


「何者かに指輪が盗まれた…」


「こんなこと出来るのは放課後の魔術師か?」


「可能性は大きいわね」


圭介と零が意見を言い合う。その時また病室のドアが開いた。


「こんにちは少しお話しいいですか?」


現れたのは小春母よりも若そうな男だ。


「刑事さん。まだこの子は喋れる状況じゃ」


「あーいえ話しが有るのはその人達です」


刑事さんは悪研メンバーを指差した。


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