私はよしねちゃんの笑顔の為なら何でもする!by茜←我はデートの為なら何でもする!by大坂←最初の方変えただけでこんなに意味が違うとはby圭介
佐々木 茜は非常に困っていた。
親友である 青葉よしねが3日程前から元気が無いからである。青葉よしねの元気の良さは茜にとって何より元気にさせられる魔法だ。
その元気がなくなったよしねがすごく心配でしょうがない。
「ねぇよしねちゃん!今日クレープでも食べない?」
茜が元気によしねに言う。クレープはよしねの大好物だからきっと元気が出るはずなのだか、
「ゴメン…そんな気分じゃないんだよね…」
とてつもなく重症だ。例えるなら焼肉定食の焼肉の部分が無い位重症だ。
茜はある人物に相談することに決めた。
「確かに最近のよしねは元気無いな…」
弱々しく言ったのはこちらも元気の無い 小野田 圭介
「でしょ!だから元気つけさせてよ!」
「いや、無理だろ…。原因を特定しないと、何で元気無いのかさえ分かれば元気付けられるけど」
「そっか…」
茜は3日前の記憶を呼び戻す。
あの時は朝から元気無かったよね。弁当も半分残してたし、体育の授業も上の空だったし…
「会話の途中で申し訳ないが小野田殿を少し借りても良いか茜殿」
茜に言って来たのは、ぽっちゃりとした体型にデカイ眼鏡をかけた大坂 四郎である。
大坂は圭介を上から見下ろした。
「なんだ大坂か…要件は?」
「3日程前の生徒会副会長 島田 零との交際報道の事であーる!!」
大坂は歌舞伎役者がよくやるポーズをした。
「あれはデマって事になってるだろ」
「でもキスはしてるんですよね!?」
「なっそっ、んな事してねーよ…」
「動揺してるってことはしましたね!これは軍法会議ものですよ!?」
「3日前…」
圭介と大坂が言い争っているなか茜はふと思い出した。
3日前は小野田くんが副会長との報道があった日。その事よしねも知っている、そう言えばよしねは小野田くんの事好きそうだった…
「あーーーーーーーーー!!」
茜が大きな声を出したので圭介と大坂は驚いた。というよりはクラス中が驚いた。
そして茜は一つの答えが出た。
「よしねちゃんが元気無いのは小野田くんのせいだよ!!」
そう言って茜は圭介に指を指して言った。
「何で?」
困惑する圭介に茜は
「小野田くんがあんな報道されてショックなんだよ!どうして気が付かなかったんだろ…」
「そんな事で元気無くなってたのか」
「そんな事!!」
茜は圭介に怒った。
「乙女心をなんだと思ってんのよ!!」
「はぁ!?どういう意味?」
茜は圭介がここまで察しの悪い男だとは思わなかったので少しイライラしてしまった。
しかしよしねが圭介の事を好きだと言うことは言わない方が良いと考えて
「あのね…友達が何の報告も無しに誰かと付き合ったって聞いたらショック受けるでしょ」
「確かに…」
意外にも圭介は納得した。そして納得した圭介に茜は
「今のよしねちゃんは小野田くんが思ってる気持ちと一緒なの…だからよしねちゃんとデートしてきて!!」
「何で!?何でデートっていう結論が出るんだ!?」
「うまくいけばよしねちゃん元気出ると思うんだけどな~」
そんな事を言われれば圭介断れない。だが一人その事に反対する人物がいた。
「そんな事許しません!副会長だけでなくクラスメイトともデートするなんて羨ましい、じゃなくて羨ましい!あれ?」
「心の声駄々漏れだぞ」
「とにかくそんな事すればどうなるかわかりますか!?」
「なら大坂君も一緒に来る?」
茜は必死になっている大坂に言った。
「本当ですか!!」
「但し!よしねちゃんには近付かないなら許可する!」
「イエッサー!」
「お前らも来るの!?」
大坂は茜に敬礼した。
圭介は不安だった。こんなことで元気つくのかっと。
茜はよしねに土曜日にデートする事を伝えた。
「ふぇ!そんな事いいよ!今さらどんな顔すれば良いのかわかんないし…」
「弱気になったら駄目だよ!副会長とは付き合っていないって言ってもキスはしてるんだから」
よしねは下を向いた。だけど、茜は諦めなかった。たった一つの笑顔のために
「今回のデートうまくいけば小野田くんと付き合えるんだよ」
「圭ちゃんと…」
よしねは顔が赤くなった。そして
「もぅわかったよ!いくよ!」
「やったー!」
茜はよしねに抱きついた。
後は圭介がちゃんとよしねの事をエスコートすれば完璧!
してと土曜日を待つことにした。




