大きな過ちby圭介←何が過ちですか!!by大坂←え?いや、お前には関係無いよby圭介
圭介は彼女を作りたくない理由を話した。
「高校一年の時、すげぇ優しい人に出会った。友達が出来なくて毎日がつまらなかった日々がそいつと仲良くなって楽しくなった。俺はいつの間にかそいつの事が好きになっていた。そいつの笑顔が一番落ち着いた」
「女の人よね?」
「当たり前だ」
圭介は少し笑って言った。
「クリスマスに告白しようとしたんだ。プレゼントも買ってさ、バカみたいだろ。でもクリスマス前に彼女はある事件にまきこまれた…」
「事件って…?」
圭介の顔は今にも泣きそうだった。
「性犯罪にまきこまれた…。彼女はそれから笑わなくなった。笑顔を喪ったんだ…。俺は彼女の笑顔を奪った奴らに復讐を誓った。俺は探しまくった。そして見つけた。見つけて殺そうと思った。でも逆に俺がころされかけた」
圭介は一粒の涙を流した。
「そんな時だ俺の頭の中から声がした。『俺と契約をすればこいつらを殺してやる』ってな」
「もしかしてそれが死神!?」
「あぁ、そして契約した。でも死人は出なかった。俺はこの力を使って根絶やしにすることにした」
「根絶やし?」
「犯人はその街でも有名な不良学校の生徒だった。だから俺はその生徒全員殺すつもりで行った」
圭介の涙はいつの間にか乾いた。
「そして俺はその不良学校の生徒全員半殺しにした。俺の復讐は終わった。でも俺がそれを殺ったのがバレて俺は家を追い出された」
「警察とかは?」
「捕まったよ。でも俺の元親は有名人でさ。金でなんとかしたみたい。まぁ元々あの家は嫌いだったから気にはしなかったけどさ…」
圭介の目に再び涙がうかんだ
「でも俺が学校襲ったり家追い出された事を彼女が知ったんだ。そして彼女は自分をせめて自殺した」
涙が流れた。
「俺が勝手にやったことなのに…、責める必要なんてないのに…、俺が…俺が…俺が殺したようなもんだよ…」
零は圭介を抱き締めた。
「今の私にはこれしかできない。ごめんなさい。でも話してくれてありがとう。だから今はいっぱい泣きなさい。私が側にいるから…」
圭介は大泣きした。零は強く抱き締めた。
「なんか悪かったな。折角のデート台無しにしてさ。でもありがとうな」
圭介は零の家の前でお礼をした。
駅到着後、圭介は零を家迄送った。特に何もない普通の一軒家である。
「そんなこと無いわよ。私も色々と嬉しかった」
零は首を横に降った。
「そういえば聞きたかったんだけどさ、何で零は俺に票をいれたんだ?」
そもそもこのデートは零が彼氏したいランキングに圭介を投票した理由を聞くための条件としてやったのだ。
「知りたい?」
零は圭介の頬に手を当て
「あなたの事が好きだからよ」
そう言って圭介の唇にキスをした。
「それじゃまた学校で」
零はそう言って家に帰った。
圭介はただ呆然と立ち尽くした。
「イヤー流石生徒会副会長ですね。あっしもびっくりですよ。ねっ旦那!」
死神が圭介を小馬鹿にした。
「ウッセー、てかどうすりゃ良いんだよ!明後日の学校、超気まずい…」
圭介はリビングにあるソファーに体育座りをしていた。
「大丈夫ですよ旦那、嫌われた訳じゃ無いですし!クククハハハ」
圭介は死神の召喚を止めた。
学校に来た圭介は憂鬱な気分だった。だがそんな憂鬱な圭介に
「ようよう圭ちゃん。いつもテンション低いね~。アタシみたいに明るくなりなよ」
空気の読めない青葉よしね登場。
「あー無理!今日は無理!」
そう言って圭介は足早に学校に向かった。
学校に着いた圭介は周りから冷たい視線を浴びた。今にも男子達が圭介に襲い掛かりそうな勢いだった。
大坂が圭介の前に現れ
「小野田殿!!これはどういう事ですか!?」
大坂は1枚の紙を圭介に渡した。圭介とよしねはそれを見て二人とも絶句した。
『小野田圭介 島田零と熱愛?』
と書かれた学校新聞だった。
新聞にはちゃんと写真も貼ってあり、圭介と零がキスしてるところがバッチリと撮られていた。
「圭ちゃん…、副会長と付き合ってたんだ…」
「まさか明彩三大美女の1人に手を出すとは…裏切り者!!」
よしねはいつもの元気を失い、大坂はぶちギレてた。放心状態の圭介は我に戻り弁解した。
「いや違うんだ!俺と零は別に付き合ってなんか」
「下の名前で呼んでるのですか」
新聞部の高野は圭介にマイクを向けた。
「小野田殿…いくら彼女作ろう部の部長でもやって良い事と悪い事位区別出来るでしょ!」
「どうなんですか小野田さん?付き合っているんですか?ちなみに絶賛生放送中です」
どうやらマイクは学校のスピーカーに繋がってるみたいだ。
「何を騒いでるの?」
現れたのは今回のスクープの中心人物、生徒会副会長島田零だ。
「副会長に質問です。小野田さんと交際してるのですか?」
高野が零に聞いた。そしてその答えは全校生徒を震撼させた。
「えぇ、付き合ってるわよ」
この発言に一番驚いてるのは圭介であろう。
「な な な 何を!?何をいってんの!?」
圭介は零に聞く。
零は口元に人差し指を置き、学校の方へ歩いて行った。
圭介は思う。
もう落ち着いた学園生活は無いのであろうと。圭介は立ち尽くすだけだった。




